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初心 ~初めてだから~



 きみを抱いたのは 本当にぼくですか?


 ぼくに抱かれたのは 本当にきみですか?


 言葉よりも真実を伝えてくれるように体は火照っている


 ぼくときみの体は重なり合い 自身の熱を共有している


 それなのにぼくは 信じることができなかった


 ぼくはぼくじゃなくて きみはきみじゃない


 ぼくが全く知らないだれかが 関係のない二人が


 体を重ね合っていたようにしか 思えなかった


 そう思うことでしか ぼくは納得することができなかった


 だってきみはあまりにも 清らかな笑みを浮かべていたから




 わたしを抱いたのは 本当にあなたですか?


 あなたに抱かれたのは 本当にわたしですか?


 真実を示す言葉を求めるように わたしは唇を開いた


 わたしとあなたの心は重なり合い 自身の熱を持て余す


 だけどわたしは あなたを疑っているわけではない


 わたしはわたしであり あなたはあなたでしかない


 あなたが何を思っているとしても わたしとあなたで重ねた


 温もりや優しさは紛うことがない 本物なのだから


 何をごだごだ考えたところで意味はないのだから


 だってあなたはあまりにも 消えてしまいそうに儚かったから



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