伸引と短歌
3月25日から5月5日までの短歌です
3/25
「ルイーダの酒場じゃねーよ!うちの家」
母親が言った
友人に言った
弟とその友人は
ゲーセンへ
僕はお家でイラストを描く
父親のパソコン突然
フリーズし
池田亮司の曲みたいだ
3/26
伸引と
短歌を書いているけれど
山程残る頼まれた事
「良いネタが思いついた!」と
つい口に出してしまい
怒られちゃった…
3/27
飼い猫は
寝てる父親の脚の中
如何やら其処がお気に入りだ
桜並ぶ
家の近くの道が今綺麗に白く
空を染め上げ
グラウンドに
早速花見来てる方おやいました
小さな子供
あらそこに
若い桜の木を見っけ
五尺でも花美しい儘
モンキチョウ
何処行く其処行く
ヒラヒラと公園の中可愛く飛んで
34 23 35 34 23 35
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3/28
両親に
「初給料貰ったら焼肉奢って☆」
…うんいいけど
コストコで
僕は只々買ったもの運んで詰める
汚れ仕事さ
「ソフトクリーム大きいが大丈夫なの!?」
親が言う
平気だよ
こんなにも大きな店だから
若し迷子に為れば
もう大捜索
砂漠の中
ダイヤ探すかのように
コストコの中欲しいもの買う
母親がホットドッグを落として
スタッフ代わりの
あげた温もり
家の中でもバイクの音
耳にして
青春してるそう和む僕
3/29
散策で撮った写真に
イラストを一心加える
作者の闇
3/30
深夜の風強く吹く春
便所の戸
カタカタ…
消防車の音に反応
窓を見た
どこで火事が起きたの今は
4/1
アウスの「ヘッドホンガール」
聞いてたら少しウルっと
勝手に思う
はぁ僕は
所詮石川啄木の皮を被った
ただのガキ哉
4/3
「花束をありがとう」の曲
何故いつもラジオから
耳にしているのかな
母親が僕の為に
ハンバーグを作ってくれた
此れも愛哉
4/4
そう言えば
もう終わったなうごメモのサービスやらが
今更だけど
4/5
マイピクを
誘われ僕は取り敢えず「なろう」となった
コミュ障だけど
4/6
久しぶり
制服着込み稍気辛い
一寸大人なった気がした
鮮やかな田舎の駅前
目に映り
君も一段成長した?
…嘘だろ?!
上履きない事今気づく
学校の中スリッパで行く
微かにと切られた桜花を咲き
無理をするなよ!
僕もだけどね
平凡と日々を過ごして
平凡と日々が閉じてく
退屈な日々
最後の机、椅子
次の日から
長い机にキャスター付き椅子
愛らしい蒲公英の道歩いてく
春風当たり
共に涼しむ
片喰の
黄色い御花眺めたら
星の輝きように風揺らぐ
亜米利加風露咲く道を一人で歩く
「独特ね」
そう思い
ナガミヒナゲシ
見ながらと歩いて帰る
美しき雑草や
4/7
飼い猫が鳴いてて
僕は撫でつけて
共に和んでいた土曜日に
静かなる大安に僕
ベランダでマックスコーヒー
飲み干したけり
4/8
眠れずに暁見てた
日曜日
寂しさに僕少し鬱気味
扇風機付けるも皆毛布寝り
やはりまだまだ
凍える春ね
友人等チンチン侍やり合って
直ぐ盛り上がり
直ぐ静まる
ボロネーゼ
嘗てトラウマ生み出すも
今じゃ美味しく食べれるように
夕食を済まして
甘いヨーグルト
一口頬張り幸せだな
4/9
早速も
キャスター付きイスで遊ぶ友人達を
眺めて笑う
「弟や!」
「あの人君の弟か?」
入学式に友人が言う
歩いても
アメリカフウロ目に映る
道端でも街路樹にでも
家の庭
大きく育つ八重桜
風に揺られていと美しく
バスの中
蜂は外に出たがって
窓に攀じ登りそしてぶつかる
新しい八高線の車両見た
青空の下
ぼんやり眺め
4/10
アロンアルファで
修正もすぐに壊れた
ハンガーを買わなきゃな…
人の作る作品見ては
僕の作る作品やらが
塵に感じる
図書室で
只々本の背表紙を只々見てた
蜜蜂の僕
灯台躑躅香る道
其処で歩くと
甘く身を包み上げ
弟は
初の学校
バタバタとやってお家で疲れ睡眠
4/11
ドクダミの
愛らしい葉の形みて
貴方もロマンチストかと問う
4/12
静かなる
教室の窓眺めては
空に漂う雲が淋しい
4/13
春嵐
八重桜の花びらが生き物様に
踊り回る
成人になった後の事
考えず頭抱えた
哀れな僕
果てしない空の真上を眺めても
僕の答えは
未だ向こうやら
淋しく
春風当たった
僕やら
薺、酢漿草
相談に乗ってくれるか?
今僕は辛いんだ…
4/15
西友と駐車場を
繋ぐ橋から眺めれば
夜景の福生
4/16
「キャトゥセーイ!」「キャトゥセイ」
言い合う友人等
卓球して決めた時言う
コソコソと話したのに
皆にバレて
教室を出て「星になりたい…」
チャッチャッチャ!
電柱の上可愛くと鳴いてた雀
嗚呼癒される
路に咲く
母子草をみて思い出す
「君よ毟られぬように!」思う
タンポポ
太陽の下で伸びる
ぐんぐん育つ活発な子やな
4/17
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小さな畑
鵤二羽よちよち歩く
姿見て惚れた僕
4/18
「マリーちゃんを描いてみて」と
言われてて
そんな無茶だと困り顔した
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霧雨で濡れたアスファルト
踏み歩き
日が一心に僕も乾かし
僕が出す文句に対し
無理矢理と阻止してくる
弟の『待て』
本当の「信頼できる人」とは
何処に居るんだ?
どんな人なのか?
4/19
イカルおはよう!
アパートの駐輪場で
テクテクと伸引と
何気なく
人の洟啜る音合わせ洟を啜った
暇つぶしに
弟と僕を比べる
友人等
喋り方も似てると言われ
ブラッドオレンジ皮ごと食べてみた
苦味抑え目
嗚呼美味しいな
ワイシャツを着こなす男子
体育館にてバスケを
仲よく遊ぶ
試みて
僕もバスケをしてみたら
汗も楽しさうんと出る出る
昼下がり
バスの中で運転手
必死に着席呼び掛ける勇気
イラストを描きたいけれど
世の中に虐められてて
今手が出ぬ
4/20
快晴の夏日となった
卯月廿日
昼下がりにブレザー蒸らし
花香る
幼稚園の路歩き
子連れた親が懐かしく思う
狭山神社
何と無くと立ち入れて
「学校の平和保つように」
山挟む路に立ってた
狐の出現注意
少し見ていた
ホーホーとクルックと鳴く
雉鳩が電柱にて
歌声披露
4/21
ベランダで
夕日見て抹茶オレ飲んで
男らしいと思ってる僕
4/23
ガラケーかスマホにするか迷ってて
友人に問うと
「ポケベルだな(笑)」
腕時計をしてると感じ
腕首を覗いた
僕の天然ぶり
友人が
「友を呼んできて」言われてて
この後の事知らずに聞いた
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遅れてくるバスを信じ
ベンチ座る曇りの下
彼を信じ
4/24
靄掛かる四月二十四日の空
憂鬱な空
泣きそうな空
4/25
大雨に曝される傘
頭当て激しさ思う
ポツパツポロン
弟が
僕の作業服取り違い
恥じらいながら教室へ行く
「本を読む君の姿良いね!」と
無理矢理
写真のモデルやらされ
空見上げ
人生の事考える
ああ清々な青さだったとは!
4/27
春野菊
雀色の地に
残雪の様な白さで今日も煌めく
自らのメンタル弱いか
相手の言い過ぎなのか
分からずにいた
4/30
次の日が
学校の日だと知ってると
空も気持ちも曇り気味哉
5/1
新鮮な太陽に瞳閉じられて
見たい見えぬ
天気よすぎて
やっと僕もスマホ持つ日がやってきた
扱えるかな
まだ心配
バスを待つ時
弟が頭を掻いた
太陽で塵光る
白詰草が
校庭で伸引咲いた
芝生にて純白に
蜜蜂ブーン
クローバー花粉取りけり
斑鳩は暢気ピー
夕焼けに当たる輸送機
眺めては
凛々しいなと勇気をくれた
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5/2
五月二日
僕の上でピーピーと燕飛んでた
腕白そうに
人の顔描けず
挫折をした僕よ
何時か上手になりたい願う
春紫苑
公園にて
伸び伸びと目一杯咲くは白き獅子哉
5/3
スマートフォン
買いに都会踏み入れて
葛藤の日々終に閉まるか
「掌にスマホ持てるぞ」
そう呟く弟を見て
頷く僕
ああ僕も
彼らの仲間入りかなと勝手に思う
五月三日に
ファーウェイを弄り
初期の設定を一心になり
興味連々る僕
5/4
容量を恐る恐ると確認し
「使い過ぎてない?」
ドキドキする
瞳閉じ
彼に託して髪切られ
瞼開けたら良い感じかな
人だかり
嗚呼人だかりする温泉
矢張り連休こんなもんか
5/5
子供の日
他の家ではワイワイと端午楽しむ
僕はモヤモヤ…
弟が腹を立ててる時
彼が標的に見え
憎悪感じる