表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第1章
12/172

11

そんなこんなで櫂斗の家に到着~~。

って近くだから、1分もかからないんだけどさ・・・アハハ・・・。


そして私はインターホンを鳴らした。

ピンポーンピンポーン。


「は~い、どなたかしら?」


「こんばんは、渋谷紗羅です」


「キャー、紗羅ちゃん?久しぶりねぇ。待ってたのよぉ~♪」と言いながら、すっごくテンションの高い、おばさんが私の側に駆け寄ってきた。


「おばさん、お久しぶりです」と頭をペコリと下げながら、私は言う。


「紗羅ちゃ~ん元気だったぁ?」


「はい元気モリモリですよ!おばさんも元気そうでよかったです」と私は笑顔で言った。


「紗羅ちゃん綺麗になったわね」


「え?そんなことないですよぉ」


でも、綺麗だと言われるとお世辞でも嬉しいんだよね!!


「櫂斗の事はどう思った?少しはかっこ良くなったと思うんだけど」


「そうですね・・・」と言いながら私はごまかした。


ってどんな風に言えばいいっていうの?

回答に困るよ。まったく。


「そうなの?よかったわ~」


私はイヤ~な予感がして おばさんに恐る恐る聞いた。


「え?なにがですか?」


「紗羅ちゃんと櫂斗結婚して欲しいなぁって思ってるのよ。有希ちゃんとも話して、それがいいんじゃないかって」


やっ!やっぱり!!!ってか、お母さん櫂斗のおばさんに余計な事言わないでよぉ。そう、有希ちゃんとは私のお母さんの事。さらに話がややこしくなったじゃんか。


うぅぅ、この状況はかなりヤバイ!!

どうにか、回避できないかな。

考えろ私・・・。


「おばさん、結婚って考えるの早すぎませんか?」と必死におばさんに訴えた。


「早くなんてないわよ。2人が18歳になったら、すぐにでも結婚して欲しいくらいなんだから」


こ・・・こ・・・怖い・・・。

お母さんもおばさんも、2人とも怖すぎる。


「あ・あの、櫂斗は私なんかが相手だったら、嫌がるんじゃないですか?」


って言うか櫂斗の気持ちより、私の気持ちの方が大切だ。

私は櫂斗とは、絶対に結婚なんかしたくないし。


「嫌がる?櫂斗が?」


「はい」


「そんな事ないと思うわよ~~。だって櫂斗と紗羅ちゃんってすっごくお似合いなんだもの♪」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書籍化目指しています!
下記サイトから書籍化の
応援出来るので
よろしくお願い致します♪
あの瞬間キミに恋した書籍化の応援はここから♪
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ