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親友

(しかし原因は一体何なんだ、なぜこんなことがおこったのか。)


そんな考えてもわからないことを考えながら登校していると聞き覚えのある声が聞こえた。


「おーーい!」

「おはよー」

「ってなんでそんな難しい顔してるんだ?」


その声は小学校からの親友の直人の声だった。


「いや、ちょっと考え事をしてて」


「ふーん、まあなんかあったら俺に言えよな!相談乗るから」


「おう」


直人は初めて会ったときからずっと優しい。


なぜこんなに優しいのかは分からない。


正直怖いくらいだ。


直人はクラスカーストも自分とは全くちがう。


もちろん直人のほうがカーストは上だ。


(そうだ、このループは誰かが関係しているのかもしれない。とりあえず誰かループについて知っている人がいるかどうか聞いてみよう。)


(と、思ったがコミュ力には自信がないし、そもそも仲が良いわけでもない人に話せるような勇気がない。)


(・・・もしかしたら直人が何か知っているかもしれないから聞いてみよう。)


「直人、あのさ」


「ん?なに?」


(いや、待てよ、もし直人がこのループをおこした張本人だとしたらこのことを聞くのはまずいのではないか。)


「あ、ごめんやっぱ何でもない」


「おう、そうか」


そんな会話をしているうちに教室についた。


それから授業が始まったが一瞬にして全授業が終わったような気がした。なんせこの日の授業は今までに三回受けたのだ。


そして下校中、直人に再び声をかけられた


「この前出たゲームやった?あれめっちゃ面白かったぞ!」


「あーやったよ、おもしろいよな」


直人とはゲームの話題で盛り上がっている間に家につき解散した。


ふと、今日の直人との会話にどこか違和感を覚えた。

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