CATAPULT
ひさびさに過去作。
10年以上まえのやつ。
あなたに翼をあげたい——
哀しみのACID RAIN
灼かれた喉で腐食のBLUES
簡潔なフレーズで言えば
「あなたがたまらなく愛しい」
honestly……
弱音を殺しながら
仮面のままじゃ寂しすぎて
脆弱な両脚が
きのうの醜態を踏み躙るまえに
まだ ふたりがはぐれた夜に
笑みなど戻りはしないでしょう
まだ ふたりが出逢えたことに
耳など澄ませはしないでしょう
あなたに足枷 嵌めたい
あたしという大地に縛りつけて
はなさない——そこは愚かなる愛の砂漠
「永遠」と名づけても
束の間の光はくすんで消えるから
空の碧さを あなたはまだ知らなくていい
週末はPURPLE PAIN
錆びれた胸にかけらのTRUTH
いまさらと知ってて言えば
「あなたがいつになく愛しい」
honestly……
本音を曝け出して
裸のままで擁きあえるよ
脆弱な翼でも
きのうの醜態を足がかりにして
もう ふたりがはぐれた夜に
罪などおぼえはしないでしょう
もう ふたりが出逢えたことに
意味など求めはしないでしょう
あなたに翼をあげたい
あたしという大地を蹴りあげて
はばたけば——それは大いなる愛の飛躍
「永遠」と名づけたら
束の間も光を失くしはしないなら
空の碧さを あなたはもう知ってしまったね
別れの滑走路 涙に濡れたアスファルト
振り向かず飛び発って あしたへのカタパルト
もう ふたりがはぐれた夜に
神など恨みはしないでしょう
もう ふたりが出逢えたことに
闇など描きはしないでしょう
男性主格で描いてたら、押しつけがましかったので、お気に入りにもかかわらずお蔵入りしていたのを。
あら不思議!
「あたし」で描いたら、こんなんなりました。
この手法で、ストック出しつくそうかしら?