表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1ダメージで魔王討伐って出来ますか?  作者: 星原渚
1章・転移したけど魔王を倒せる気がしない
4/19

4・図書館と魔法

 次の日、俺は図書館に向かった。

 図書館に向かう理由は二つある、1つは魔王の情報を調べること、もう1つは魔法の習得である。


 そもそもこの世界での魔法の習得は呪文を覚えるだけでいいらしい。後はその魔法が自分の魔力以下なら習得は可能で、幸い魔法は全て習得できるので後は覚えるだけだ。


 図書館に着くと、魔王討伐の本がたくさんあった、それだけ魔王は恐ろしいのだろうなー、とりあえず片っ端から読むか。


 全てを読み終わった頃、もう夕方の5時を過ぎていた。

 全て読んだものの、書いてあることはほぼ同じで、結局魔王は恐ろしいということと、魔王へのたどり着き方しか載っていなかった。


 どうやら魔王はこの国に七人の分身を放っているらしい。

 その分身を全て倒さないと魔王とは戦えないらしい。

 その分身はそれぞれ特徴を持っており、力がものすごく強いものもいれば、足がものすごく速いものもいるらしい。全員の特徴としては、肩に数字が書いてあるとのことだった。


 いまの力では100%魔王討伐は無理なので、俺は魔法の本を開くことにした。

 どうやら、魔法は初級、中級、上級、究極の4段階に別れており、上の方になるほど習得は難しいらしい。あと、呪文といっても難しい言葉ではなく、中二病っぽいセリフを叫ぶだけである。


 それにしても、たくさんの魔法が載っている。氷結の魔法は便利そうなので取っておこう。後は、炎の上級魔法ファイアーボール、この魔法は、手から炎の玉を出し、ぶつけた相手を燃やし尽くす、どうせ相手には1ダメージしか入らないが、一応取っておく。

 スケールアップ、魔法の範囲を拡張できる魔法、メルト、触れたものに熱を発してそのものを溶かす魔法、後は補助に必要な、パワーアップ、ビルドアップ、ダッシュアップ、そして、ヒールを覚えた。

 これ以上覚えると呪文がごっちゃになりそうなので、しばらくはこれだけで行くことにする。


 図書館を出た頃にはもう八時、すっかりひと気は無く、月明かりが、ほんのり俺を照らしていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ