音等静か
10月30日から12月19日までの短歌です
10/30
教室で
一人短歌を書いてれば
外の音等静かに奏で
ドングリの降る公園で
バス待つよ
頭に落ちるスリル感じて
空で烏が
飛び乍ら鳴いては止めて
電柱で奴休む
月が
昼間に照らしてる
何だが不思議
風強く吹いて髪の毛乱れだす
服も激しく
波打つように
11/1
風邪気味の眼鏡っ子やら
燥いでる
悪化するけど大丈夫なの?
日当て
僕は登校
元気よく
アヤちゃんよ
今何処で何してるかな
あの時逃げた恋は戻るか
引き摺ったような雲達
空に舞う
多種多様で暇無くしそう
11/2
大変だ!
女子が独りで泣いている…
僕如何すればいいんですか⁉
11/4
飼い猫とたわむる事が
幸せだ
けれどホントはアレルギーなの...
「四コマを描こうかな」と
思うけど
まだ決まらないネタ、あらすじが!
11/5
僕は何の為に描くか考えた
・・・分からん
でもきっとある
11/6
外あんな晴れているのに
土砂降りな心抱える
僕一人居た
溜め息を一つ吐いても
独りの儘
体育館じゃ皆我忘れ
11/8
日没後
寂しく灯る電柱の照明当たり
憂鬱が増す
寂しくと灯る電柱の照明
僕とお揃い
お互い孤独
駐輪場の屋根で雀
チチチっと
鳴いてたけれど何でだろうな
11/10
生きるのが
辛くなりつい死を思う
この世の中は私に合うか
親友と
話し合うことが心が癒えてくるんだ
と自分思う
11/11
鳴かぬならモデルさせようホトトギス
と言いながらも
短歌にしちゃう
11/14
瓦の屋根に
雀らが囀りあって
可愛くと会議かな
宿題を明日までやっていかないと
身には出てぬが
心に冷や汗
11/16
公園の
芝生黄色く染め変えて
秋の終りを静かに知らせ
太陽を沢山浴びた
のに寒い
そろそろ冬が近くと思う
僕の両手に描かれてた
ますかけ線を見るたびに
胸躍る
頭痛来て
辛さにやる気失ってそうありながら
仕事進める
11/18
フェスタ来た来た
僕たちは忙しくと
客の為にと
11/19
あんまりと
風呂の種類は多くないけどいい湯だよ
この「湯楽の里」
11/20
リクエスト
いつでも待っていますよ!
正直ネタが思いつかぬから
これからと毎日イラスト描こうぜ?
そういったって
ネタがないもん!
暇すぎて危ない絵を思い浮かぶ
嗚呼駄目だ駄目!
堪えろ自分!
11/21
日没に
手先足先凍えだす
霜月の風当たり震える
バス待った
黄昏
今だ来ぬ
ボールペンのボタン押すも
引っ込まぬ
そろそろインク切れそう感じ
輸送機が通る轟き
外からと
ヘットフォン超しに響き和む
11/23
車通る度に揺らぐ
名の知らぬ黄色いお花
気持ちよく咲き
予定表見てて待てずに
歩いてく
寂しい道を一人が通る
11/24
キャップを指で飛ばしあう
友人ら
当たったらマジ痛そう思う
入学者選考の為
準備して生徒らみんな
忙しくやり
受験日を焦りに待った
弟は明日に胸張り
練習してる
昨日咲いた母子草
今毟られて
愚かさを身に締める
バイク轟く
街道を響かせ
走る
バスに揺られて
風景を飽きる程見る
それしかと何出来ぬ
夕方の田舎の駅は
ぞろぞろと帰る人多し
一時都会
静かなる
二十一時に窓見れば
家の明かりが蛍と化する
短歌書き込み
寂しさに外眺めるも
静けさで癒せない
11/28
ワープロの資格取るため
早く起き
努力が強く眠けさ飛んで
予報では
一日晴れると言ってたけど朝見れば
灰色の空
駅前に新しくできる
コンビニを首長くして
日々待つオイラ
手先温め家向かう
寒い夜の中
全くと温まらぬ
コーラ一口飲み干して
パソコン開く
嗚呼コーラ空になる
11/29
過ぎてゆく
車数えてバスを待つ
予定過ぎたが気配感じず
夕焼けを
見過ぎて痛い瞳を
閉じてみる
11/30
トラックが通る時風で踊りだす
枯葉ら舞って
隅の方行く
去らば霜月
寂しくと心で手振る
嗚呼時が早く経つ
12/1
師走朔日
雲掛かり晩が夜中に
暗い中短歌書く
「本当にオラは世の中に居るべきか?」
答え分からず
日々を苦しむ
暗闇と
寂しさ同時やってきて
ブルーな心更に青くと
12/4
寝坊して親に頼み車で行く
嗚呼気まずいな
嗚呼すまないな
12/6
電柱に
カラス3匹止まってた
会議思えばすぐ飛び去った
弟が
スルメむしゃむしゃ食っている
嗚呼臭すぎて嫌で堪らぬ
12/7
殺意襲われ耐えて耐え
手染めぬように
破裂する日を恐れ
犯罪を
批判する人に恨んだ僕よどうして
こんなになった…
幸せな日々を過ごした
けれどもよ
本当に僕このままでいいのが?
絶対に
アンケートの結果2番だろ
と思い乍らずっと待ってる
早起きをして空見れば
日の出が
夕焼けように風景赤く
「短歌の書きうつし嫌だ!」
と友人
1人だけなく二人三人と
冬なのに
すっかり赤く染まるモミジ
季節外れは神の気まぐれ?
手袋外す
ああ冷える
付けよう
12/8
学校の玄関に載る発表が
懐かしく思う
中3の頃
12/9
駅前で
折り畳み式キックボード乗りこなした
ヤングを見っけ!
やっぱりな
やはり2番目選ばれた…
別にいいけどなんか歯痒い
アンケート取ったけど
なんか嫌
嗚呼自分理不尽だ
12/12
絶対に
「僕は普通の人じゃない!」
何せ色々変な所有り
青梅市の
バス停のベンチ座り込んで
僕軽く泣き黄昏眺め
生きている
喜び感じ込めれずに
先見えぬ程悲しき人生
12/14
教室の綺麗な床に
日が当たり
振り向く度に目を傷めだす
窓眺めれば快晴の空がひょっこり
「今日は!」
叫びたい
12/18
4コマを描く力さえ
湧き出なく
自ら決めたのに何故なんだ!!
「やりますねぇ!」
その言葉聞き
あの時の苦い思い出嫌々浮かぶ
一心走り続けたがバスには乗れず
水の泡
そう感じ
12/19
ふと気づく
僕の絵は自分しか描けないと
ふと気づく
不機嫌な弟よ
如何したの?
話しても何言わず