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年の差恋愛  作者: にゃむ
12/16

甘え上手…?

スランプ中で、遅くなりました!

同居してから、また月日が経った。

少しずつお互いのことがわかり始めた感じで

一つ、優月ちゃんのことで気になることが出来た


〈おっぺいを枕にして良く寝る〉ということ

まぁ、それは一向にかまわないし

めちゃくちゃに良いにおいがするから全然ウェルカムなんだけども。


私がソファで寝っ転がってると

優月ちゃんがやって来て、私の上でスヤァ…して来る。


「これは、聞き出すチャンスなのでは!」


いつも私のぐうたら時間に付き合ってくれてて…

ぐうたら時間に…あれ、?

もしかしてぐうたら時間に付き合ってもらいすぎてて、恋人ぽいこと何も出来てなくね…。


そして、恋人として付き合ってるでいいのか、?

私の思い過ごしではないか……


「悠花さん、あの…」


「ん、どうしたの?」


もんもんと考えていると、背後から優月ちゃんに声かけられた。優月ちゃんはもじもじしているのが目に映る。


は????何この可愛い生き物……

GJ……!!!!


「あのね、今から。水族館行かない?」


「うん、行く行く~!……もしかして、デートですか」


「うん、職場の人にチケットもらったの…だめ、かな?」


「ぐうたらしてる場合じゃねぇ…!!優月ちゃん、10分…いや15分時間頂戴。準備してくる」


悠花は急ぎ、自室に籠り

服を漁り。キメた。


メイクもバッチリで、準備整えると優月ちゃんに袖を引っ張られ。カメラ機能を起動させたスマホ向けられ一緒に写真撮った。


「……可愛いすぎるの、ズルい。悠花さんの良さ他の人に伝わっちゃう…」


「…………。」カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ


「ゆ、悠花さん!?無言でシャッター切らないで…!」


「じゃ、優月ちゃんのこういう可愛い顔は私だけにしようかな。なーんて……さ、行こうか!」


「……!うん。」


*****


しばらくし、水族館へ着き受付の人にチケットを出す。

チラッと、恋人割も対象という記載が目に止まった。


『一般、2名さまですね~』


「あの。これって女性同士の恋人も対象ですか?」


『し、失礼致しました!恋人の仲を見せて頂ければ対象となります!』


「仲を見せるか…手を繋いでるとかはぬるいですかね…?」


「あ、悠花さん。恋人繋ぎとかどうでしょう」


「えっと、確かこう、だっけ?…ん"ん"恥ずかしいな。」


「…対象になりますか?」


『なります!!良い1日を!』


スタッフにokを貰い、水族館に入ると

たくさんの生き物たちが気持ち良さそうに泳いでいた。

恋人繋ぎをしたままで、少し暗い中を散策した


「悠花さん。あの、手…」


「ご、ごめん。繋いだままにしてたね…!ご、ごめん…でも、その……もう少しだけ繋いでちゃだめかな?」


「…!あの……。」


「?」


「腕組みたい…」


可愛さが勝ったが、優月ちゃんのお願いを叶えてあげたくなる病なのでとりあえず手を離し

腕を少し曲げ、どうぞすると

とても嬉しそうに腕組みをした。


それからは色んなところを回り

触れ合いコーナーなども堪能し

遅めのお昼ご飯を食べ、そろそろ出ようか。と

出入口付近のお土産コーナーへ立ち寄る


ストラップのコーナーで、ピンクと水色のペアストラップ(イルカ)があるのをじっと眺めていた優月ちゃんだった。


「これ、買おうか?色違いのお揃いだね。」


「い、いい…!他の探しますっ」


恥ずかしそうにしながら、別のコーナーを見に行ってしまった。

アクセサリーコーナーでは、綺麗なモチーフのペアリングなども売ってた。


「…50000円。なかなかのお値段、でも……この色、優月ちゃんにすごくぴったりだなぁ、絶対似合う。…よし、ATM行こ。」


*****


お互いに、お土産コーナーでたくさん買い物をし

満足して家に帰ろうとした時

優月ちゃんに止められ。渡されたのはアクセサリーが入ってる袋だった。


「こ、これ…悠花さんに似合うと思って…」


「…開けてもいい?」


「うん。」


白い紙袋を開けると、中から出てきたのは

ネックレスだった。


「とっても可愛い!ありがとう。優月ちゃん!」


「良かった。あのね。良ければ付けさせてほしくて……」


「じゃ、お言葉に甘えようかな!ふふっ、よろしくお願いします~」


くるりと背後を優月ちゃんに見せ

髪の毛を持ち上げ、うなじを露にする。


「付けるね…」


ネックレスの金具部分や、優月ちゃんの柔い肌や声、息などがもろにかかり少しだけくすぐったかった。


「出来た…」


優月ちゃんの一言で、髪を下ろし

向きを戻した。


「…うん、すごく似合ってる。」


「ありがとう。あ、わたしもね!これ…」


高級感溢れる紙袋から、ペアリングを取り出した


「…かわいい。てか、これショーケースに入ってたやつじゃ、」


「優月ちゃんに絶対似合うと思って…つい。貰ってくれますか?」


「……悠花さんらしい。はい…!」


左手の薬指にはめると、真ん中にある宝石が綺麗に輝き、とても良く似合っていた。


「可愛い可愛い~~~~~~~~~~~」


「わ、わたしも!悠花さんの指にはめてもいい?」


「喜んで♡」


ペアリングをお互いにつけ合い、また手を繋ぎ

2人の家に帰った。

ペアリング自体は2種類目だけども、前回優月ちゃんからもらったのとはまた別なのでヨシッ!


自分からも贈りたかったものだし。ウン

喜んでくれて良かった。


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