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年の差恋愛  作者: にゃむ
14/16

訪問

看病イベントから数日が経ち

いつものようにお互いに仕事へ行き

お互いにお互いのこと支えながら暮らしてると

優月ちゃんから一言。


「今日、帰り遅くなるから…鍵は閉めてていいよ。合鍵あるし」


「飲み会とか?いってらっしゃ……!!」


「悠花さん?」


「どうしよう…優月ちゃんお酒弱いじゃん……??そんなんごーつぅーほてぇるだよぉおおぉおぉおおおぉお……!!!!こんな可愛い!美人!の塊なんだよ????????ウワァー!!」


「……なると思った。でも安心して、指輪付けて行くから」


「……ほんと?知らん男とのデキ婚なんてお母さん認めませんからね!!」


「はいはい……全くもう~…」


悠花がめそめそしていると、優月ちゃんは

悠花の頬に手をあてじっと少し見つめ合うと

デコにちゅーをした。


「……え」


「…看病の時のお返し。仕事行ってきます」


焦りながらも、顔がボっと真っ赤になり

デコに手をあて実感して行き耳まで真っ赤になりながら床を転がった。




夜になる。言われた通りに軽く鍵を閉め

まったりオタクモードとなり

タブレット端末でゲーム実況の動画を流し、スマホでは公式のアニメ配信、ゲーム機でゲームをやる、そしてテレビで録画してたアニメを垂れ流す。


そんな時間を過ごしていると、ピーポーンとインターホンが鳴った。宅配など頼んでない。と思い

画面を見ると、スーツ姿の男女二人が立っていた。


「こんな時間に営業!?」


居留守使えばいいか……と席に戻ると

再度インターホンを何度も鳴らされ

流石に迷惑だった為、反応してしまった。


「なかなか出られなくてすみません……」


『木田優月さんの自宅でしょうか?』


「え、あの…」


『さっきからうるさくしてすみません…!木田さんと同じ職場のもので…!』


え……今なんと…?

同僚……??


「あ、あの!!少しお待ち下さい!!」


このオタク要素やばい。

キャラTで人前に出るわけにはいかない……

ワンピースとりあえず着るぞ


「…すみません。お待たせしました。」


ガチャと扉を開けると

酔っ払ってる優月ちゃんが自分に駆け寄る


「わっ…優月ちゃん大丈夫…?」


「実は、一滴も飲んでないんですが……この状態で」


「えぇ…そんな弱いんだ……あ、あのありがとうございます。優月ちゃん可愛いから、一人だと怖くて…出かける前に防犯ブザー50個入った袋渡しそびれちゃって……」


「……50個、過保護なんですねー、俺後斑って言います。」


「私は、澤先と言います。これ名刺です。何かあれば連絡ください。」


「ありがとうございます。……ゆ、優月ちゃん、しがみつくと歩きにくいから一旦降りようね?ね?」


「ん~やらぁ…一緒……」


何か、この甘々な感じ久しぶりだな。

あの時以来だ。やっぱりまだ傷は癒えてないなのかもな。


「すみません。今日はありがとうございました。また後日お礼に伺います。」


そう言いながら、扉を閉め

しがみつく優月ちゃんを半ば無理やり降ろし

再度お姫さま抱っこをすると

ぎゅっと、抱きしめられ

寝床へ運んだ。


とりあえず、寝床へ運び終えるたあと

メイクをメイクシートで落とし軽く身支度を済ませ

寝かせた。


「……今日は私もここで寝ようかな。」


自分も身支度を済ませ、敷布団を部屋に持ってきては隣に敷いて寝た。


そして、翌日。

なぜか優月ちゃんが自分の布団の中でべったりとくっつきながら寝ていた。


(……かわいいなぁ、もう)


久しぶりに、あの日の出来事を見た気がする。



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