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 皆さんこんにちは。ブルングです。


 SF小説はこれで二作目となります。楽しんでいってもらえると嬉しいです。




     「600メートル先が目的地です」




 松崎から通信が入る。その通信を聞き、私は外へと飛び出す。


 一瞬だけスラスターを吹かして、ベクトルを変える。そして一回転して、トラックの天井へと着地する。


 ジェシカも私に続いて外へと飛び出してくる。そして同じように天井へと着地する。


 ふと上を見ると、そこには巨大で真っ黒な球体が浮かんでいた。


       「おい。あれを見てみろ」


       ジェシカが前方を指差す。


    「えぇ。まずいわねぇ…瓦礫がたくさんよ」


 私は笑顔で言った。目の前にあったのは大量の怪物と、大量の瓦礫。おそらくトラックは進めないだろう。


    核弾頭を人力で輸送する必要がある。



「瓦礫もまずいが、でかいのがいる。20メートルはあるな」



        ジェシカが言った。



「私にかかれば一瞬ね。あなたは弾頭を護衛してなさい」


      私は刀に手を添えて言った。


「ダメだ。とりあえず打ち合わせをしてくる。先走るなよ」



 ジェシカがそう言って車内に戻っていく。ジェシカが戻ってくる間、私は各部のチェックを済ませ、戦闘体制に移行する。



   3分ほど待ったか。ジェシカが戻ってきた。



「打ち合わせは終わったかしら。さっさと片付けちゃいましょう」



      そう言って私はニヤリと笑う。



「とにかく数が多そうだ。一点突破で行くぞ」


「りょーかい。とにかく蹴散らせばいいのね。楽しそうだわ」



私は金属音を響かせながら刀を抜く。そして構える。ジェシカもアサルトライフルを構える。



「私は今、あなたより2匹多く倒してるわ。せいぜい頑張ることね」



「ただのハンデだ。あと、でかいのはいただく」



「いいや、私の獲物よ」



 私たちは横目で睨み合った。こいつに負けるのはプライドが許さない。


 私は優秀だからこのスーツを"扱える"のだと。スーツじゃない。私が強いのだと。ここで証明してやる。



 両者のスラスターに動力が送られる。燃料の燃焼の音が両者に伝わるよりも速く、2人は飛び出した。




         「まずは!!3匹!!」




 ジェシカはそう言うと、ライフルの引き金を引く。手前の3匹が吹き飛ぶ。そこへ私は突っ込む。




    「自分で射線を塞ぐなんて。愚かね!!」




 私はその後ろにいた4匹を切り刻む。顔や、スーツに血がつく。だけど、そんなこと気にならないくらいに楽しかった。



 攻撃を避けるために空中へと舞った私に、怪物が飛びかかってくる。



     私は構えて、応戦する用意をする。



 だが、その怪物はジェシカのスナイパーライフルで蹴散らされる。



 私はすかさずジェシカの方へ刀を投げる。それはジェシカの後ろにいた怪物に突き刺さる。



 私はスラスターを噴射させ、刀を回収する。2人の視線が交差する。2人とも、生き生きとした目をしていた。



 2人で戦い続けていると、やがて、周りにはぽっかりと怪物のいない空間ができていく。



「ゴーゴーゴー。行け行け!!彼女たちの後に続け!」



 そこへ秋元が鈴音と谷と少女を連れて進む。秋元と谷が、核弾頭の入ったケースを慎重に、しかし素早く運ぶ。


 鈴音は、少女に近づく怪物をひたすら牽制する。


 そのようにして、怪物の帯を突き進んでいく。20分の奮闘の末、最終関門に辿り着く。



       私は刀についた血を払う。



       ジェシカはリロードする。



       2人は同じ方向を向いていた。



 そこには、人のような姿をしているが、顔には角が生えている。悍ましい、20メートルほどの巨大な怪物が聳え立っていた。


 

 



 


 


 


 


 



 皆さん初めまして、ブルングです。これで二作目となりますが、もしかしたら読みにくかったりするかもしれません。


 誤字脱字等ありましたら、コメントで指摘していただくと嬉しいです。(他にも、ここが読みにくい などのコメントもお待ちしています)


      読んでくれてありがとう!!!

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