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人狼ゲーム『Selfishly -エリカの礎-』  作者: 半沢柚々
1日目
5/7

003.ルール説明-1-


まだ部屋から出ないで下さい。




本堂 空太

「ちょちょちょ、なんかまだ出るなって」


乃木坂 朔也

「なんだ? テレビ……パソコンか……?」


道明寺 晶

「ああ。PCと連動してるんだろうな」


目黒 結翔

「な、なんで?

 なんで俺らが出ようとしてるこのタイミングで!」


七瀬 和華

「やだ……なんだか怖いわ……」


道明寺 晶

「どこかで見てるんだろうな……」


本堂 空太

「え!?」

(おいおい、そんなの笑えねえよ)


筒井 惣子郎

「これは……」


小田切 冬司

「うん、大人しくした方がいいね」


千景 勝平

「お前ら、こっちに戻れ」


目黒 結翔

「ああん? ふざけんな、関係ねえだろ!

 俺は行くかんな!」


竜崎 圭吾

「おいおいおい、待ちなさいって」


筒井 惣子郎

「目黒、落ち着いてくれ。

 今は要望に従った方がいい」


目黒 結翔

「うるせーなあ、離せよ惣子郎!

 従うとか悔しくねえのかよ!?」


道明寺 晶

「あのさー、

 場を乱すようなことするの控えてくんない?」


目黒 結翔

「ああ!?」


白百合 美海

「ちょ、ちょっと、アキラもやめて。

 ……結翔くん、あれ、気にならない?

 一緒に見ようよ」


目黒 結翔

「…………///

 ま、まあ、白百合がそう言うなら……」


白百合 美海

「うん(にっこり)」


目黒 結翔

「………………」


本堂 空太

(さすが白百合……)




まだ部屋から出ないで下さい。

画面の中央に集まって下さい。




 …………。


道明寺 晶

「遠隔操作か」


本堂 空太

(時間が出てる……午前11時12分……。

 襲われたのはたぶん放課後だったんだから、

 あれから一晩越えたんだ……)


筒井 惣子郎

「…………従おう」


乃木坂 朔也

「……ああ」




私立宍銀学園高等学校の皆さん。

おはようございます。

良い夢を見られたでしょうか。




目黒 結翔

「ふっざけんな! なめてる!」


和歌野 岬

「ちょっと黙って」


目黒 結翔

「っ…………」


本堂 空太

(身元がバレてる……そりゃそうか、

 完全に俺たちを狙ってたってこと?)




まず始めに、

皆さんにはそれぞれ役割を用意してあります。

具体的な指示が記されたカードが

皆さんのポケットに入れてありますので、

後ほどそちらを確認して下さい。




本堂 空太

「カード……?」




注)

カードは絶対に他人に見せてはいけません。

見てもいけません。

このルールを破った場合は死亡します。




 ――――――!!!


間宮 果帆

「ちょ、っと、死亡って……」


竜崎 圭吾

「冗談きついんだけど」


小田切 冬司

「……冗談とも思えないけどね」


八木沼 由絵

「……なにかの比喩じゃないの~?」


道明寺 晶

「待て……画面が変わった」




さて、皆さんは市民です。

市民の皆さんは、

自分のことを『村人』と名乗って下さい。

ですが、

この中に三人、『人狼』が紛れこんでいます。

村人の皆さんは協力し合い、

人狼を探し当てて下さい。




道明寺 晶

「……『人狼ゲーム』だ」


有栖川 直斗

「『人狼ゲーム』?」


道明寺 晶

「ああ、外国のボードゲームだな」




夜8時にこちらの会議室に集まり、

人狼が誰なのか話し合いを行って下さい。

話し合いの次は『投票』に移ります。

それぞれ人狼だと思う人を指差して下さい。

一番票を集めた人を夜9時までに

『処刑』して下さい。




注)

処刑とは、

文字通り殺害すると言うことです。

殺害方法は問いませんが、

道具をいくつか用意してあります。

ご活用下さい。




 ――――!!!?






【残り:16人】


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