Episode.01 後書き・設定資料 & 全盛期に頂いたレビュー
【後書き】
ここまでお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
五年の放置期間を経てこうして無事に完結することができましたが、なぜ突然に再開したかというと、部屋を片付けていた際、小説大賞応募時の原稿が出てきまして、それを眺めているうちに再燃してしまったというわけです。
主人公カズヤは、思い切り自己投影の分身です。私自身、自分が今、この時代に生きた証を残したいという願望を強く持っており、必死に完結させたわけです。
とはいいつつも、投げっぱなしの伏線が多々あります。この勢いを維持しつつ、続編作成に奔走してゆきますので、どうぞお付き合いください。
では、Episode2のあとがきにて再びお会いしましょう。
2012年10月
【設定資料】
ここでは、各キャラクターの情報を<和也視点>でまとめております。
イラストは、少年チャン○オンにて活躍されていた、元マンガ家の師匠による書き下ろしです。
<キャラクター紹介>
<神崎 和也>Kazuya Kanzaki
自分の存在価値を求めて具現者に志願しました。
俺の力を必要だと言ってくれる霊界のスタッフたちと、
大きなことを成し遂げたいと思っています。
今、運命の歯車が大きく動き始めた。
<獲得賞金総額>200万円
<能力>
・ゴースト・イレイザー
簡単に言うと、霊力を具現化した一振りの剣です。
・イレイズ・キャノン
バスケットボール大の霊力球を飛ばす技です。
うまく当てれば、相手を気絶させる程の威力があるとか。
・シールド
霊力の盾です。通常出力で大人用の傘状の盾を展開します。
全出力で全身を覆うこともできるんですが、
MINDの消費量が激しいのが欠点ですね。
<セイギ>Seigi
特撮ヒーローオタクです。セイギはもちろん偽名。
長髪のカツラとサングラスで正体をひた隠しにしています。
見た目は変ですが、実力は本物。
<獲得賞金総額>230万円
<能力>
・変 身
真っ赤なヒーロー・スーツ姿に変わります。
ただの衣装というわけじゃなく、身体能力を向上させるみたいです。
恥ずかしいから、側に居たくありませんけど。
・オメガ・インパクト
攻撃の瞬間、衝突部を霊力で強化する技ですね。
ざっくり言うと攻撃の威力が上昇します。
・二段変身<モード・ブラック>
真っ赤なヒーロー・スーツが真っ黒に染まるんです。
体が無意識に抑制している力を強制的に解除して火事場の馬鹿力を引き出します。
持続時間はおよそ五分。全ての霊力を犠牲にする捨て身の技です。
<朝霧 美奈>Mina Asagiri
昨年のミス光栄、一年の部を受賞。
モデル張りの整った顔とスタイルは、完全に俺の好み。でも、性格がキツイ。
難攻不落の要塞として男どもの注目を浴びています。
<獲得賞金総額>170万円
<能力>
・ホーリー・シュート
ドライヤーのような形をした小型の装飾銃です。
・ローズ・スプレッド
花のつぼみ型の霊力で全身を覆い、360度に衝撃波を飛ばす技です。
・属性変化
装飾銃から放つ弾丸の属性を変化させる能力です。
無数の攻撃方法。正直、羨ましいです。この能力、俺も欲しい。
<久城 沙也加>Sayaka Kujo
ムード・メーカーとも言える元気っ子です。
朝霧の付き人兼、お守り役とでもいうのか。
洞察力とひらめきはかなりのモノ。
チームの頭脳としての一面もあります。
<獲得賞金総額>160万円
<能力>
・神王の鉄槌
全長二メートルを超える巨大十字架です。
打つ、投げる、何でもアリ。霊力球を反射できるらしいです。
・裁きの雷
十字架から放つ衝撃波です。
敵との距離が近いほど威力が増す仕組みだそうです。
・天女の羽衣
傷口に巻き付けることで傷の回復を早める霊力の布。
手当に着眼するところは、さすが女子ですね。
<桐島 玲華>Reika Kirishima
昨年度のミス光栄。全校男子の憧れのマドンナです。
まさか先輩まで、具現者のメンバーだったなんて。
<獲得賞金総額>未公開
<能力>
・未公開
・未公開
・未公開
<ラナーク=レイモンド>
俺たち具現者を束ねるボスです。
アジトでもほとんど姿を見ないので、未だに謎の多い人ですけど。
セレナさんの上司であり、造の霊術の賢者という地位にいる人です。
<セレナ=スターレック>
俺に具現者となるキッカケをくれた人です。
霊界からやってきた、爆乳お姉さんですね。
アジトの中では導師と慕われ、賢者であるボスの右腕的存在。
俺たちの作戦行動を指揮しつつ、指導役も兼任しているみたいです。
【全盛期に頂いたレビューのご紹介】
皆様が少しでもこの作品に興味を持ってくださればと思い、
過去にいただきました有り難いレビューを掲載させて頂きます。
必死の宣伝活動です!!
------------------------- レビューその1 -------------------------
投稿者: 峰崎九輪
【タイトル】
ストレートに“面白い”です
【本文】
いわくつきの刀とともに失踪した兄を探すため、具現者となった神埼一也の物語。
話としては王道の異能バトルもの。
個人的にはライトノベルというよりも少年漫画のノベライズに近い感覚で読めました。
というのも主人公のキャラクター性が最強系ではなく努力型であることが大きな理由です。
悪霊との苦戦、仲間内の亀裂。具現者としての生活には様々な壁が立ちふさがる。
しかしそれらを乗り越える過程、努力が緻密に描写されており、主人公の苦悩や葛藤に大きく共感できます。
またそれらを乗り越えた後の爽快感は大きく、一緒に成長していくような感触を得ることができるでしょう。
主人公以外のキャラクターの描写にも力が入れられており、
特にヒロインの美奈のツンからデレへの心情変化は必見。
主人公最強系とはまた異なった種のカタルシスがふんだんにつめ込まれている良作。
ぜひ一度目を通してみることをおすすめします。
------------------------- レビューその2 -------------------------
投稿者: 緒尾雄大
【タイトル】
――キミの耳元を刃がかすめる
【本文】
『身近な人たちだけでも守りたい』。
そんな甘っちょろい理想論をほざいていた俺をぶん殴ってやりたい。
弱い……俺はどうしようもなく弱い。
これは第一章のクライマックスにあたるワンシーンを引用させていただきました。
主人公が自らの力のなさを呪い、敵の背中を睨みながら歯を食いしばる。地面にへばりつき、こぶしを握り締め、『何でもいい、アイツを倒すだけの力俺にくれ』そうつぶやいた先にあったのは……
おっと、ここからは言えません。
剣と悪魔がぶつかり合うバトルモノ。
『あとになるほど面白くなるタイプの作品』です。個人的にはエピソード2の終盤まで読んだら引き返せなくなると思います。
はじめはジャンプで連載中のBLEACHに似ていると思いましたが、どちらかというとオサレタイプよりも泥臭く戦い、成長するタイプだと思います。努力があってこその『覚醒』。だから面白い。
バックアップ作成日時: 2015-10-07 01:12:35
アカウントごと削除した経緯があり、
手元にバックアップとして保管されているテキストを
そのまま掲載させて頂きました。
完結まで、是非お付き合い願います!




