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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第3章
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そして浮き輪でぷよぷよ浮いていたら「紗羅ちゃん?」と誰かに声を掛けられた。




ん?誰だろう?と振り向くと空がいた・・・。




げっ空じゃない、なんでこんな所で会うかな・・・。




「空久しぶり・・・」



「久しぶりだね会いたかったよ❤」




いえ・・・私は会いたくなかったんですが・・・。




「櫂斗君と来てるの?」


「うんそうだよ。空は誰と来たの?」


「男友達と来たんだ。だけど紗羅ちゃんに会えてラッキーだよ♪」


「はぁ・・・」


「ところで何で浮き輪?もしかして泳げないとか?」


「あははっ、まあね・・・」


「そっかぁ・・・可愛い~❤俺が教えてあげようか?」


「いえ結構です!!!」




もう・・・こんな時に限って櫂斗は側にいないんだから!!!



どこに行ってるのよ!!!




「おい・・・一条、紗羅に近づくなって言っただろ?」と櫂斗が息を切らしてやって来た。




よかった櫂斗だ・・・。


もしかして急いで来てくれたのかな?そうだと嬉しいな。





「いやだなぁ・・・本当に偶然会っただけなんだけどなぁ」



「本当か?」


「ああ」


「紗羅行くぞ!!」


「うん待って櫂斗」


「ったく・・・紗羅アイツに近づくなよな」


「近づいたんじゃなくて、向こうからこっちに来たんだよ?怒らないでよ櫂斗」


「うん、わかった」


「ねぇ櫂斗私ソフトクリーム食べたい」


「じゃあ買ってくるから、ここで待ってて」


「うん」



櫂斗ってなんだかんだ言っても優しいんだよね。



「紗羅ほら、はい。ミックスでよかったんだろ?」


「うん、ありがとう櫂斗」



そして私はソフトクリームを食べる。



「美味し~~い❤櫂斗も食べればいいのに」


「俺は甘いの苦手なの」


「そうだったね。でも本当損してると思うけどなぁ・・・」


「そんなのは子供が食べるんだよ」



ん?今なにか言いました?

子供とかなんとか・・・。

ムゥゥ~~!!!



「子供だけじゃなくて大人も食べるんですよ~~だ!!!」


「ははっ相変わらず紗羅は子供だな」と意地悪な笑顔で言った。


「そんな子供と付き合ってるのは、どこのどなたですか?」


「ははっ俺様だけど♪」



ムカッ!!


いつになったら櫂斗に勝てるのだろうか?


はっ!!もしかして一生こんな感じとか?




それはさすがにないよね?たぶん・・・あははははっ。




「紗羅それより、アレ行かない?」と櫂斗が指差した所はスライダーだった・・・。



「嫌・・・無理!!櫂斗1人で行って来てよ」


「ダメ、ほらいくぞっ紗羅」



強制ですか?櫂斗さん・・・。


そして私は強制的に櫂斗に連れて行かれ、今スライダーの真ん前です!!



「ねぇ櫂斗やっぱり止めない?」


「無理だって、次なんだから。さっ諦めて一緒に滑るぞ♪」



櫂斗・・・なんかキャラ変わってない?


そんなに、スライダー好きなの?


私はこんなに怖がってるというのに・・・。

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