126
そして2時間後・・・。
「やったぁ私の勝ち~~~♪」
「マリずるい~~~!!!」
「ずるいってなにがよ?紗羅がミニゲームに負け続けるからでしょ!!」
うっ・・・それはそうなんだけど・・・なんか悔しい!!
そう私はミニゲームに弱い・・・。
何回もやっているにも関わらず、一向に上達しない・・・。
「悔しいなぁ・・・次は勝つからね!!!」
「ふふっまぁ頑張ってねぇ~~紗羅ちゅあん♪」
完璧にバカにされてるよね・・・。
「そうだ・・・ねぇマリそろそろティータイムにしない?」
「おっ!!それいいね♪」
「瑶子ちゃん~~」
「はいお呼びですか?紗羅様」
「うん、紅茶と適当にお菓子持ってきてくれないかな?」
「分かりました」
「ありがとう瑶子ちゃん」
「瑶子ちゃんって紗羅の専属のメイドなんだよね?」
「うん、私にメイドさんなんていらないのになぁ・・・」
「瑶子ちゃん綺麗だよね。なんかメイドしてるの勿体無い感じさえするよね」
「うん、私もそう思った。瑶子ちゃんも綺麗だけどマリも綺麗だよね。すっごく憧れてるんだぁ私❤」
「あら嬉しいこと言ってくれるじゃない❤でもね紗羅もすっごく可愛いのよ?わかってる?」
「ううん、私は可愛くなんてないよ。普通だって。だからね可愛くなる努力はしてるつもりなんだ」
「ふぅ・・・アンタってば自覚ないのね・・・」
え?なんかすっごく溜息つかれたけど・・・なんで?
「マリどうかしたの?」
「ううん、なんでもないわ。気にしないで」
「うん・・・それならいいけど」
トントンとドアの叩く音が聞こえ「紗羅様失礼します」と瑶子ちゃんが入って来た。
「紗羅様お紅茶とお菓子です。どうぞ」
「ありがとう瑶子ちゃん♪」
「では私はこれで失礼します」
「瑶子ちゃんも一緒に食べたらいいのに・・・」
「そうね。だけど瑶子ちゃんも仕事があるんじゃないの?」
「そっか」
「じゃあ食べよっか紗羅」
「うん」
「うわぁ・・・この紅茶すごい美味しい」
「あっやっぱりそう思う?私この紅茶気に入ってて毎日瑶子ちゃんに入れてもらってるんだ♪」
「そっかぁ・・・。このお菓子もすっごく美味しいし」
「うん」
「あっいっけない!私そろそろ帰らなくちゃ!!!」
そして時計を見ると18時になっていた。
「そうだね。じゃあまたLINEするね♪」
「うん、じゃあまたね紗羅♪」
そしてマリは早々と帰って行った。