SM神
「あの、ガスパード様、少々お聞きしてもよろしいでしょうか?」
「あら?オーランジュ様ではありませんか。よろしくてよ。でも私のお願いもお聞きいただけますか?」
「え?ええ。私にできる事でしたら」
「では放課後少しお茶会をいたしましょうね」
これでラオルとの約束も果たせますし、楽しいお茶会になりそうですね。
「あ、あのガスパード様、これは一体?」
「オーランジュ様どうなされましたか?そう、こちらは私の幼馴染のラオル・フローランス伯爵令息ですわ」
ラオルとオーランジュ様とをお誘いしての放課後のお茶会開始です。
「こんにちは。ラオルとお呼び下さい。オーランジュ様」
おやまぁ?緊張してますわねラオルったら。ずっと好きでしたものね?オーランジュ様の事。そして私はあなたの事を。
「あ、はい。その⋯⋯⋯⋯ベルナール様は⋯⋯⋯⋯」
「いない者とお思い下さいね。これは椅子ですから」
「は⋯⋯⋯⋯はい」
オーランジュ様は完全に椅子に引いておりますわね。これで心に残っていたベルナール様への恋心は完全に破壊された事でしょう。ラオルは私に感謝すべきですわね。
「それでオーランジュ様お話とは?」
「あ、もう解決しました」
そうですよね。聞きたかったのでしょ?ベルナール様が本当に変態Mで私との関係は今どうなっているのかと。 ふふふふ、とくとご覧あれ。
「そうですか?ではラオル、せっかくですから面白い話でもオーランジュ様にされたらいかがかと。私、少し下種豚の散歩へ参りますわ」
「げ、下種豚?」
「ほら行くわよ。ぐずぐずしてたら鼻フックよ?」
「ブヒッ(はい)」
「「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」」
ふふふ、結局NTRはかないませんでしたが、毎日生きてると実感できる日々を実現する事が叶いました。
前世の記憶を思い出させてくれて神様ありがとう!
「きっとSM神だったのね」
「ブヒ?(どうしたの?)」
「ほら人が多い方へ行きますよ?侯爵家嫡男のお恥ずかしい姿をよーく晒しなさい」
「ブーゥ(興奮しますぅ)」
終わり
最後までお読みいただきありがとうございました!




