どうもホワイトです 1
家が道場のゆいは、幼少期から鍛え上げられた(良い思い出ではない)普通のOL。
弟が高校卒業の頃、師匠のジジイ(祖父)に聞かされた
『お前たちはこれから、異世界でレンジャーとして活動する』という言葉に、はぁ??
それから、俗世ではOL。夢の中では異世界レンジャーという2重生活に。
変身して、下っ端倒して、ロボット合体して…
変身シーンするの?ポーズ決めて、ピチピチタイツ着て、バックが何故か爆発するの?30歳手前のアラサー女子が??
年齢的にも精神的にも色々ギリギリな生活のドタバタ話。
※ほぼほぼシリアスなし
※更新速度、生まれたての亀レベル…(T_T)
有象無象の敵があたりから攻めてくる。
『‥‥先に行って』
『待て!ホワイト!!』
『大丈夫、追いつくから』
『でも‥!!』
『駄目!!早く!レッドっ!囲まれる!!』
『待てよ!みんな!?ホワイト!!ホワイトォオオ!!』
敵に囲まれて、仲間が逃げたのを確認したら目が覚めた。
私は、早瀬 ゆい。
社会人社会人9年目のOLだ。
ちょっとだけ他人と違うところがあるとすれば、
夢の中で、異世界のレンジャーをしている。
この話を祖父から聞いたのは、20歳の時。2つ下の弟と一緒に、家の道場で聞かされた
『お前たちには、5人戦隊のレンジャーとして戦う使命を帯びている』
しかも、このレンジャーは、現実世界のレンジャーでなく、日曜日とかにやってる子供向けの戦隊もののことらしい。
ついにボケたと思った。祖父83歳。
『お前たち、寝ているときに夢を見たことはあるか?』
20歳を迎え、この話を聞いているその瞬間まで、私は夢を見たことがなかった。
弟も同じくそうだったようで。
『今まで、お前たちが夢を見なかったのは、レンジャーとしての強さ、体力、素質など、足りなかったからだ。しかし、お前たちは強くなった』
道場で師匠をする祖父は、剣道、柔道、合気道、空手、テコンドー、カンフー、何でもござれの化け物。
その祖父を持つ私たち姉弟は、必然的に習わされ、武術を磨き、ちょうどお互い師範として認められた日に、祖父はボケた
『先に言っておくが、ボケとらんでな?』
眼光鋭く、ほざいているけどボケてるでしょ。
『多分、今日よりお前たちは夢を見るようになるだろう』
『初めは、本当にただの夢だ。朧気で、朝には忘れることもあるだろう』
『しかし、お前たちはレンジャーとなる』
『いずれ本格的な戦いに巻き込まれる。その際、あちらの世界で傷を負っても現実世界でけがをすることはない』
『ただし、精神を削られる』
『本格的な戦いが始まる前から、精神を鍛え、体力をつけろ』
『体力と精神が削られ続ければ、結果、現実世界でも死に至る』
『良いか、必ず、日々の心身鍛錬を怠るな』
突っ込みは山ほどあったが、その日の夜から私は夢を見るようになった。
その夢は、祖父が言うように少しづつ少しづつリアルになっていった。
そして、今、私はレンジャーの1人として戦っている。