実習×契約
いやー、長らく書いてなくてすいません。これから、少しずつ書いていこうと思うので、どうぞよろしくお願いします。
「はぁ、疲れた」
俺はなぜか樹海にいた。
「なさけないぞ、新入り」
この大柄で、いかにも体育会系な筋肉質で短髪な男は北瀬豪。
「そうだよ、いつもは外国にいったりもするんだから」
この一言で例えるなら猫といいたくなるような、目が大きく髪は長めで女の子より女の子らしいこの男は村上晃。
「…」
そして、もう一人顔を髪で隠し、素顔が見れない女の子が雪村陽子である。
この四人で今回の実習を行うのである。
時を遡ること、昼休みの終わりのことである。
俺がバトルを終えて帰るやいなや…
「涼様〜!」
そういいながら、長い綺麗な黒髪で、目がぱっちりとした大和撫子という言葉が似合うであろう宮津堤静華と純日本人とは思えないほど立派な金髪をした美少女の宮津堤麗華が同時に俺に飛びかかってきて押し倒されてしまった。
「おい、何だ。とにかくどけろ」
二人をどかそうとしたが、二人は悲しい顔をしていて。
「涼様〜違うグループになってしまいました」
静華は泣きそうな顔でいう。
「そうなのですよ、全く私と涼様を引き裂くなんて許せない」
麗華は怒りあらわにしながらいう。
「おい、状況が読み込めないんだが。そもそも、そのグループってなんなんだ?」
現状の説明を静華から受けた。
この学校では週に2回、午後の授業時間すべて使い実習を行うのである。そのグループは先生たちが決め、各グループに課された課題をクリアすることが目的だそうだ。
そういうことで、俺はこの樹海にいる。
「ふぅ、それにしても何でこんなことするんだ」
率直な意見を述べた。
「魔法を使用するには、精神的な力も必要になるから、精神を鍛えるためにするって聞いたよ」
村上が笑顔でいう。
「ふん、こんな演習で根をあげるやつなど、この学校にはいないがの」
嫌味をいうのは北瀬である。
「そういえば、神矢君の属性はなに?僕は空属性で、ランクはC」
そういうと、風を使ってすぐ近くの木の葉を切り裂いた。
「おっ、ワシもそれが知りたかった。なんたって、宮津堤姉妹を虜にするくらいの能力者なんじゃからな。おっと、俺は土属性でランクはCじゃ」
そういうと、小さな泥人形を作って見せた。
「…」
雪村は相変わらず無言だが、俺の能力に興味があるのか、こっちを向いている。「…ない…」
小声で、俺は答えた。
「はっ、なんだって?」
北瀬は、挑発的な態度でいってくる。
「だから、俺は魔法なんて使えないんだ。この学校は周りが勝手に入れられただけなんだ」
三人は無言になる。口火をきったのは北瀬。
「ふん、じゃあノーマルなやつがなぜこの学校にいるんだ。宮津堤姉妹も何を考えてこんな情けない奴の側にいるのか、何か弱味でも握っておるのか?」
「豪、言い過ぎだよ」
「うるさい、晃。あの麗しき宮津堤姉妹にこんなやつは相応しくないわ」
「豪、やめなよ」
村上は必死に止めようとするが、北瀬はここぞとばかりに俺をせめる。
「分かってるよ、この学校に俺がいることが場違いなくらい。けどな、こっちだってこの学校に来た限り精一杯やってみせるさ」
「ふん、魔法も使えないやつが生き残れるほど、この学校は甘くないわ」
「残念だけど、そうかもしれないね」
二人ともに言い方は違うが、俺がこの学校で暮らすのは無理だと言われた。
「そんなの、やってみないと分からないだろ」
そう、今日だって魔法使いとの戦いに勝ったんだ。大丈夫だ。しかし。
「けっ、お前今の状況がわかってないのか?」
「何のことだ」
「けどね、実際今だって魔法をもたない神矢君は足手まといとなるんだよ」
そういわれて、俺は何もいえなくなった。実際この状況で俺にできることはない。さっきも、北瀬は道のないところに道を作る魔法を使ったり、村上は木々を切り刻み道を作る手伝いをしていた。けど、雪村は。
「まぁ、あいつみたいに魔法使いであってもランクEの落ちこぼれじゃ、使い道がないな」
「おい、豪言いすぎだ」
「…」
彼女は無言のまま走って、行ってしまった。
「おい、女の子一人ないじゃねーか」
俺は彼女を追いかけていった。
「言い過ぎたかもしれんな」
少し反省の色を見せる豪。
「全くだ」
ガサガサ…
「おっ、雪村と神矢か?さっきはすまなか…」
そこには、北村の倍はあるガーゴイルがいた。
「これが、今回の試験の本番か、さくっと倒して神矢と雪村を探しにいくか」
「そうだね、じゃあとっとと倒そうか」
ふたりはガーゴイルに向かってそれぞれ、魔法を使っていった。
一方。
「雪村さん待って」
彼女は足が少し遅いのか、俺が早いのかは分からないが追いつくことに成功した。
「はぁはぁ、女の子1人でこの樹海に迷い込んだら大変だよ」
「ほっといて」
今まで一言も喋らなかった雪村さんが大声で怒りあらわに言った。
「ほんと、私なんて生まれてこなければよかったんだ。」
悲しそうにつぶやく。
「私なんか、魔法ランクもEでクラスメイトから無能者呼ばわりされて、水と風の雪村家に生まれながら火の能力を持って生まれた私を異端者として扱われるんだから。私なんて必要のない人間なのよ」
言っている意味がよくわからなかったが。
「そんなことない。何のことかよく分からないけど、そんな必要のない人間なんていないよ」
これは、雪村さんと自分に対する言葉だった。
「気休めはよして、私なんて誰からも必要とされないんだから。あなただって、そうでしょ魔法の力もないのにこんな学校にこさされて」
「そうだな…けど、俺は決めたんだ。この学校で暮らしていくって決めたんだ」
「なんで、私みたいに無能力なのに…」
この子は、ここでずっと暮らしてきて、能力がないばっかりに学校では虐げられ、家では自分だけ能力が違うだけで異端の見られるんだもんな。俺だって嫌になると思うぞ。
「大丈夫だ。雪村さんは雪村さんだ。魔法の能力なんて関係ない。俺は一人の人間として向き合っていきたい」
これは本心だ、まぁ無能者俺なんかにこんな事言われて迷惑かもしれないが。
「ありがとう、私ホント言うとあなたがうらやましかったの。無能者なのに宮津堤姉妹のところに居場所があって…けど、違うんだよね居場所は自分で作っていくものなんだよね」
そういって、吹っ切れたような顔をしていた。そして、手首につけていたゴムひもで髪を後ろで結ぶ。すると。
「うっ…」
なんと、目がパッチリとして小顔で整った顔があらわとなった。
「ん、どうしたの。私が髪あげたら変かな?」
「いや、そんなことないと思うぞ」
むしろ可愛いと言おうと、思ったが口を閉じた。
「よし、じゃあ二人のとことへも…」
「ギャー」
叫び声のようなものが聞こえた。
そして、叫び声と同時に北瀬と村上がいるhずのところから火柱が上がった。
「なんだ、いったい。嫌な予感がするけどいってみるぞ」
俺は状況把握が出来ないまま、火柱のほうに向かっていった。
「うん」
そこには、倒れている二人と羽をつけた馬みたいなやつがいた
「ガーゴイル…」
顔を真っ青に雪村さんは言う。
「そうだ、ガーゴイルだ。あいつは相当強い。Cランクの俺らでも歯が立たなかった。お前らなんて瞬殺されるぞ」
「そうだね、二人は早く樹海を出てきゅ…」
「このやろ。」
俺は村上の助言を聞く前にガーゴイルに向かっていった。
「おい、やめろ」
「危ない」
それをみてか、ガーゴイルは俺に向かって今朝見たファイヤボールの3倍はあるかというものを撃ってきた。バーン。
「う、あぶね。もうちょっとで、丸焦げだったぞ。」
火の玉を警戒して、少し後ろに下がった。
すると、後ろからも小さいファイヤボールがとんできた。
「私にも手伝わせてください」
雪村さんは俺を援護するために、ファイヤボールを撃ってきたのだ。
「お前らじゃ、勝てない逃げろ」
「そうだよ、僕たちなら大丈夫だから逃げて」
二人は心配そうな顔で俺らに行言った。
「心配ない。勝ってやるからそこでみていろ」
それから、作戦を立てながら一緒に戦っていたが、あのガーゴイルは動きが一定なことに気づきたが、どうしても近くに行くためには超ド急のファイヤボールをなんとかしなければならなかった。
「くそ、あのファイヤボールさえなんとかできたら、体術で何とかなるのに」
俺が苦々しく言うと。
「分かりました」
そういうと、突然自分を火の玉に巻いて、ガーゴイルに向かいだした。
「私があのファイヤボールに直撃して、隙を作りますからそのうちに攻撃を」
「おい、そんなことしたら雪村さんが…」
「いいんです、わたしならなんとかなります」
「そんなの駄目だ。」
力いっぱい言ったが聞く耳をもたれなかった。
しかし、突然。雪村さんの体の周りから、炎が消えた。
「うっ…もうきちゃたのか、雪村家に生まれたんだから、火の源は少ないことは分かっていたんだ…」
「どうしたんだ?」
何が起こっているのか、まるで分からない。
「はじまちゃったのか。」
豪は悲しそうに言う。
「神矢君、僕たち魔法使いは15歳から成人になるまでに自分の魔力だけじゃ魔法を使えない体になるんだ。だから、魔力を供給してくれるマスターを見つけ出し契約しなければならないんだ。そうしないと、雪村さんみたいになるんだ」
雪村さんを見ながら言う。
すると、頭の奥底から。
(お主なら、彼女のマスターとなれる)
「ん、何だ今の声」
いきなり、変な声が聞こえたかと思ったらすぐにやんだ。
「どうしたんだ、神矢君」
心配そうに村上はこっちを見る。
「…おい、その契約ってどうやるんだ。」
「契約には条件があるんだ。マスターは自分の持っている能力者としか契約が出来なく、また個人別の条件も存在するんだ.すべての条件を満たしたものとだけ口付けを交わすことで契約されるんだ」
「よし、分かった」
「よし分かったって…もしかして」
俺はすぐに雪村さんの傍にいった。
「雪村さん、大丈夫か?」
「えへへ、私の魔法使いとしての最後もあっけなっかたよ。これだと、家も学校も追い出されちゃうな。ホント居場所も出来たのに…」
涙を流しながら、小さな声で
「私まだ魔法使いのままでいたいよ…魔法使いのままで」
「大丈夫だ」
俺は雪村にキスをした。
「ん…なにするのこんなところで。」
雪村は唇をすぐに離した。
「なにって、契約だ」
「契約って私のはじめてを…えっ、契約?」
顔を真っ赤にして抗議しなが、驚いた表情になった。
「あぁ、ためしに炎を出してみな」
彼女は言われるがままに炎を出す。すると、今までと違い青色の強力な炎が現われた。
「嘘、これが私の炎なの…」
「そうさ、これはお前だけの炎だ。雪のように冷たいように見えるがその炎はすべてを焼き尽くす炎だ」
「私だけの…」
また雪村さんは涙を流す。
「まぁ、とりあえずあのファイヤボールを頼むな」
ガーゴイルに向かって走り出した。
「ブルー・レイズ」
そういうと、青い炎は矢のような形でファイヤボールを粉砕し、衰えぬ炎でガーゴイルに刺さった。そこえ、俺が蹴りを入れて倒れた。
そして、雪村の炎で焼きつく尽くしていくと、粘度になった。
「大丈夫か、お前ら」
「あぁ、それにしても雪村って美人だったんだな」
北瀬は雪村さんの顔を見てまじまじ言う。
「いやそんなことより、あの青色の炎の威力はAランククラスだよ」
「そんな…」
雪村は恥ずかしそうに下を向いている。
「まぁ、何はともあれって…」
少し歩いていくと出口というか、クラスのみんながいた。
すると。
「涼様。」
いつものように、宮津堤姉妹が飛び掛ってきた。
「大丈夫でしたか?ん、そのおんぶされている女性は誰ですか?」
「涼様は私のご主人様です。キスした中です」
唐突に雪村さんが言った。
「はぁー」
宮津堤姉妹が同時に叫んだ.
「いや、これには深いわけが…」
必死に弁解したが
「私たちというものがありながら…この女」
姉妹は同時に雪村さんを睨む。
「雪村さん、誤解をまねくようなこといわないで。」
「涼様、陽子と呼んでくださいよ」
人の話聞いてないし、キャラ変わってるよ。
このあとの女性人たちは永遠とバトルしていた。




