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そしてその後携帯を受け取り部屋へ戻った。
早速櫂斗に教えなきゃ・・・。
LINEしよう・・・。
櫂斗へ
紗羅です。
携帯変わったから
登録よろしくね(^o^)♪
送信完了~~~!!
2分後に櫂斗からの返信があった。
もう返事来た!!
紗羅へ
了解!!ってか
番号も教えてくんなきゃ
困るんだけど(-_-”)
あっ!!忘れてた・・・。
そして急いで櫂斗に番号を教えた。
私ってなんでこんなにそそっかしいんだろ?あははっ。
じゃあ俺そろそろ寝るわ。
明日遅刻すんじゃねぇぞ紗羅!!と返事が帰ってきた・・・。
うんわかってるよ。櫂斗と返事をした。
そして私はお風呂に入り眠りについた。
「紗羅様・・・紗羅様起きて下さい!!!遅刻してしまいます」と瑶子ちゃんの声が聞こえる・・・。
え?遅刻?
そして私は遅刻と言う言葉に驚きガバッと起き上がった。
そして時計を見て「きゃあ~~~遅刻しちゃうよぉ瑶子ちゃん・・・」と瑤子ちゃんに言う。
「だからさっきから何度も言いました!!」と少々怒り気味の瑶子ちゃん。
「ごめんなさい・・・瑶子ちゃん・・・」と素直に謝った。
「これからは気を付けて下さいね。さぁ早く行きましょう。今日は朝食抜きで行きますからね!!」
えええ~~っ!!朝食抜きなの~~?
でも早く起きなかった私が悪いんだよ・・・。
「はい・・・気を付けます」
「今日はお車で行きますから」
「いいよ、歩きで行くから」
そう私は車で送り迎えされるのが嫌だったから、いつも歩いて学校に行ってる。
「何仰ってるんですか、時間が無いんですよ。歩いてだと本当に遅刻してしまいます。だから今日はお車です。分かりましたね紗羅様!!」
ううう~~瑶子ちゃん怖い。
今度から瑶子ちゃんを怒らせないようにしなきゃ・・・。
「はい了解です」
そして私は大人しく車で登校した・・・。
「さぁ着きました行きますよ紗羅様」と私の腕を引っ張る洋子ちゃん。
「瑶子ちゃん分かったから引っ張らないで!!」
なんで瑶子ちゃんも一緒に行くのかと言うと・・・お父様が私1人だと不安だからと言うことで、瑶子ちゃんも一緒に学校に通うことになった。
「紗羅様おはようございます」と女子に声を掛けられた。
「おはようございます・・・」と笑顔を作る。
最近みんなの態度がおかしいんだよね・・・。
そう私が愛野財閥の娘だと分かってからね・・・。
今まで喋ったことのない子からも、こうやって声を掛けられて少々困り気味の私。
「愛野さんおはよう」と男子に声を掛けられる・・・。
もう本当勘弁して下さい・・・。
「おはよう」と一応笑顔で答える。
露骨に嫌そうな顔してたら相手に失礼だもんね・・・。
「瑶子ちゃん早く行こう」
これ以上声を掛けられるのは嫌だから早く教室に行きたい!!!
「はい紗羅様待って下さい」
そして教室に着いた。