表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

国家魔術師

「はじめまして、国家から派遣された国家魔術師のゼロです。」

教室に入って来て、そいつの第一声はそれだった。


この学校は魔術師育成機関JCS、通称ジュニアキャスタースクールだ。この学校に通う生徒全員が魔法を使える。そして、この機関の目的は、全員が将来働けるレベルの魔術師に育て上げる事だ。魔術師志望の人がつく主な仕事は魔法を競い合う競技、それを支えるもの、そして、国家魔術師だ。その中でも国家魔術師は、卒業時に首席、もしくは魔力判定がS以上のものにしかならないと言う。その国家魔術師は、警察との合同で事件に当たることもあれば、戦争に行く事もある。しかし、国家魔術師になるには、国が決めた試験に合格する必要がある。なので、首席、およびS評価以上のものは魔術師育成機関卒業後は、国家魔術師育成機関に入れられる。その国家魔術師育成機関は厳しく、S評価以下になったものは、即退学になり、別の学校に転入させられる。それを乗り切った者のみがなれるのが、国家魔術師だ。国家魔術師になれば、普通の兵士とは違い、良い装備の支給がされる。だが、戦争は戦争。当然どれだけ良い装備でも死ぬ時は死ぬ。だから、好き好んで国家魔術師になる奴なんてそうそういない。

しかし、そいつははっきりとこう言った、

「はじめまして、国家から派遣された国家魔術師のゼロです」

と。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ