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夢物語:再睡  作者: 現帝 夢見隊


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1つだけの道だから、全力で

あらすじを変更しました。後付けみたいになりましたが、元からそうだったと思って読んでください(今回の話の情報整理が若干マシになるはず…)。毎回情報量多くてすみません。

目が覚める。ゆっくりと起き上がり、嫌な予感と共に外を見る。朝だった。どうやら、早めに寝たにも関わらず、朝まで寝てしまっていたらしい。


「……思った以上に、疲れが溜まってたか……まぁ一応明日が作戦会議だし、時間はあるけど………まあいいか」


ぬいぐるみを置き、立ち上がる。


「とりま暇だし、様子でも見にいくか。なかなかの怪我させたし。ああでも俺が心配してるみてぇだな、俺に気付かれると何か言われそ……まあいっか。そん時はもっかい病院送りや」


黒い渦を出し、昨日の紋章が付いた和服を取り出して着る。


「ぃ行ぃくかぁ〜。クソみてぇな暇つぶしだけどなw まあいいや」


ドアを開け、振り向く。


「じゃあ行って来る。…ふふ、今日も大好き。じゃ」


小さく手を振って、レオは黒い渦を出して入った。




「………ほいっと。隊長、養豚場へとうちゃ〜く」


学校校舎前の空中に出て、スキルでそのまま浮遊する。


「さぁてと、豚共の様子は〜……あり?」


校舎に誰1人いない。


「ンンンン?………あ、今日試験か」


今日は実力を測る試験の日だった。レオは屋上へ降りて、運動場を見た。


「う〜〜ん……全く問題無さそうで草。もう全員怪我治ってますやん。完治やん。この国の病院すげー」


運動場にはたくさんの先生生徒が集まって、生徒はグループになって戦っていた。


「今は団体戦か。へー…ふふ……」


自分と他全員の未来を想像し、少し笑みが溢れる。


「頑張れよ。英雄は、君らだ」


本心から、全員の幸せを願った。


「ま、俺は1つしかねえこの道を進ませてもらうけど。……さてと、これから何を」


その時


「ッ‼︎地震…?いや、違う。こいつは………」


1つの大きい気配と、その後ろに何千もの気配を感じ取った。この気配をレオはよく知っている。魔族。人類の戦争相手だった。


この世界には、地上で生活する人類、地下の世界で生活する魔族の2種族がいる。ある日、魔族は日光が照らす地上で暮らしたくなって地上へ出た。

だが、人類が拒んだ。危険な魔族を同じ地上に住ませたくなかったのだ。魔族は人類より身体能力が高く、魔族が侵略したら人類にほぼ勝ち目は無かった。そして何より、魔族に侵略される様子を表した伝承が人類にあった(言ってしまえば固定概念だ)。人類と魔族の言い合いになり、結局この種族間で何十年も争っていた(人類は手段を選ばなかったことで、何十年も侵略されずに済んでいた)。

ただ、約2年前に双方の新しい代表による話し合いによって、平和条約が締結されて戦争は1度終わった。だが、それから数ヶ月後、突然何故か魔族が侵略を始めた。それからまた戦争が始まって1年、今に至る。


「…チッ」


レオは気配がする方へ黒い渦を使って移動した。




黒い渦から出る。


「……お?おお‼︎ハハハハハハハ‼︎お前らぁ‼︎()()()が、自ら来てくださったぞ‼︎」


1番前の者が声をあげ、後ろにいる者共が笑い声をあげた。とても、不愉快な笑い声だった。


「………何で生きてる」

「お?気になるか!?じゃあ特別に、もう1回自己紹介してやろう」


そして、嬉々として自己紹介し始めた。


「俺の名前はバルト・ムガル‼︎魔族四天王の1人‼︎1万くらいの魔族を使って蘇った、お前を殺す魔族だあ‼︎」


バルト・ムガル。魔族の中で特に強い四天王の一角。凄く好戦的で、戦争を楽しんでいる。開戦直後、かつて人類に英雄と呼ばれる存在であるリラードを殺したが…その後、レオに殺された。


「約1万の魔族?」

「おうよ。こっちに何かを犠牲にして何かをできるようにするってゆうスキルを持ってる奴がいんだよ」

「犠牲にして…何かを………?」

(…いや、()()は無いな)


そのスキルに1つ心当たりがあったが、すぐに忘れた。


「…そうか。で、今日は何の用だ」

「そりゃあさっき言った通りだよ」

「…復讐か…」

「ああそうだ!前の俺と同じだと思うんじゃねえぞ?何倍にも強くなったからなあ‼︎」

「はぁ………」

「何だ?怖気付いたか?」

「まぁ、否定はしない」

「ハハハハハハハハ!!そうか、怖いか‼︎じゃあ」

「だから、選ばせてやる」


バルトの言葉を遮って話す。


「あ?」

「手加減状態の俺か、大体全力の俺。どっちと戦いたい?」

「何言うかと思ったが……そんなの、全力一択だろ‼︎」

「…そうか、後者か…」

「さあ来い‼︎殴り殺してや」

「ああそうだ、今は少し気分が良いし、お前から色々教えてもらったからな。1つ教えてやるよ」

「…は?……ッ‼︎」


バルトは疑問が出てきたが、すぐに消えた。理由は明らかだった。


「俺の最高戦力のスキルの名前は《夢眸(むぼう)》。色んな想いを消費して様々な力に変える能力で、文字通り理想を現実に変えれるようなスキルだ。ただ…1つ難点があって、想いを消費しないと溜まってくんだよ。喜、怒、哀、楽…どんな想いでもな。だから常時精神的にキツいんだよ。ま、想いの消費多いくせに4分の1未満の力にしか変えれない完全劣化版の真眼ってスキルで、想いをちょっとした力に変換して放出って対処はできるけど。…でも」


何故なら


「その欠点、よく考えれば」


そこにいるのは


「力が溜まってると同じだ」


自分を殺した人間だった。

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