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年の差恋愛  作者: にゃむ
13/16

看病のちのち晴れ

水族館デートへ行った翌日

優月ちゃんは熱を出した。熱を出してる姿も可愛いけど、それよりも心臓が止まるかと思った。


自分はとりあえず、家にある看病に使えそうなものを手当たり次第見つけ看病に使う


わたしの慌てっぷりを見ると

優月ちゃんは声自体いつのものように出ないものの、微笑んでくれた。


「もう…大丈夫だよ。一人で出来るから…仕事行って……ね?」


「……!!!!ちょ、ちょっと待ってて!」


リビングに出ると、スマホを取り出しては

職場に連絡した。


『はい、もしもし…』


「センター長!!お疲れ様です。汀良田です。同居人が高熱で看病したくて……はい、はい…わかりました!それでお願いします!!!!」


今日は17時から四時間ということで、承諾を得た。

とりあえず優月ちゃんの側に薬とかもろもろ用意しよう。


倉庫から使ってないクーラーバッグと保冷剤を用意して、スポーツドリンクやゼリー飲料などを冷やしつつ側に置いた。


「…きっと、疲れもどっと出ちゃったんだね。ごめんね。気づけなくて……職場には連絡しておくね。」


「…悠花さん。ありがとう」


「色々準備出来たし……とりあえずは様子見かな。解熱剤だけでも飲もうね。」


優月ちゃんを起き上がらせ、解熱剤を飲ませようとしたが、うまく水を含めずにいた。


「…力入らないのかな。う~~~ん。何か…何か。あっ、…後でいくらでも文句聞くから、今は許してね…!」


少女漫画とか、BL漫画とかで良く見る口移しの水を飲ませるやつが頭に浮かんだ。

しかし、こんなの現実でやる奴おるのか……と思えるほどに、自分でもドン引きしてたけど

これも優月ちゃんの看病の一環…


角度をかえ、優月ちゃんの舌に解熱剤を乗せ

自分は一口分の水を含み優月ちゃんの口へ流し込んだ。加減がわからず少しむせてしまったけれど

何とか飲み込んでくれた。


落ち着いたのか、優月ちゃんは眠ってしまった。

「おやすみなさい。」


寝てる間は、とりあえず家事をこなし

支部を見たりよつべ観たりテレビ観たり

漫画観たりご飯食べたりしていた。


気づけば二時間経ってた。

様子を再度見ると、汗びっしょりなってた為

着替えをさせようと服を脱がし

汗をタオルで拭き、新しい服を着せた。


今はさすがに下心を出すわけもなく、

多少はドキドキしたし、柔い肌やばかった……


「……んっ、あれ今何時!…16時か。良かった。」


「悠花さん。」


「ゆ、優月ちゃん…!もう大丈夫そう…?」


「うん…迷惑かけちゃった。」


「こんなの迷惑なんかじゃないよ~今何か食べれそう?」


「うん。お腹減ったかも…」


「よーし!お姉さんが美味しいの作るね!あ、クーラーバッグに入ってる飲み物飲めそうなら飲んで!」



「……ぬるい?」


その日、優月ちゃんは完治。

そして悠花は熱をもらい受けた。

悠花は完治後の部屋の荒れ具合を知るのはまだ先である……。

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