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卒業

「卒業証書、授与」


という校長の声が体育館に響き渡る。


生徒の名前が呼ばれるにつれ自分の番が迫っていき、心臓の鼓動が早くなっているのを感じる。


いよいよ次は僕の番だ。


自分の名前を呼ばれ「はい!」という大きな返事をし、舞台に上がった。


卒業証書を受け取り席にもどると心臓の鼓動がいつも通りの速度になっていた。


全員が卒業証書をうけとった。


次はいよいよ合唱だ。僕は今までの学校生活を思い出した。この合唱が終わったらいよいよ僕たちは卒業だ。


僕たちは再び舞台に上り全力で歌を歌った。歌ってる途中で泣き出しそうになってしまったが、なんとかこらえた。


合唱が終わり、退場の時間になった。その時、急にめまいがし、気を失った。


目が覚めると自分の部屋にいた。いつも通りにスマホをみて見ると脳に衝撃が走った。


「どういうことだ・・・」


時刻は7時だが日付は卒業式一週間前だ。


急いでベッドから飛び起き母に「卒業式はどうなったの!?」と聞くと「卒業式?卒業式は一週間後でしょ?」

と言われた。


「ちょっとお母さんスマホ貸して!」そう言い僕はお母さんから奪い取るようにスマホを借りた。


間違いない・・・


お母さんのスマホも日付は卒業式一週間前だった。


時間が戻っている・・・


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