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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第3章
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「すごいね・・・私こんな車に乗るの初めて♪」


「うん、びっくりする気持ちよ~く分かるよマリ。私も初めて乗った時はかなりびっくりしたもん。最近やっと慣れて来たけどね・・・あははっ」


「そりゃそうだよね」とマリが頷く。


そして数分後家に着いた。



「さぁ着きましたよ」


「じゃあ行こっかマリ」


「うん」


そして家を見るマリ


「凄い家だね・・・」


「でしょ?私もそう思うよ」


そしてドアを開ける瑶子ちゃん。


「おかえりなさいませ紗羅様」


「ただいま帰りました。あっこの子は私のお友達の七瀬マリさんです。よろしくね」



そして頭をペコリと下げるマリ。


マリ緊張してるなぁ・・・って緊張もするよね、この状態だと。



「七瀬様紗羅様のことよろしくお願いしますね」と安藤さんが言った。


「はい」とマリは笑顔で答えた。


「安藤さん、お母様はどこにいるの?」


「奥様は庭におられます」


「そっかありがとう。マリこっちだよ行こっ♪」


「うん」


「マリそんなに緊張しなくていいよ」


「だって普通するよ?あんなに大勢の人が一斉におかえりなさいませって言ってるのは・・・。毎日あんな感じなんでしょ?すごいね紗羅は」


「うん・・・さすがに毎日だと慣れるよ。お母様にマリ紹介するね♪」


「お母様って呼んでるんだ!!何かすごい!!」


「ははっ、マリさっきからすごいって言い過ぎだよ」


「だって、すごいものはすごいんだから仕方ないでしょ!!」


「あっお母様発見~~!!」



そして庭に出る私達。



「お母様ただいま帰りました」


「お帰りなさい紗羅ちゃん。あらそちらの綺麗なお嬢さんはどなたなのかしら?」


「私の友達の七瀬マリさん」


「初めまして七瀬マリです」


「あらお友達なの?私嬉しいわ紗羅ちゃんがお友達紹介してくれるなんて♪マリちゃんこれからよろしくね♪」


「はい♪」


「お母様、マリにドレス貸してもいいかな?パーティーに招待するんだけどドレスないみたいだから」


「そうなの?それじゃあ今からドレス見にいきましょう♪」



あははっ、お母様らしい♪



「うん、じゃあそうしよう♪行こうマリ!!」


「ええ?いいってば紗羅・・・買ってもらうなんてそんなこと出来ないって・・・」と小声で訴えてくるマリ。


「いいの!!お母様が喜んでるみたいだし♪」


「そうなの?本当にいいのかな?」


「いいんだってば。さっ行こっ!!」


そして私達は車に乗りお店に着いた。



やっぱり前と同じお店だ!!!




「さぁマリちゃん紗羅ちゃん行きましょ♪」


「はい♪」と私達は元気よく返事をした。


「愛野様お待ちしていました。紗羅様もお元気そうで。そちらの方は?」


「私のお友達の七瀬マリさん」


「七瀬様初めまして、これからよろしくお願いします」


「こちらこそよろしくお願いします」とマリは笑顔で答える。


「マリちゃんこれなんかどうかしら?」


「お母様最高です。これマリにすごく似合いそう♪」



シックな感じで大人っぽいドレスだった。



私には全然似合わないドレスだね・・・あははっ。




「似合うかな?」と不安そうなマリ


「似合うよきっと♪さぁ試着試着~~~♪じゃあお願いします」と言ってマリを店員さんに預けた。



ふふふっマリびっくりしてるだろうなぁ。



私もすっごくびっくりしたんだから。



そしてマリが出てきた。



「きゃあ~~~マリすっごく綺麗~~♪お姫様みたい、ねっお母様♪」


「ええ、マリちゃん最高よ~~❤」


「本当に良くお似合いです」と店員さんも満足と言う顔でマリを見た。


「じゃあこれに決定ね。お願いしますね」


「はい(かしこ)まりました」


「次は紗羅ちゃんのドレスね♪」


「え?お母様前に買ってもらったからいいよ?」


「いいえ、ドレスは何枚あっても足りないくらいなのよ?これから着る機会も増えるし」




そっか、それもそうだね。




「はいお母様」

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