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AWS小説“消えかけの黒霧領域”7

「ケイ、お疲れ」


 セカンドワールドで、物語の中でその名は一度も語られず。

 その存在はものすごく曖昧で。

 なんの個性も持たず、感情は薄い。

 ただ、その者の役目は変調を正すこと。


 存在自体はもう消えてしまった干渉者、ケイ。


 この三日間、AWS小説“消えかけの黒霧領域”に起きた変調を正すべく、設定上に発生した矛盾を補完するための、ゲルトの過去を書いた小説を山本が執筆。

 立山が干渉者、ケイを用いてその手助けを行い、想定しうる結末へと向かうようにセカンドワールドへと干渉をする。

 その甲斐あって、“消えかけの黒霧領域”は予定通りのラストを迎えることが期待できるようになった。

 あとは経過観察と言ったところだ。


 エディターとしての役目を終え、一息つく立山には物事をやり切ったあとに訪れる独特の虚無感が残っていた。

 そのせいもあって、自分の生み出した干渉者、ケイの事を考えてしまう。

 今はもういない、存在しない。

 ともに干渉を成し遂げた、いわゆるパートナーはその役目を終えて消えてしまった。

 本来ならばエディターの手によってその存在をなかったことにする後処理をするのだが、ケイの場合は物語の流れで《向こう側》に残り、その存在はほぼどこにも居ないに等しい状況となったため、特にどうこうする必要はなくなってしまったのだ。


「お疲れ、うまくいったみたいね」

「原田さん、干渉者の後処理って、どんなのでしょうかね。経験がなくて」

「そりゃ、データの消去に近いことよ」

「そういうのじゃなくて、こう……なんていうか」

「あーなるほどね。そのうち慣れるわよ」


 身近な人を失ってしまい、心に空洞ができたような気分。

 人は取り巻く環境や関わる人たちに依存して、影響を受けて、自分を構成させるのだ。そう感じた瞬間であった。



―――――――――――――――――――――――


 立山は仕事を終え、家に着くと数か月ぶりに執筆活動を行った。

 小説、“曖昧なパートナー”は誰のためでもなく書かれ、その主人公ケイは確かに存在した。

 やり場のない気持ちをそこへ向け、この三日間で生まれた、自分でもよくわからない衝動に突き動かされ、執筆を続けた。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ここでいったんひと段落といったところです。

お試しで書きはじめた小説ですがうまいことまとまらず日ごろ何かをしながら小説の事を考えたり……

結構急いで書いたのでどこか抜けてるところあるかもしれません。

もし、いまいちわからない場面がありましたらコメントお願いします。

お話考えるのって難しい……! けど、とっても楽しかったです!

わーい、たーのしー!

これからも“曖昧なパートナー(達)は今日も健在です”をよろしくお願いします。

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