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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第3章
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おじさんと昔会ったことあるの?



全然覚えてないや・・・。



「そっか・・・それは残念だ。あの時君は小さかったから仕方ないか・・・」と言って笑うおじさん。


「すみません一条さん」と謝るお父様。


「いやいいんです。これからよろしくね紗羅ちゃん」


「よろしくお願いします」と笑顔で答えた。


「しかし驚いたな。紗羅ちゃん綺麗になってて、もちろんあの時の君も可愛かったけどね」


「そっ・・・そんなことないです!!!」と私は照れながら否定した。


「そうだ君に紹介したい者がいるんだ。空こっちに来なさい」とおじさんが誰かを呼んだ。




そして現れたのは、さっきの美形の男の子だった・・・。


「あ・・・あなたさっきの・・・。」


「ん?紗羅ちゃん空を知っているのかい?」


「いえ・・・さっきちょっと会っただけです」


「ははっそうか。そういえば空と紗羅ちゃんは昔仲よかったよね。覚えてるかな?」


「いえ・・・」





全然覚えてないんですけど・・・。




「そうか。それは残念だ。空は私の息子なんだ。これからよろしくね紗羅ちゃん」


「紗羅ちゃんさっきはどうも。改めて

一条(いちじょう)(そら)です紗羅ちゃんよろしくね❤」とウインクをしてきた。





なんなんだコイツは・・・ウインクまでして・・・軽すぎ!!!




「よ・・・よろしく・・・」と私は顔を引き攣らせながら言った。




って言うか、よろしくしたくないんだけどな・・・。



ん?ちょっと待って・・・一条ってもしかして・・・あの有名な一条なんじゃ・・・。



有名な一条とは・・・愛野財閥とも同じくらいの地位にある家柄のこと。


そっか、そうだよね・・・。

愛野家ってお金持ちなんだもんね・・・知り合いが一条でもおかしくないんだった・・・。


「紗羅ちゃんちょっと付いてきてくれる?」と一条空が言った。




はい?何で私があなたに付いて行かなきゃいけないの?




でもお父様もお母様もコイツの親の一条さんも見ているわけで・・・断れるわけもない・・・。




「あ・・・はい・・・」とムカつく人・・・もう呼び捨てでいいや!!空の元に行った。



そして空に手を引っ張られて廊下に出た。



「ちょっと・・・痛いってば!!!離してよ!!」


「ああ悪かったね」と、これまた胡散臭い笑顔で言う空。


「そうだ・・・紗羅ちゃん本当に俺のこと覚えてないの?」


「うんごめんなさい・・・」


「そっか・・・」と空は悲しそうな顔をした。




そんな顔もするんだ・・・。



そう思っていると「紗羅」と櫂斗の声が聞こえた。




あっ櫂斗だ❤



「櫂斗来てくれたんだね。ありがとう♪」


「ああ。紗羅ドレス似合ってる❤」




きゃあ~~~櫂斗に褒められちゃった!!!




すっごく嬉しい♪

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