手招きと心音
色々考えた。お互いに休みが被ってる日を
あらかじめ見つけ優月ちゃんにお話がしたい。とお願いしていた。
それが今日だ。
「悠花さん。話ってなに?」
準備が出てきたのか、自室から出てきた
落ち着いた様子ながらも少し心配そうにこちらを見つめていた。
「ねぇ、優月ちゃん。まだ恐い?」
自分は思っていた以上に真面目な表情だったようで、優月ちゃんも1つ唾を飲み込み
深く頷いた。
「私が、溺れた日のこと……昔程ではないけど、まだ恐いの。」
「そっか、お姉ちゃんから何も言われなかったからてっきり治ったのかと思ってた……ごめんね。辛かったよね…」
「辛かった…でも、乗り越えるためにも、私が…!お母さんに言わないでってお願いしてたの…」
「…!そっか、偉い偉い~…」
頭を撫でると、嬉しそうに微笑んだ優月ちゃんを見ては、隣に移動して手と手を重ねた。
お互いに見つめ合っていると、優月ちゃんの顔面国宝が改めてわかってた瞬間に優月ちゃんが何かを察し
んーとキス顔をして来たのだった。
(撮りたいこの顔……!)
「……んっ、!」
ついと言ってもおかしくないほどに
軽く唇にキスをした。
感想:めっちゃ柔らかい
「……!えへへ……」
「んぐっ、!怪我とかしてない?」
「はい。ファーストキス……悠花さんに捧げちゃいました。」
「か"わ"い"い"よ"ぉ"お"お"お"ぉ"お"」
「久しぶりに、号泣姿見ました…」
「だってぇ……うぇっ、、」
「よしよーし…」
(!?!!…あ、あれ立場逆転してない!?!)
気づけば優月ちゃんに抱きしめられ
頭をよしよーしされていた。
>>>>>好き<<<<<
「……ん?」
「どうしましたか?」
「ブラジャーのサイズあってない。これは不味いことだよ!!今すぐ買いに行こう!!」
「え?え????」
*****
「いらっしゃいませ~」
「あの!この子のバストサイズ測ってもらえますか?」
「は、はい!お客様はこちらへ」
「すみません。よろしくお願いします…」
半ば無理やり、下着屋に連れて行き
優月ちゃんのバストサイズ測ってもらうことに
少しして、測り終えた二人が出てくる
「Cカップになります。」
「!ほんとですか…!」
「サイズ合うのはこちらにございます。」
「ありがとうございます。」
二人でそのコーナーを見ていた。
優月ちゃんが好きそうな色や柄は意外とあり
とても悩んでいた。
「私これにします。買って来ますね!」
「あ、待って。私が買うから」
そう言って優月ちゃんが、持ってた下着上下セットに加えて、優月ちゃんが悩んでた下着上下セット複数個含めて会計を済ました。
少し動揺しているけども、払わしてくれるようで
¥15000分の下着上下セットを購入した。
購入してる時、優月ちゃんは別のコーナーを見ていたようだった。
購入が終え店の前で待ってると、同じ店の服を持った優月ちゃんがあとから出てきた。
「何買ったのー?」
「…!!あ、あの…えっと……ないしょです!!」
「?」
優月ちゃんは店を急ぎ足で後にした。