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Dear Labyrinth_親愛なる迷宮_漆黒の影と神の使徒  作者: 森の番人
第一部 「世界の迷宮 labyrinth」
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第二十一話「三人」

 茶色と赤褐色が延々と続きそうな土の道が続く殺風景な風景に金属の装備をしている人が目立ち先頭にいるものの声が広い世界に響き渡ることもなく消えてはいくが彼の姿を見ただけで不機嫌であることがわかり誰も近寄りもしないだろう。

 「俺は異世界から召喚されて勇者として活躍する世界からこんな名声も手に入らないところにやってきて、お前たちが役立たずのせいで戻るすべが未だに見つからないじゃ無いか。俺はこんなところで時間を潰している暇はないんだぞ。くそっ。」

 しかし、彼の仲間であるものは離れたくても離れることは出来もしない。彼と一緒にやってきた勇者御一行である。もし、パーティを抜け勇者がここから出てしまったら国王に家族みんなが処刑されてしまう。それ以前に勇者としての力を使われ殺されてしまうかもしれない。憎まれ口を叩かれようとも勇者と一緒にいた方が安全である。

 男たちはひたすらに申し訳なさそうにし、女たちはご機嫌取りをするというわがままなおぼっちゃまをあやしている感じだ。そんな中、1人の女はそれを一切していない。彼女はパーティの唯一のお気に入りであるからだ。

 「そうよ。まさとさんを困らせないでちょっとしたことを見逃さず行動しなさい。でないとそこの出来損ない人形使いと同様の荷物係にさせるわよ。」

 そう、一番何もしていない彼女は偉そうにしている。真っ白であっただろうローブは少し土の汚れがついている。見た目からして神官とわかる。

 彼女の名前はソシリア。勇者が召喚された大国で国王の次に偉いとされている教会の教皇の娘である。教皇の娘でありわがままに過ごしてきた彼女は勇者という自分を守ってくれてわがままを振り撒き盾にできる後ろから仲間という彼女の感覚で言う奴隷を使役する感覚でパーティの2番目として何もせずみんなをいじめて楽しんでいる。

 勇者であるまさとは彼女の見た目に一目惚れし溺愛していた。彼女が何もしていないことは当たり前であると考え、もし彼女に仕事や手間を取らせる奴には容赦なく制裁を加えていた。

 その最悪な2人をリーダーとする仲間たちは、迷宮に来てからモンスターとの戦闘は真っ先に行き突っ込めと言われ傷つきながら弱らせると背中をどつかれ勇者が最後の一撃をさす、美味しいところだけを搾取する。

 精神的にも肉体的にも疲労が溜まりいつ爆発してもおかしくはない。しかし、彼、彼女らは国王命令によって勇者を護衛する依頼を受けパーティを組んでいる。途中で投げ出すと王国から指名手配をされてしまう。それだけでなく、勇者はこの中で誰よりも強いので歯向かうこともできない。

 見えない鎖で繋がれているかのように我慢をせざるを得ない奴隷であることは間違いはない。

 「おい、弓兵さんよ。先には何があるんだ。目がいいだけが取り柄なんだから早く教えろよ。そろそろ、茶色の世界は飽きてきたわ。」

 まさとは弓兵と呼んだ男の背中を叩く。弓兵はそれにビクッとしながら答える。

 「灰色の建物が見えてきました。私たちの国では見たことのない建築物です。」

 そう伝えると勇者は懐から双眼鏡らしきものを取り出し覗く。うぉ!と声を出して驚く。

 「あれってビルじゃね。マジかよ。こんな迷宮でビルを見るなんてきた甲斐があるわ。」

 と1人だけ何かわかっていてそばにいるソシリアは何かを尋ねる。

 「あれは俺の世界でのよくある建物なんだよ。あそこに行こうぜ。近くで見た方がいいって。」

 勇者はソシリアの手を引っ張って走り出す。

 仲間たちはその後ろをぞろぞろとついていく。ステータスの差があり、荷物も持っているので彼らに追いつくためにスタミナを使うことだろう。自由に計画性もなく振り回す自分達の主人にそろそろ限界が近づいている。

 彼らでは対処のできないモンスターがそこにいることを知らない。



 勇者たちはビルが続くところにやってきた。勇者を覗くパーティはビルの大きさ、高さに驚愕している。

 「これが庶民の方々でも使用ができる建物ですの。なんて規模なの。」

 「そうだろ、そうだろ。ここにくるとなんだか落ち着くな。そうだ、ここを今日の拠点にしようか。みんなもここにしばらくいて観察とかしてみたいだろうし。」

 「え?早くここから出るために探索はしないのですか。」

 勇者が先ほどと言っていることが違うので仲間の1人である戦士の中年男性が尋ねる。中年男性といっても三十代前半で見た目も若いが。

 「まさと様がそう言っているのですからそうするのです。」

 「そうだよ。俺がそう言っているからささっと準備しろよ。あ、お前はおれに口答えしたからこの後ぼこってから周りを探索させるからな。」

 「そ、そんな。あんまりですよ。」

 「あ?だったら口答えを二度とすんなよ。そこの荷物運びでも見習えや。」

 戦士は頭を九十度に下げて謝り、勇者はその頭を肘をのせ上からものを言う。戦士は貴族の出だが勇者はどの貴族よりも身分は上であり彼は一切逆らえない。顔を歪ませながら彼は答える。

 「わかりました。無礼を働きすみませんでした。」

 「そうそうわかればいいんだよ。そういうやつは嫌いじゃ無いぞ。」

 戦士は貴族の出にも関わらず良心的でみんなからも慕われていた。さらに面倒見も良く、勇者の一行に加わったのもそのほかの仲間をまとめるリーダーの役割があったからだ。しかし、そのリーダーがやられているのをみて仲間たちはさらに勇者たちには何も言えなくなってしまっていた。

 盗賊、魔法使い、騎士など勇者のパーティにしては多いメンバーは下を向きのそのそと拠点の準備を始めていく。彼らの中でも一番強い彼を恨むことはできなかった。かつて、不満をいい立ち向かった騎士見習いは勇者に簡単に返り討ちに合い大怪我をした。神官であるソシリアはまともな治療を一切せず、傷だらけのままの騎士見習いをモンスターとの戦闘に参加させ泣いて治療を求める彼を蹴り拒み、ある朝衰弱をし亡くなった。

 今度は自分がそのような目に合うのかもしれない恐怖で彼らは何もせず、目を合わせずただただ言いなりになっている。

 戦士は結局、拠点作りが終わった後勇者に傷だらけにされた。

 その後勇者はソシリアと2人だけのテントに入り夜の営みを行ないにいく。

 戦士を治療すべく見張りを残してみんなが戦士の元に集まった。

 「戦士さん大丈夫ですか。みんながやられないように守ってくれてはいるのですがそろそろ殺されてしまいますよ。」

 魔法使いの女はそう戦士を心配をする。しかし、戦士は笑顔で魔法使いの心配を跳ね除けようとするが盗賊が彼の脇腹を軽く小突く。戦士はそれだけで顔を歪ませる。

 「やっぱりな。骨が折れてんだろ。さすがのあんたでも勇者のステータスとの差は案外あるからな。喧嘩のやり慣れてない勇者は手加減をしらないからな。魔法使いの言うとおりほんと死ぬぞ。」

 「隠し切れなんだか。だが、私以外にあれをされてしまうとその場で死んでしまう。私が盾となるしか無いんだ。それに私は一晩寝れば骨も治るし大丈夫だ。」

 「なーに言ってんだ。おれっち盗賊が言っているのは心のほうだ。肉体的に強くて頑丈でも心がやられてしまうと大変だ。なにか手はないのかよ。」

 盗賊はこの状況を打破する方法はないかみんなに聞く。10人ぐらいいる彼らはみんな顔を下にして何もないと言う顔をしている。しかし、1人だけ手をあげある興味深いことを言う。

 彼女は魔物使い。肩にコラーンというネズミの魔物を乗せている。普段は大人しいが先頭の時は獰猛になるがこの中でも戦闘能力は低くモンスターを索敵するスキルで索敵係としてこのパーティに入っている。

 「わたし、勇者と初めて会ったときにモンスターを索敵する能力で勇者がとっても強いモンスターと同じ反応をスキルがしたんです。けど、ここにきてから遠くにいるはずなのに勇者の何倍も強そうなモンスターの反応があるんです。そのモンスターと出会ってしまら私たち突っ込めて言われて死んでしまいます。」

 盗賊を除くみんなが顔を青ざめていく。

 「おれっち今名案を思いついたわ。そのモンスターを利用しないか。」

 「「えっ?」」

 「そのモンスターと出会ったら勇者をそいつにぶつけてその隙に俺たちはそこからトンズラするってことよ。勇者より何倍も強いんだろ。そいつに勇者を殺してもらって俺たちは命からがら脱出しましたってことよ。」

 「勇者が殺されて戻っても国王に殺されるぞ。」

 戦士が盗賊の作戦を否定をする。しかし、盗賊は続ける。

 「勇者は国王や教皇たちの前ではいい顔をしているのは知っているだろ。旅立ちの儀式の時勇者が言っていただろう。あれだよあれ。」

 「ええと、『国王様、そして国民のみなさま。私勇者まさとは誰1人欠けることなく魔王を倒してまいります。仲間の危険には私の命をかけて守ること、そして世界の平和を取り戻すことをここに宣言します。』て言ってたわ。」

 「さすが、記憶力のいい魔法使いちゃん!つまり、私たちの命を助けるために囮となり命を落とされましたって。しかもちょうどいいことに今ここにいない見張りはここであった異世界人じゃん。今ここで作戦を決めてその時がきたら実行をすれば誰もが口裏を合わせて助かるってわけさ。処刑もされない。勇者様ばんざいっていう物語になる。みんな、このまま死ぬのを待つかここで死か生かを自分達の手で掴み取らないか。」

 盗賊の話を聞き戦士を除く人たちの目に光が灯っていく。戦士は少し不安げで考えている。

 「仮にも勇者だぞ。もとの世界に戻っても平和が訪れなくなるぞ。」

 「勇者の予言書を呼んだことあるだろ。」

 戦士に弓兵が尋ねる。

 「ああ、呼んだことあるさ。」

 「勇者はどんな困難にも自分から立ち向かい希望の光を放つ、まさしく光の勇者がこの世界に闇がかかろうとも光を放ち世界を救うだろうってさ。あいつがその勇者だと思うか。不真面目で、仲間を盾とし光どころか闇を放っているだろ。あいつは。」

 「弓兵、もういい。わかった。確かに予言書の勇者ではないな。俺は勇者がどうなろうと今はみんなが無事でここから出ることを望んでいる。盗賊よ。その案に従おう。バカ勇者がこっちに興味をむいていない間に計画を綿密に立てていこう。」

 戦士は勇者の暗殺計画に乗っかることにした。彼らの今まで貯められた理不尽は階級、職業を超えて団結をし始める。彼らは己の自由のため偽物である勇者を殺し怯えることのない明日を手に入れる。

 戦士、盗賊、弓兵、魔法使い、魔物使い、槍兵などの職業で呼び合う彼ら。冒険者たちは自由を手に入れるのか。それの結末はもう少し後になる。




 「アリス、喉は大丈夫か。あなたの歌がこれからも必要になる。必要なものがあったら言ってくれ。これ水。」

 アリスと呼ばれた少女は褐色の大きな女から水を受け取りごくごくと豪快に飲む。ぷはっとその見た目とは裏腹の仕草である。

 「私はあと数回の先頭での歌は大丈夫よ。けど、ネリーたちは長距離の移動で疲れているでしょ。私は戦闘の時は後ろでの後方支援だから疲れてはいないからそろそろセーフエリアで休んだ方がいいわ。」

 大きな体格のネリーはその提案に大きく賛成している。彼女自身は一切の疲れはないのだがそのほかの仲間たちは疲労が隠せてはいない。彼らは屈強な冒険者の中でもベテランや期待のルーキーでありちょっとやそっとの行動や戦闘では疲労はない。しかし、現在いるこの何かしらの施設で先ほど怪人シュタインとの戦闘があった。今まで出会ったどのモンスターよりも格段に強く苦戦をしていたが長時間の粘りにより勝利することができた。しかも、誰1人なくすこともなかった。

 全員が無事であったのはアリスと呼ばれる少女の能力のおかげであった。

 彼女は『うたうもの』と呼ばれるスキルである。彼女の歌声が届く範囲に彼女が指定する相手への良い効果をかける通称バフ、そして、彼女が指定する相手に悪い効果をかける通称デバフによるものだ。歌が終了してもしばらく続くというとても強いスキルである。

 そのスキルから彼女は「歌姫」と呼ばれている。姫は彼女の容姿がかわいいからだそうだ。

 しかし、かわいい、すごいスキルを持っていると言っても彼女は調子にのったりはしていない。

 (昔、可愛くてちょっとした力があった時に痛い目にあってから力にはそれ相応のリスクがあること知って、憧れの人のように優しくなったのにこの迷宮てやつに閉じ込められるってひどいよね。人に優しくしたり、人の気持ちを考えてお互いにいいようになるような関係を作ることは楽しいし充実感があるからいいけど。)

 アリスは心の中でそう考えていた。アリスは祖母が日本人で両親はイギリス出身である。祖母の日本人としての可愛いところと両親の金髪が合わさりアニメに出てくるような容姿になったのである。両親と共にイギリスに住んでいた頃、周りよりも少しお金がある裕福な家庭であり、可愛い容姿であることから彼女は周りの女友達には上からの態度で、クラスメイトの男には愛想を振り撒き、わがままお姫様のようなことをしていた。しかし、ちょっとした事故で女友達に重傷を負わせてしまいクラス全員から遠ざかれた。彼女は逃げるように日本に住んでいる祖母のところに引っ越しをした。

 日本で祖母はアリスに優しさや助け合いなどを教えて行った。ボランティアに連れて行き、周りのお年寄りを助けたりと、彼女は自分の力だけでは生きていけない。そして、助け合うという行為で心が温かくなるのが好きになって行った。

 ある日、彼女が祖母に連れて行かれたライブハウスでステージ上で歌う人たちに憧れるようになった。歌で人を笑顔にできることをしてみたい。彼女はその日から歌の練習を始めていく。祖母が実は引退した歌の講師であることを知り今まで傷つけた人や傷ついている人を救うため活動を続けているところこの迷宮に閉じ込められた。

 歌うだけしかできない彼女は運良く強靭な肉体を持つ彼女ネリーと出会い様々出会いをとおして今を生きている。

 彼女は自分の目的のために死ぬことはできない。

 「そろそろいくぞ、アリス。セーフルームで短剣の使い方を復習するぞ。」

 「短剣って私でも扱えるから教えるって言うけど本当に必要なの?ネリーが私を助けてくれるのに。」

 「私はいつでもアリスを助けることができるわけではない。いざと言う時には己自身しか頼れない。知っておくことは無駄ではない。それにアリスに死なれては私は寂しい。」

 アリスはにやりとわらいながらネリーの顔に近づく。ネリーはびっくとする。

 「寂しいんだ。へーネリーって案外可愛いところがあるんだね。」

 「ふ、ふざけて言っているのではないのだぞ。わたしはだな。」

 「おーい、イチャイチャするのはいいけど、そろそろいくぞ。あねさん達。」

 仲間が2人にセーフルームにいくぞと行ってくる。イチャイチャにネリーは動揺をしている。

 「だ、誰がイチャイチャしているだと」

 「はーい!イチャイチャせずそっち行きまーす。行こうネリー。」

 アリスはネリーの手を掴み引っ張っていく。姉の手を取り走る妹である。

 アリスの喉がきらりと光るが誰も気づかない。




 「ご主人様、申し訳ございません。天狗に飛ばされてから再開するのにこんなにも時間をかけてしまい、さらには死にかけているところにも駆けつけることができず。」

 「もう、いいからいいいから。俺たちとは反対側に飛ばされてしかも、モンスターにも襲われていたんだろ。仕方がないって。俺は無事だし問題はないよ。それより、誰とも合流ができていないの?」

 「はい、人らしい人と出会ってはいないので。それよりもご主人様は吸血鬼になられたのですか?」

 「そんなわけないであろう。吸血鬼(仮)じゃ。」

 「彼女は誰ですか。愛人ですか?」

 「そんなわけあるか。」

 「さっきからおんなじ言葉しか喋っていないな。」

 「私はお腹がすいた。キースこのあたりにセーフルームはないの。」

 「カムイ、ノレンが戻ってきたことに興味ぐらいは示せよ。セーフルームはここらしいけど。」

 有二たちは天狗の時にいたビルを除く全員と合流し新たに吸血鬼の真祖の孫娘が仲間になり戦力が上がっている。

 彼らはまず散り散りになった仲間と合流をすることが目的である。有二の腕がきらりと光るが誰も気づかない。



 研究者のうさぎはモニターで3人を見ていた。一番この迷宮を荒らしそうだと思う人をモニタリングしている。しかし、勇者と呼ばれるものはあまり期待はできなさそうであると判断したらしくタブレットで操作をする。そこには「ミノタロス」に位置情報を送信している。うさぎの手駒にはこのタブレットで操作ができるように改造している。

 ミノタウロスの襲撃は朝と設定する。ミノタウロスを万全の状態で向かわせるようにする。相手は勇者であり、奇跡でも起こされるのは勘弁してほしいからであろう。

 台の上にあるコップを手に取りマスク姿のまま飲む。どういう原理かわからない。

 すると、鼻歌を歌い始める。モニターの隅っこに映った相手を見て上機嫌のようだ。

 彼女は零。うさぎの娘であった。


ステータスがまだまとまっていないですが物語は書いたのでこちらを先に投稿します。すみません。

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