一票の格差について述べてみた
「一票の格差」と聞くと殆どの人は当選するのに必要な票の数の差を思い浮かべるでしょう。
しかしそれは今までの政治家達が作り上げてきた「有権者は人ではなく票に自分の名前を書かせる生き物」という考え方から来ています。
なぜそう言い切るのか?
それは本来選挙とは信頼し任せられる人間に投票しその結果で当落が決まるのが選挙だと私が思っているからです。
では、私の考える「一票の格差」とは何なのか。
信頼を得、任せても良いと思わせるためにかける労力の差だと思います。
例えば街頭演説を30分するとします。
その演説を聞いてくれる(又は聞くことが出来る)人数は全ての選挙区で同じでしょうか?
1000人近くの人が行き交う選挙区も有れば10人前後の選挙区もあるのでは無いでしょうか。
極端な例えをするなら、テーブルの上に散らばったビーズを集めるのと庭に散らばったビーズを集めるのとどちらが大変でしょうか?
票は金で買えると思っているから「当選する為に必要な票数を平等にしろ」と言ってるのではないかと勘ぐってしまいそうです。(当選するためにばらまくお金を均等にしたいのではないか)
このまま過疎地域の選挙区を広げていくと街頭演説どころか選挙カーさえも見たことも無い有権者が投票するケースが増加し、ますます「有権者の人格」を無視した議員が増えることになるでしょう。
私は皆さんに「一票の格差」とは何なのかもう一度考えて頂きたいと思います。