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第1ワン 勇者と伝説

─剣と魔法の世界アラパイム。かつて、この地は人と魔族による骨肉の争いが繰り広げられた。そんな中、異界から召喚された勇者により魔族たちの信仰対象である邪神が封印された事により、人と魔族の争いは治められる。世界に平和をもたらした勇者はアラパイムの地に聖剣ヴァーバノワーナを残し、元の世界へと帰った。


 だが、邪なる魔族の残党は魔王軍を名乗り、再びアラパイムを混沌に陥れようとしていた。邪神の封印を解くには、かつて勇者が用いた聖剣が必要不可欠。勇者より聖剣の管理を任されたのは西の王国シソーヌ。かつて勇者と共に戦った魔法使いミクリヤ・シソーヌの興した国である。魔王軍は聖剣の奪取を目論見てシソーヌ王国へと迫 るのだった。


「と、いうのが今我々の置かれた状況ですのよ」

「呑気に言ってる場合ですか!!?」


 シソーヌ王国女王ミクリヤ26世の落ち着いた説明に突っ込んだのは大臣のハッセ。


「ええ。かなり危機的状況です。 聖剣の明け渡しを拒めば我が国は魔王の手に堕ちるでしょう……しかし、差し出せばアラパイムそのものが復活した邪神により滅ぼされるのです!!」


「では一体どうすれば……」


 頭を抱えるハッセにミクリヤはこう言った。

「聖剣は魔王ではなく本来持つべき者へ渡します……再び勇者をこの地に召喚するのよ!!」


 ここに、一人と一匹の勇者と一本の聖剣による伝説が始まる。


挿絵(By みてみん)

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