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オラ、野原しん◯すけだぞ!

次の日になった。

昨日は色々と混乱するところではあったがまぁ良しとしよう。

何せ今日は時波さんとのお寺デート!・・・・もとい除霊修行なのだ。

テンションが上がらない方がおかしかろう。


僕は待ち合わせ時間の十分前に到着する予定で家を出て、彼女に「大丈夫、全然待ってないよ。」というお約束のアレをやるはずが、時波優華は既にそこにいて、僕の作戦はやむなく失敗に終わった。


「あ、時波さん、おはようございます。」

「渚おはよう!今日は来てくれてありがとね!」

そう手を振る彼女はやはりお洒落で、夏相応の白い肌の出たワンピースを着ていた。

「いえ、僕も出かけたいなーって思ってましたから。それで何故除霊修行なんです?」

彼女は指先を忙しくいじりながら、顔を赤らめてモジモジしている。

・・・・・なんて可愛いんだ!!!

「う、うん。それも話そうと思って・・・・こっちに来て!」

「え!?時波さん!!!?」

彼女に手を引かれて草むらの方に飛び込み、そのままずんずんと奥へと進んでいく。

こ、これはもしや!!!?いやでもまだそんな進歩する要素もなかったよな!!?

もうなるようになれだ。そう思った時彼女は立ち止まり、僕の手を掴んだその小さな手は小刻みに震えていた。

「どうしたの?」

「あ、あのね・・・・・渚・・・・」

「うん。ゆっくりでいいから話してみて?」

彼女の態度に不安を覚えるが、僕が不安がっていては彼女が話しにくいと思い、なるべく威勢を張るような素振りをした。そうして彼女が振り返って僕に返した言葉とその行動はこの先一生忘れることは無いだろう。

「ほっほーい!オラ野原しん◯すけだぞぉ!」

「・・・・・・・・え・・・・・?」

彼女は突如振り返り様にスカートをめくり、そしてそこには白地の布が・・・・・。

「あれ?おにいさん、ここはどこ?春日部?それともおしずかにせんとういかんけん?」

「それを言うなら静岡県伊豆半島だ。」

「そうともゆーあたみのゆー。」

「い、いきなりどうしたの?」

「お?」

「いや、お?じゃなくって。」

「おーおー、お困りのようですなー。」

「うん、むしろ時波さんに困ってるんだけどね。」

「その人がどんな人なのかオラは知らないゾ。」

「そのキャラいつまで通すんだい?というかスカートそろそろ戻して!!」

「スカート?おー!オラいつの間に女の子の格好になってるゾ!おー!ヒラヒラー!ヒラヒラー!」

そう言ってスカートの裾を持ってパタパタと風になびかせる。

見てはいけないものがやたらと目に入る。

「も、もう!!ふざけてるの!?」

「あー、なんだかオラ眠くなって来たぞ。」

「マイペースすぎない!!?」

「くあああぁああああ・・・・。」

無防備すぎる欠伸を最後に電池が切れたように彼女は倒れた。

「え・・・・ちょっと、時波さん!!?時波さん!!!!!」

地面と接触する直前になんとかキャッチすることが出来たが、何が起こったのかこの時の僕に理解しろというのが無理な話だ。

理解できる人がいたら変わってください。お願いします。

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