魔法使い×無能者
「どうなってるんだ?火の玉や、水の壁やかまいたちって…」
目の前で起きている事実に混乱した。
「それは、私からちゃんと説明させていただきますわ…けど、今はちょっと時間がありませんから、昼休みの時でも」
静華は混乱した俺に話しかけてきた。
それと同時に予鈴のチャイムがなり、学校が変わって始めてを遅刻するわけにはいかないで、疑問を持ちながらも静華のいう通りにしたがった。
ザワザワザワ。
クラスは話題の転校生を目のまえに騒がしかった。
「え〜、今日からこの神矢涼君はうちのクラスの一員なんで、仲良くしてあげてください」
この背が低くて可愛いらしい顔をした担任には確実に見えない花咲望が俺を紹介してくれた。
「え〜、神矢涼です。今日からお世話になるんでよろしくお願いします」
一般的な挨拶をした。
「パチパチ」
突然、二つの拍手がなり響いた。その二人とは。
「涼様素敵な挨拶でございました」
「涼様素晴らしいですわ」
宮津堤姉妹だった。当然、無視しようと担任が紹介してくれた席に行こうとしたが…
「なんですの?あの宮津堤姉妹があんな態度をとるなんて…」
「宮津堤様。どうなされたのですか、私たちの希望の星が…」
「あの転校生は何者だ。いや、何者だろうと許せない」
いろいろな罵声が聞こえて、クラスのほとんどが、俺を見ていた。しかし、俺は気にせず、席についた。しかし、着いた席は。
「涼様の右側ですわ」
「涼様の前ですわ」
と左の一番奥の席に座り、麗華と静華に囲まれている。
「何で、お前たちが…」
途中でもう、喋る気をなくした。どうなるんだろう、気を落とした。
昼休み、静華と麗華は憂鬱な俺を誘って食堂へと行った。
「で、説明してもらうぞ。ここがあの魔法学校ってのはホントか?」
授業は前の学校よりレベルは高くなっているが、それ意外は普通の学校そのままだった。
「そうですわね。一つずつ説明させていただきますわ。まず、この学校には魔法に関わるものが集まっております。この学校に関わらず、いろいろな場所に魔法学校は存在しておりますわ。」
真剣に静華は話す。
「魔法って、そんな現実的にありえないだろ」
混乱しながら言う。
「いえ、ホントにあるのですわ、涼様」
麗華がいってきた。
「例え、それが本当だとして、俺は魔法には関係ないだろ。何でここに…」
声がつまった。もしかして、俺にも魔法の才能が?
そんな期待はすぐに打ち破れた。
「はい、涼様には魔法を使う才能はありませんわ」
意外に大きなショックを受けた。「けど、魔法を…」
思わず俺は逃げた。
あはは、ちょっと調子に乗ってショック何か受けてしまったよ。こんな、ケンカくらいしか強くないやろうが才能なんてあるわけないよな。
「なさけね〜。」
歩いていると、チャイムが鳴った。しかし、俺は教室へは戻らなかった。
そして、フラフラ学校内を歩いていた。すると、見覚えのあるやつと出会った。
「見付けました。朝の借りを返しに来ました」
それは、火の玉を出し、宮津堤姉妹にやられた男だった。
「いや〜、あなたが宮津堤様たちから、離れるのを待ってました。これなら、あなたを倒すことができる」
その男は俺への復讐が目的らしい。しかし、俺は。
「さっさと失せろ。今は機嫌が悪いんだ」
男は一瞬、後ろに引き下がった。
「ふん、魔法も使えないお前など、敵ではないわ。くらえファイヤーボール」
そして、火の玉を俺に放った。
「ふん、そんな火の玉ごとき、油断してない今は食らうわけないだろ」
俺は火の玉を避けて、その男に襲いかかった。
「お前なんか、魔法なんてなくても倒せるんだよ」
そして、殴り倒した。
「ふっ、たいしたことないじゃね〜か。」
ホッと息をつくと、後ろから殺気を感じた。
「誰だ?」
後ろを向いて、言った。
「さすが、宮津堤様たちの関係者だね。私の名前は、本山大地。」
背は俺より高く、鋭い目をして茶色の制服を着たやつが現れた。
「何だ。俺に用でもあるのか?」
「いや、君には宮津堤様たちはもったいないので、宮津堤様たちの前から消えてもらおうと思って来たんだ」
また、宮津堤か。何なんだあの姉妹は!くそ、何で俺がこんな目に…
「なんだい君。黙ってるってことは、消えてくれる気になったのかな?」
「うるせぇ」
「なんだい、君。私とやる気かい?さっきのやつと比べてかなり強いぞ」
「うるせぇって言ってるだろうが。俺に指図するんじゃねぇ。宮津堤も関係なぇ、俺は指図されるのが大嫌いなんだ」
そして、俺は本山大地に襲いかかった。
「ふん、それならだ。アースクエイク」
唱えた瞬間に、地面が揺れた。
「クソ、何だこれ」
揺れのせいで立っているのがやっとだったが、俺は意地で本山大地の所まで行った。
「何?私のアースクエイクで倒れない」
「魔法なんて使えなくても前になんか負けない」
そういいながら、俺は本山大地を倒した。
「ふぅ、少しは気が晴れたな。教室に戻るかな」
そうだ。魔法が使えなくても関係ない。俺が魔法に負けなければいいんだ。
そう思いながら、教室に戻っていった。
しかし、これは幕開けにすぎなかったのだ。




