学校×魔法
翌朝
「うっ、ここは」
そういえば、確かいきなり妻ですとか変な女に言われて逃げて、またもう一人現れて…どうなんだったけ?思い出せない。
「コン、コン。涼様、失礼いたします。」
ノックをして、こっちが返事をする前に入ってきた。
出た、すべての元凶の変な女。
「まだ、返事してないんだから入ってくんなよ。」
ちょっと切れ気味に言った。
「す、すみません。けど、早く涼様に会いたかったので…」
変な女は急に顔を赤らめて、下を向いた。
んっ、何だ?俺なんかした…
「おい、何で裸なんだ?」
気が動転して変な女に尋ねてしまった。
「それは、その私たちが脱がしたわけではございませんわ…ちゃんと、執事に頼んで脱がさせていただいいて、涼様の服は洗濯させていただいていますわ。」
女は顔を赤らめて上にあげたり下を向いたり挙動不審な態度をとりながら話した。
「いや…ってか、服はどこだ?」これ以上の追求は不毛だと感じ、服の場所を聞いた。
「あっ、そうでしたわ。私たちの通う鳳凰高等学校の制服でございますわ。サイズあわせもしておきましたので着替えてくださいませ」
変な女は、突然思い出したように話した。
「はっ、そんな急なこと言われても…」
「バタン、静華お姉さま!やっぱり、涼様の所にいた。抜け駆けなんてズルイですわ」
昨日の上から降ってきた変な女の妹が突然入ってきた。
「あらあら、はしたないですわよ麗華。それに抜け駆けなんてそんなことはしてませんわ」
変な女は笑顔で返す。
「じゃあ、何で静華お姉さまは涼様の部屋にいるのですか?」
「私は服を届けにきただけですわ。他に他意はありませんわ」
あぁ、変な女が二人めんどくさいな。
「まぁ、とりあえず…二人とも出ていけ」
そういうと、二人ともショボンとした感じで出ていった。
「はぁ、なんなんだ。あの二人は、確かにホント綺麗なんだけど性格がな…」
そんな風に考えながら、静華という変な女が持ってきた制服を着ることにした。
「コンコン。涼様、そろそろ学校ですのでおいでになさってくださいませ」
静華が呼びにきた。
「はぁ、わかったすぐ行く」
部屋を出た。
「お似合いですわよ、涼様」
青のブレザー制服を着た静華と白のブレザー制服を着た麗華が同時に言った。
「んっ、二人とも何で制服の色が違うんだ?」
頭に浮かんだ疑問を率直に聞いた。
「まぁ、それは後程話しますわ」
静華がちょっと、何かを隠すように話した。
「そうですわ。それよりも、早くしないと遅刻をしますので早く車に乗りましょう」
慌てながら、麗華が話す。
そして、疑問を持ちながらも高そうな車に乗って学校に行くことになった。
この学校はなんなんだ。この広さデかさありえないだろ。
「涼様、いきましょ」
「いきましょ、いきましょ」
宮津堤姉妹にそういわれて歩くと、なぜかみんなが、こそこそ話ながら俺たちを見ていることに気付いた。集中して聞いてみると。
「宮津堤様たちが男性と…」
「誰だ、あいつ。宮津堤様たちとどういう関係なんだ」
「嘘だ。あの男嫌いの宮津堤様たちが…」
「あの男、許さない」
驚きや、恨みの声が聞こえて少し…いや、かなり面倒事が起きるなと予想した。
その予想は、すぐに現実となった。
「おい、そこの男。宮津堤様たちと一緒にいるんだ!答えたまえ」
いきなり変なナルシスト風の男が現れてイチャモンつけてきた。
「はぁ、そんなのお前に関係ないだろ」
面倒臭いから、相手にしないことにした。しかし、宮津堤姉妹は予想に反して。
「私と涼様の関係は許嫁でございますわ。だから、これ以上涼様に見苦しい姿を見せないで下さいますか」
何か今までと違いかなり、圧力のあるしゃべり方を宮津堤姉妹が同時にした。
「そんな宮津堤様の許嫁…そんなの認めない。その男さえ倒せば。」
突然、俺にナルシスト風の男は襲いかかってきた。
「おい、そこの変な姉妹、正当防衛ってのを後で説明しろよ」
その男の懐に入って、一撃パンチをくらわして、投げてやった。
「ふぅ、こんなもんか」
かなり弱いやつだったな。もうちょっと、手加減してやればよかったな。
「涼様…すごいですわ」
「ホント、何でこんなこと出来るんですか?」
姉妹が同時にはなしてきた。
「あぁ、昔から自分の身くらい自分で守れるようにって、柔道、空手、剣道、合気道とあらゆる武術をならってたんだ」
少し照れ臭そうに話した。
「くそ、こんな惨めなままで終われない。」
ナルシスト風の男が立ち上がって、なんだかボソボソと何か言いながら。
「ファイヤーボール」
唱えた瞬間、火の玉が現れて、俺に向かってやってくる。
「うわ、何だこれ。」
動揺して体が動かなく駄目だと感じたが、その瞬間。
「ウォーター・ウォール」
静華が唱えた。それと同時に、麗華も。
「エアー・カッター」
そうすると、水の壁が火の玉を打ち消し、風の刃がナルシスト風の男に向かっていった。
ナルシスト風の男は気絶をした。「なんなんだ、今のは」
動転する頭を、静めて必死に言葉を出した。
「それは…」
言いにくそうに静華は言葉が続かない。
「静華お姉さま、見られてしまったし、後で知られるのですから話しましょ。」
麗華は真剣な顔をして静華に話す。
「そうですわね。これから、話すことは本当ですので、信じてくださいませ」
「あぁ」
動転しながらも、話を聞くことにした。
「実は、私たちの学校は…魔法学校なのです」




