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好きな人

~次の日の朝~


昨日気づいたが毎日同じことを繰り返しているので暇だと思い、何かやりたいことを考えていると、ふと思いついた。


「恋愛・・・」


と、部屋の中で小さくつぶやいた。


そういえば今までに恋愛というものをしたことがない。それは恋愛など自分にはできるものではないと思い諦めていたからだ。


しかし今は時間が余るほどある。それにおそらくこのまま同じ一週間を繰り返していたら頭がおかしくなってしまうだろう。


しかしいったいどうすればいいのだろう・・・


(そうだ直人に電話して聞いてみよう。)


直人は恋愛経験も豊富でクラスの人気者だからきっと何か役に立つアドバイスなどをしてくれるだろう。


ー直人に電話をかけるー


「もしもし直人?」


「おう、どうした?」


「実はその・・・」


~数秒後~


「え!マジ!?お前みなみのことが好きなのか!」


「う、うん」


こんなことを誰かに言うのは初めてなのでだいぶ緊張した。


「それでお前はみなみと付き合いたいわけだ。」


「うん、そういうこと」


「なら俺に任せとけって!」


「本当に!?ありがとう!」


~翌日~


教室に着くと早速直人が他の友達と話してたのを中断して話しかけてきた。


「よう!昨日の話だけど任せとけって!作戦あるから」


「作戦?」


いったいどんな作戦なのか正直不安ではあったが、直人は女子からも人気が高いので信用することにした。


「まずお前とみなみの連絡先を交換する。そしたらデートのお誘いをして告る。これが作戦ってわけ。」


と直人が自信満々に答えたが、正直その返答には呆れた。


「あのな、それは直人だからできる芸当であって俺みたいなカースト最下位の人間には無理だって。」


「まあまあそんなこと言うなって、とりあえず行動あるのみだ。」

「おーいみなみさんちょっと来てもらえない?」


直人は教室全体に聞こえる声でみなみさんにそう言った。



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