戦友
皆さんこんにちは。ブルングです。
SF小説はこれで二作目となります。楽しんでいってもらえると嬉しいです。
「さて、こいつは私の獲物。邪魔しないでちょうだい」
私はジェシカにそう言って、突撃する。怪物は私を殴り潰そうとする。
私はそれをスラスターとフラップを駆使して避けると、腕を切り落とす。
怪物の大きな咆哮と共に、地面に怪物の腕が落ちる。私は落ちた腕を足場にして飛び上がる。
そして怪物の頭に2本の刀を突き刺そうとする。
しかし、そこで予想外のことが起こった。怪物のお腹のあたりから手が飛び出してきて、私を掴む。
「これは…まずいわねぇ」
奴の顔のあたりに光の粒子が集まる。私はスラスターを全開で噴射して逃れようとするが、逃れられない。
怪物の角が光った。そこからビームが飛んでくる。それが私に当たる刹那、銃声が響く。
怪物のお腹から出てきた手が撃ち抜かれ、私はそれと共に地面に落ちる。
髪の先にビームが当たる。チリっという音と共に、焦げて、蒸発していった。
私は急いで手を振り解き、その場から離脱する。そしてジェシカの隣に着地した。
「言っただろ。先走りするなと。2人で倒すぞ」
「確かに。その方が良さそうね。一応…礼を言うわ」
私は呟くように言った。
「何か言ったか?まぁいい。行くぞ!!」
「ちゃんと聞いてなさいよ!! ふぅ……フォローよろしく」
そう言って私はまた飛び出す。そして、残りのもう一本の腕を切り落とす。
すると、また同じように怪物の胸から手が伸びてくる。
それをジェシカが撃ち抜く。さらに膝を撃ち抜いて跪かせる。
怪物の頭がガクンと落ちる。私はそんな怪物の首に向けて思いっきり刀を振る。
刀が当たる直前に、今度は背中から鋭利な触手が大量に飛び出してきた。
これを受ければ死ぬだろう。だが、今の私は避けることができない。本来なら八つ裂きにされて死ぬだろう。
"1人なら"
怪物の死角から、ジェシカのアサルトライフルが、全ての触手を撃ち抜いた。その瞬間、私の刀は怪物の首を切り落とす。
あたりには静寂のみが残った。
1回の金属音が響いた。
「よくやったわ。認めてあげる」
「そりゃどうも。お前も、強いな」
私たち2人は笑い、お互いの拳を合わせた。
皆さん初めまして、ブルングです。これで二作目となりますが、もしかしたら読みにくかったりするかもしれません。
誤字脱字等ありましたら、コメントで指摘していただくと嬉しいです。(他にも、ここが読みにくい などのコメントもお待ちしています)
読んでくれてありがとう!!!