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プロローグ

 地が裂け、天が割れる。世界最高と言われた大都市が見るも無惨な廃墟とかしている。

 その上空で、青白い閃光と赤黒い光がぶつかり合う。

 「ウオォォァァァァァァァ!!!」

 片方は涙を流しながら吠える双剣を握りしめた銀髪の少年。

 もう片方の大鎌を振るう黒髪の美女には困惑と怒りの表情が見え隠れしている。

 誰の願いでもなく、誰の救いにもならぬ戦い。ただ祈るように、あるいは呪うように、人々は空を仰いでいた。

 そんな二人の戦いもついに終わる。一瞬生じた隙を見逃さず女の鎌が少年を左肩から切り裂いた。

 だが少年も大振りになった女の胴体を薙ぎ払う。

 ゆっくりと光に蝕まれるように体が崩れ赤黒い粒子になって消えていく女。糸が切れたように崩れ落ち、重力に逆らわず光を失いながら落ちてゆく少年。

 こうして神々と人類の戦いは双方の最高戦力の消失というかたちで終決した。

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