表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第1章
11/172

10

「櫂斗君だったらOKよ~~紗羅♪」とお母さんが言い出した。


「何がOKなの?お母さん」


「だからぁ・・結婚相手よ~!け・っ・こ・ん・あ・い・て」


「はぁぁ?なんで結婚?」


「だって!櫂斗君カッコいいし、紗羅とは仲いいしね」


ふぅぅ、お母さん一体何考えてんの?

私と櫂斗が結婚なんて、するわけないじゃん!!



怖いこと言わないでよ。


「お母さん櫂斗とは、なんでもないから誤解しないでよね」とキツクお母さんに言った。


「そうなの~?残念だわ・・・でも諦めないからね~紗羅」


うっ!なんで諦めてくれないかなお母さん・・・。


ヤバイ!!この展開はヤバイ!!!。


もし、この話をお母さんが櫂斗の両親にしちゃったとする。

で、櫂斗の両親がOKしちゃったりなんかしたら

確実に櫂斗と結婚させられてしまうじゃんか!

しかも、櫂斗の両親と私の両親は、すっごく仲が良いから。

下手したら、本当に結婚・・・なんて事になりかねないかも!!


そんなのイヤだ~~~!!絶対にそれだけは阻止しないと。


「お母さん何考えてるのよ。変なこと言わないでよ」


「そうそう、そんなことより紗羅にお願いがあるのよ」


「ん?なに?」


「櫂斗君ちに、コレ持って行ってちょうだい」とお母さんから、紙袋を渡される。


「これなに?お母さん」


「それはね~また櫂斗君とご両親にお世話になるから、末永くよろしくっていう意味で鯛なの」


「もしかして・・・めでたいと、鯛をかけてるとか?」と私は引き気味にお母さんに聞いた。


「うふふっ、紗羅の言うとおりよ。さすが私の娘だわ~!すぐに分かるなんて」


あははははっ・・・・。

やっぱりそうだったのかぁ。

って言うか、それオヤジギャグじゃん・・・アハハ。


誰だって気づくって、お母さん。

仕方ない。持って行くか。

すんごく気がのらないけど。

でも、櫂斗のおばさんやおじさんにも久しぶりにお話したいしね。


そして櫂斗の家に向かった私・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書籍化目指しています!
下記サイトから書籍化の
応援出来るので
よろしくお願い致します♪
あの瞬間キミに恋した書籍化の応援はここから♪
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ