第一話「実験開始」
体全体を震わせるような重い震度が段々と近づいてくる。それは、自分の死が迫っているということだ。それから隠れるために体を小さくしていく。
しかし、これ以上体は縮めることも出来ないし隠れる場所をもう一度探すような時間はない。
バクッバクッと心臓が鼓膜を引き裂くように動き続ける。どうせなら目を閉じて耳をふさいで眠ってしまいたいと思う。
だが、この足音がそれを遮る。
これ以上体を震わすと、音と振動でばれてしまう。呼吸を整えたいがどうしても出来ない。助けが欲しいがもう自分以外は死んでしまった。助けてくれる存在はいない。この状況を奴らは楽しんでいるに違いない。
振動が小さくなっていく。ズンズンと重い足は過ぎ去っていくように聞こえる。振動が消えた。助かったのだ。
「ちくしょうが、これからどうしたらいいんだ。あんな怪物どうしようもねぇじゃねぇか。クソッタレが。」
そう言いながら、恐る恐るハッチを開ける。彼の想像とは違う光景がそこにはあった。そこには顔が歪んだ怪物が数匹いた。なんと、待ち構えていたようだ。
「ふ、ふざけんなよ。死んでたまるか!」
男は目の前にいる奴の目ん玉を腰に携えていたナイフをスパッと抜き、怪物に突き刺し思っきりそれを蹴飛ばした。後ろにいた奴らはそれに衝突して尻餅を着く。
だが、すぐに立ち上がって構える一匹、それ以外は、もう襲いかかろうとタイミングを伺っている。
その怪物は『デーモン』という。その名の通り死をもたらしそうな顔をしている。複数で行動をして、巧みな連携で敵を翻弄し襲いかかる。力、体格とともに大したことはないのだが、小柄ならではの身のこなしは不意を突かれるとひとたまりもない。
男はそれを知っていた。いや、正確には思い知らされていた。だから即座に出口付近にいるのに襲いかかり逃げ道を作ろうとするが、彼には忘れていることがあった。
実は先ほどの大きな足跡はそんなに離れていない。
「ガキンッ、ゴオォン‼」と壁を突き破ってきた。そいつは、牛の姿をした怪物。そいつを知らない奴などこの世にはいないぐらいだ。
その名も『ミノタロス』 牛と人の合わさった怪物。人間を軽く越す巨体。
逃げ場を塞がれた男は部屋から出るにも出られなくなった。この部屋は複数のデーモンとミノタウロスで埋め尽くされてしまった。
場所は工場の中にある少し大きな部屋。この場所では逃げることは不可能。
死はもう目の前だ。人間一人、恐怖を刻まれた奴にここを抜けることができようか。
男は、膝から崩れて天を仰いだ
「はははははひははひはひひはひひ、なんだってこんなクソゲーをしなくちゃならねんだ。神がいるならふざけんじゃねぇぞ!こんな末路は嫌だ!」
泣き叫び終えたと同時にミノタウロスが振り上げ下ろした得物で彼は脳天から潰された。
グチャ、としか表現のしようのない音で彼の血は部屋中を弾け飛ぶ。人としての原型を留めていないのにそいつはまだやり続ける。
上げて下ろしてグチュ上げて下ろしてグチャ上げて下ろしてベチャ上げて下ろして上げて下ろして上げて下ろして上げて下ろして上げて下ろして上げて下ろして。
どのぐらいやったのか形はどこにいったのか。床にヒビがいき、二階だったら早々に穴ができて落ちていたであろう。
鉄のような血の匂いが鼻につく酷い部屋に足音が聞こえる。
「はーいそこまでだ。これでゲームはおしまいだ。」
しわがれた男の声でモンスターたちは動きをピタリと止め男の方を見る。まるで、親を見るかのようにいや、訓練された犬のようだ。死んだ魚のような目をしている。
死体のようなもの達とは反対に男は満足げに笑いをして満足した顔をしている。
「さぁ、次のゲームの準備をしなくてはな。そろそろ、あいつも出来上がるころだし、楽しみだなあ。次が、ふはははは。」
部屋を出て行く。その後に続き列を成してついて行く。男とモンスターたちは闇へと消え去った。不気味な笑いと血の海を残して。
「本日未明、全国各地で共通した方法での死者が出ました。後藤さん、これはどういうことなんですか?」
「これまで、この規模での事件は記憶にある限りないですね。これはとんでもない時間ですよ。」
「ですよね。全員が無残な死を遂げていて、それも100人以上。共通するのが死因だけ、もともと何かのグループに所属していたや、同じ地域でもなく関連性の無さに警察の捜査が難航しているそうです。」
男性と女性がテレビの中で今一番ホットな話題を話している。とある番組のメインキャスターだ。この話題はどこの番組でもしているぐらいなので少しどころか割と飽き気味なぐらいだ。
今日は珍しく目覚めがよく朝食が美味しいと感じれる朝なのに、このようなニュースを聞くと美味しくなる。いつもは、ご飯の時は楽しいことか静かなところで食べるのが好きなのだが。
「共通するのは数日間行方不明、首元に何かしらの器具を装着している事と何かを注射されていることです。全員が薬物死ということですね。こんな事件は日本ではめったにないことですからね。」
週明けなのに物騒な事件の話がテレビから流れている。そんな、ニュースを聞き流すように食べ終えた朝食を片付けて学校に行く準備をせかせかとする。夏に近づいているので、半袖のカッターシャツに変わり、先週までに身にまとっていた蒸し暑さが無くなり直接火に腕を炙っていくスタイルにする。
「そろそろ、行かなくていいの?」
母親が自分に学校に早く行くように促す。そろそろ時間も迫ってきているので出ようと思う時に限ってそういうことを言ってくる。
「今日は学校に出さなくちゃいけないものもあるんでしょ?入れたの?」
「うっさい、今準備しててそろそろ出るんだよ。」
母親のお節介で少し覚醒してない自分はその程度のことで声を荒げた。
玄関で履きなれた靴を履き、玄関を開けると生暖かい風が頬を撫でる。まだ完全な夏ではないことがわかる。
「じゃあ、行ってくる。戸締りよろしく。」
母親に挨拶をし出て行く。
玄関を左に曲がりエレベーターへと向かう。ここは十数階建てのマンションで、階段で降りるには少し辛い高さなのでいつも使う。
スイッチを押して少し離れて待つ、この時間帯で人が少ないのは珍しい。基本的には自分と同じ学生や会社員が同じエレベーターに乗る。けど、今来たエレベーターの中には人一人もいない。なんだか落ち着く。
入って一階のボタンを押し壁にもたれる。そしてドアが閉まる。
ガチン!
閉まるというよりは鍵をしたような音がした。
「なんだ、今の音は?おかしくないか。」
駆け寄りどこのボタンを押しても反応どころか動きもしない。緊急連絡ボタンを押しても反応がない。何のためのボタンなんだ。ドアを蹴るもガコンと音だけ残して変化はない。
足痛い。
携帯を取り出そうと手をポケットの中に入れようとした途端、プシューとガスが漏れる音がする。その音の方向は上から。格子から出ている。この空間にガスが満たされるには時間はかからない。
「くそ、ガス漏れか。いやエレベーターの中にまでガスが使われることなんて聞いたことがない。」
悪態付きながらドアを開けようとするが、ロックがかけられていて開けることができない。ドアの隙間は全然なく強引にも開けれない。万策尽きた。
少しずつガスを吸い込み意識が薄れていく。体当たりしても全く壊れそうにない。普通のエレベーターではない。なんだこれ。気づいたときには遅すぎる。
「なんだって、こんなことが、、、」
意識はもうほとんどない。手が動かない。思考は途切れた。
ハッと目を覚ました。目は少しぼんやりとするが頭はしっかりと起きていた。
体を起こそうと手をつこうとする。地面が硬い。彼がいるところは布団などの柔らかいとこではなく、明らかに寝るにはよくない場所だった。
少しずつ目が慣れてきてわかったことがあった。辺りはコンクリートがむき出しの室内。無造作に取り付けられた窓。使い古されてなったわけでもなく、作る途中であえてやめたように思われる。
いきなり知らないところへと連れてこられた。自分の身に何が起きたのかを調べる為、体を起こそうとする。しかし、相当眠っていたのか、少しだるさを感じていて節々が痛く動かすのが億劫になる。
あと、服装が違う。半袖のカッターシャツを着ていたはずだ。今は彼が着ているのは季節外れの学ランだ。認識していなかった服をいつのまにか着ていると体が自分のものでは無いように思えた。
そんな体を引きずるように外をみようと窓に近づく。
覗いた光景は少し開けた車道があり向かい側には室内と同じようなむき出しのビルが列でそびえ立っていた。窓は少し小さく広い範囲を見ることはできなかったが、少し先までも同じような建物があるように思える。
ここからでは見て得られる情報が少ないので、外へ出ようと翻そうとすると、視界の端にある窓から走る人影がちらっと見えた。慌てて窓をもう一度みると確かに人がいた。
ポニーテイルの女の子だ。学生らしい服装をしていて活発そうな顔をしている。だが、その顔は何かから逃げていて恐ろしくひどい顔をしている。そんな少女の後ろに、また走る人影が。
「なんだ、あの姿、、、」
そう、人型をしている牛だ。神話に出てきそうなあの姿、誰が見てもミノタウロスだ。人の身長の2倍近くあり、筋肉は万物を通さない鉄壁、手に持っている獲物はポールはまさに鬼に金棒。
明らかにその辺りにあったところを拝借したように思える。ズカズカと地面を割っていそう。
そして空いている手にそのデカイ手いっぱいの大きさのコンクリートの破片を握っている。
すると、ミノタウロスはそれを持っている手を振りかぶり投げた。それは、少女の後頭部へとまっすぐに吸い込まれいくように飛んでいき、ぶつかる。赤い血が噴水のように頭から吹き出し、そのまま少女は倒れる。まだ、ドクドクと滑らかに流れる血を抑えつつ立ち上がろうと手を動かそうとする。
まだ意識がかろうじて残っているようだが、あの威力とぶつかった場所を考えると、ほとんど無意識のままの行動だろう。まともな力が入らず、頭から地面に落ちる。
グチャ。
そこには彼女の血が滴っておりぱしょっと血が跳ね飛ぶ。吐血もしている。もう虫の息だ。怪物はうつ伏せの彼女に向かって獲物の腹へ突き刺す。聞こえてはいけない音が聞こえた気がする。
それをすくいとるように持ち上げてすぐ近くにあるビルに放り捨てる。
ビュンっと。ビルの中にガラスを割って飛んで行った。彼女はカウンターに阻まれて見えなくなった。しかし、その隙間から血が出てくる。
もう見たくない。顔を背けて部屋を出ようとゆういつの扉へ向かう。あれ以上見てると心がおかしくなりそうだ。ミノタウロスの行方はどうだっていい。早く、この場から離れないとあいつに見つかりそうで怖い。
「ふざけんなよ。俺はなんでこんなところに連れてこられたんだよ。」
額から出る汗を拭こうと右手を当てると骨でもない硬いものに当たった。
「これって最新のARウォッチ。俺こんなの買ってないのになんでついているんだ。」
身に覚えがないものが手首に装着されていた。知らないことがたくさん舞い込んできてパニックになりそうだ。
一度整理をしてみる。深呼吸を一回、二回。
とりま、この腕輪を。
これは電話機能がついているはずなので使用するため起動をしてみる。
「フレンドとの会話?使えないって書いてる。アイテム購入?使えないって書いてある、売却?使えないって書いてある。地図?これってゲームであるバグだね。」
ビュンっとホログラムが出てきた。ウインドウに書かれていたのは本来備わっているのと異なっていた。
地図ってまんま書いていることってないけど、頭がこんがらがっている時には優しいな。
「どこかわかるかな。」
地図を開くと今自分がいるらしき部屋しか出ていなかった。それ以外は全くの白紙。舌打ちをしつつ部屋を出ると。空白の部分が弧を描きながら新たに地図が更新されていく。
「自分がいるところから半径何メートルか知らないけど移動していくたび更新していく。まるでダンジョンRPGみたいだな。あ、あっちに階段ある。」
ブツブツとつぶやきながらこの建物から出ようと階段のある方へと歩き出した。階段は吹き抜けになっているようで音がよく響きそうだ。すると、かつんかつんと向かう先から聞こえてくる。あの光景を見てから感覚が鋭敏になってきている。
足音をできる限り消しながら階段へと近づく。音がやってきているのが、上か下かを認識するため注意深く聞く。
カツンカツンカツン。
下だ。先ほどの怪物とは違い人間らしい足音だ。
「もしかして、同じ境遇の人かもしれない。」
そう思うと足が勝手に動き始めた。段を一つ飛ばしながら、時々踏み外し滑りそうになったがこの不安しかないところでは知らない人でもいいから会いに行きたくなっている。
ワクワクする。人に会うのにこんな高揚感は初めてであった。
かんかんかんかんと、どんどん階段を降っていく。どの階で降りているのか確認もしてないのに、惹かれるように音源のいる一階へ着いた。
はぁはぁと息を切らしながらたどり着くのはいいがだれもいない。あるのはマンションの管理人と話すカウンター、後ろの階段、違う棟へと続く廊下、そして荷物の山。
もう出てしまったのではないのかと思い、外へ出て確認しようと向かう。そんな忙しそうな顔に左の方から光が当たる。
手でそれを隠しつつ近づくとカウンターの上には明らかに長く法律違反をしているナイフがあった。しかし、ナイフなどのことなどは微塵も詳しくないので何のナイフかはわからない。けど、ここでは持っているかないかでは大違いなはずだ。
手に取ると想像より重く、刃を見ると少し怖い。これは容易く他人、自分を傷つける。そんなものが手元にあるとは。
そんな彼の左、隅にある荷物からごそごそと物音がする。それをみようと振り返るその時
「ギシャァ!」
とおぞましい形相、緑色の皮膚、小さい体。一目瞭然、ゴブリンだ。
そいつは首元へと正確に飛びついてくる。思わず反射で右手に持っていたナイフを抜かず鞘ごと顔面をぶん殴った。血らしき液体を鼻から飛び散らしながら後ろに仰け反る。足裏でそいつの腹を蹴飛ばした。
「何だこいつ。ゴブリン?ここは異世界なのか。」
といった途端、腰につけていた銀色の鋭利な物を向けられた。ナイフらしきものは光で反射しているだけで、よく見ると茶色く黄ばんでいる。骨だ。何かの骨を削って作ったナイフだ。
何かに命を狙われる状況は初めてだ。そもそも、現代にそんな人がいること自体珍しい。しかし、普通の人なら腕などがブルブルと震えて恐怖を感じるはずだ。
その逆だ。心臓がバクバクといってなんだか楽しもうとしている自分がいる。けど、恐怖は残っている。
ゴブリンらしき生物は鼻がいびつに出て大きく、口は肉などを容易くえぐり取りそうなデカイ犬歯、赤というよりは血のようなドス黒さを感じさせる気持ち悪い口内。想像上の生物が今目の前にいるという信じられない光景。
しかし、一度、ミノタウロスや人の死を見た彼にとってはその恐怖が少し薄れている。けど、心臓が耳にまで響いてくる。手汗がひどくナイフを落としてしまいそうだ。
ゆっくりとナイフの鞘を抜き、ナイフを右、鞘を左。逃げようにも後ろは壁。こいつどうにかしないと安全はない。
「胸に突き刺す。それだけの事だ。」
体重も体格もこっちが上、当たり負けしなければ。と思い腰を低く落とし一撃で決める体勢になる。
ゴブリンはそれを読み取ったのかそれを躱す気でいる。ゲームなどとは違いちゃんと考える。考え方を変えなければならない。今、相対しているのは怪物だ。気を引き締めなければ死ぬ。
死んだら、やり残したゲームができない。それだけは嫌だ。
「一撃必中、心臓を抉り取ってやる。心は今だけ怪物になるしかない。」
気持ちの整理がついたところで殺すタイミングを伺っていく。けど、ど素人が分かるわけがない。直感でタイミングを知るしかない。
そのタイミングはすぐに来た。
最初は小さく右足を出し身体を前に倒し次は右足に体重を込めて爆発させる。今までにない加速をする。弾丸のようという例えがあるがまさしくその通り。少し浮きつつ狙い通りの位置に飛ぶ。腰を落としいたのが良い位置へと向かわせた。
ゴブリンが瞬きするため瞼を落とそうとしたところだ。
人だって目を閉じる最中にいきなり止めて目を開ける事は無理であろゴブリンであろうと同じだろう。
直感が冴える方ではない。逆にいつもは反対の結果になってしまうことが多い。だが、今回は上手く直感が働いた。
相手はほとんど見えていない。そして、左手が自然と鞘を手放し首を代わりに握る。
ゴキリと音がしたような気がする。気にしない。いや、気にする余裕がない。
足を開脚し胴体に挟み込む。するっと腕と胴の隙間を縫う。
自然と倒れこむ、ゴブリン。もう、手順を間違えなければ、もう勝ち確だ。
「キシャ、」
鳴く、死にたくないと言っているのであろう。
以前読んだことのある小説をここで思い出していた。
敵を殺すのを躊躇い、力を緩めたところ「叛逆」という名をつけるに相応しい反撃を受け、ほぼ勝っていたところ、ほんの少しのことで死へと繋がった。
それを思い出したら、右手はスルッと胸に入り込んでいく。力はいらなく何かに刺さる。それがゴブリンを「仕留めた」とわかってしまった。
ナイフから振動が消えた。トドメの首にナイフを突き立てる。そして、切り裂く。血が、噴き出る。絶命させる。
「チェックメイトだ。」
身体が血まみれだ。 ゴブリンの血。
最近なくなりかける学ラン。真っ黒なのに血が付いていることがよく見える。普通に液体がかかっていても普通は気づかない。でも、今回は量が量なので見える。
立ち上がってゴブリンを確認のため一応蹴ってみる。ドスツと変な音だけで、ぐふやがふなどと、生きている音はしない。
「勝った、よかったーーーー。死ななくてよかった。あぁ、怖、怖かったー。」
緊張状態が解けて安堵する。周りなど気にしてなかった。ただ、この勝負に勝てただけでよかった。
右手に付いている腕輪が振動する。今まで、何も反応しなかったのに。
『ゴブリン、一匹。100P獲得。チュートリアル終了。これより実験開始。』
実験開始?なにこれ。と思うとまた振動する。
『これから君たちにこの迷宮から脱出してもらう。ルールは簡単。どんな手を使っても良い。モンスターが徘徊しているが、実験の一つだ。せいぜい死なないでくれ。その他はその場で考えてくれ。以上だ』
と、これは誰かに仕組まれた実験という名のゲームということがわかった。俗に言うデスゲームだ。
「はぁー、めんどくさい。けど、なんだか楽しくなってきた。」
心のどこかで湧き上がってくるものを改めて声に出してみるとそれを実感できる。
ドキドキとして、どんなモンスター、謎、人がいるのか、普通とは反対の気持ちになった。多分、自分は今の人生に対して少し退屈していたのだろう。
さぁ、やるか。
「ゲーム開始だ!!死なないようにしよう。」
感想、特にどのようなところが良いのか、直したらよいのか教えてくれるとすごく有難いです。
一応設定もあるので希望があるなら教えて下さい。