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4.5−1話 ダンスをしてたはずなのに…

 2019/10/22 割り込みで追加投稿しました。


 いきなりオーディションまで飛びすぎだという感想をいただきましたので、作成しました。

 ストーリーがわかりにくくなってしまいます大変申し訳ございません。



 「まずは踊りダンスね」


 「はい」


 「その前に澪音、『踊りダンス』ってなんのためについてると思う?」


 「え?なんでって…」


 「まずはそこから、それがわかってないとダンスなんていくらやっても無駄だからね」


 「そんなこと言われても……」


 「まずはね、踊りダンスっていうのは……」


 〜〜〜






 この前突然合格通知を受け取った俺は、歌と踊りダンスオーディションまであと1週間弱の間、事の発端を作った麻衣姉にそのダンスのレッスンをお願い(という名の強制)していた。


 俺は「ダンスを教えて」と言ったはずなのに、麻衣姉のレッスンはなぜか「ダンスが何たるか」から始まり、1時間くらいくどくど話を聞かされた。




 ちなみに、やっとこさ実技に入って最初に麻衣姉に


 「今からやる自分のダンスを見様見真似でいいからコピーしてやってみて」


 って言われたから、


 (こんな感じかな?)


 と踊ってみたら、


 「うわぁ…こりゃ酷いや、とんでもないポンコツじゃん」


 と言われてしまった。相当やばかったらしい。


 「そんな酷いかな?」


 「うん酷いよ、良く言えばロボット悪く言ったらポンコツロボット」


 「あ、結局ロボットなんだ」


 「まぁどちらにしろ、超がつくほどのど下手くそであることに変わりはない」


 「そんなぁ…」


 あまりの言われように、思わず涙目になる。


 「このレベルができないとお話ににゃり…なりましぇ…なりません!」


 「噛んでるし」


 「ほうほう…澪音ちゃん、つまり君は今すぐこの場で襲われたいわけだね?」


 「いえいえいえいえ、そ、そんなこと全くございません!」


 「ふーん…って今更行ってももう遅いわ!覚悟!!」 ガシッ!モニュッ!


 「キャァ!ちょっと!!」


 「あ?澪音、あんたまた大きくなったんじゃないの?」 モニュモニュ


 「ちょっと!お姉ちゃんどこ触ってんの!バカ!エッチ!変態!!エロババア!」


 「はぁ…髪もいい匂いがするよー」 ムギュー


 「どこの匂い嗅いでんの!?」


 「あー、あんなにバランス悪い食べ方してるのにこんなに肌スベスベでウエスト細くて羨ましいわー」


 「ちょっと!くすぐったい!」


 「でも一番はここかなぁ〜」 モニュ


 「もう!そこはやめてって!」


 「ここ触ってる時が私の至福の一時なんだよ、だから許して?」


 「どんな目で見てきたって許さないからね!」


 「えぇ〜!!」


 「何言っても知らないからね!」


 まったく…「ダンスを教えて」といったはずなのに、何で毎回のごとくこんな百合百合しい展開になるかな…。








 注 この後澪音は「季節外れのいちご食べ放題ツアー」と「鉄板アツアツハンバーグステーキ」に釣られてまたもや麻衣姉を許してしまったもようです。


 「なぜだ…なぜ釣られてしまうんだ…」


 「ん?澪音何か言った?ハンバーグ冷めちゃうよ?」


 「それはヤダ!食べる!」


 2019/10/22 追加投稿

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