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夢物語:再睡  作者: 現帝 夢見隊


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37/37

生きている

これからは文字数曖昧にする。1000〜2000文字にする(今までもそうっぽかったけど)。よろしくね。


では、どうぞ。



──ドゴォォォォオン‼︎──



「くっ‼︎」


リラード達は大爆発を凌いだものの、土砂崩れに足を持っていかれており、立つのがやっとだ。感樹の花弁(かんじゅのはなびら)の応用で相手の攻撃を花弁の位置として分かるが、岩が降ってきたりなどの自然災害は避けれない。


「俺が道を作る‼︎アザレアはアーレルド王子、ガリヤードはデルタ王を護りつつ、俺に続け‼︎」

「「了解‼︎」」


アザレアとガリヤードはそれぞれ王族をおんぶさせ、移動する体制に入った。


「「準備完了‼︎」」

「よし…」


脱出の準備完了の声が聞こえた。

その時、大爆発後の土砂崩れと土煙の中、花弁が下側に現れる。


「下──ッ!?」

「今だ‼︎殺せ‼︎」


土砂崩れの中、下から数十と登ってくる。土砂崩れ対策ができているのだろう。リラードは土砂崩れがあり、下から来るとは思っていなかった為、完全に隙を突かれた。

いつも通りだったなら、反応できただろう。


(クソッ、油断した…‼︎俺の攻撃は間に合わない…2人に伝えるのも間に合わない……ッ‼︎なら……)

「間に合え──ッ‼︎」

「ッ!?」

「なっ!?」


リラードは王族を抱えた2人の前に飛び出て、身を挺して護ろうとする。


「「リラードッ‼︎」」

(ごめん────ッ‼︎)


心の中で謝り、目を瞑る。

その時


「ッ!?」


腹に衝撃が来る。刺されたり斬られた感覚ではない。殺意は無かった。


「うッ!?」


その衝撃のまま、後ろへ飛ばされた。



────



「いって……?ここは…」


気付けば、小さいトンネルのような場所にいた。アザレアやガリヤード、アーレルドとデルタもいた。

そして──


「ッ‼︎ケイソレイ‼︎」

「ぁ……ッ…‼︎ッ──‼︎」


1人立っている。左目を両手で押さえ、震えた不安定な呼吸になり苦しんでいた。急いで近寄る。

だが


「──────ッ‼︎‼︎」

「ッ!?」

「な、なんだ!?」


突然叫ぶかのように口を開き、右手を左目から離して前へ突き出す。

すると、リラード達はトンネルの外まで飛ばされた。


「クソッ‼︎」


英雄隊は王族を抱え、着地する。そしてすぐにケイソレイの元へ向かおうとしたが、その前にケイソレイは出てきた。そしてすぐ右手をガシッと握る。すると、周りの飛び散った土砂が集まり、あっという間にトンネルは塞がった。


「「「ケイソレイ‼︎」」」


全員ケイソレイの元へ近寄る。まだ左目を押さえている。


「《感樹の花弁(かんじゅのはなびら)》ッ‼︎」


【あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!】

【左目失明だけで済んだ。今回は幸運だ………】

【息が詰まる──揺れている、震えてる───】

【うるさい──】けど静か──】


感樹の花弁(かんじゅのはなびら)》でいくつもの想いが渦巻くケイソレイの心を知る。英雄隊にも共有する。よく見ると、左目を押さえている左掌から血が溢れ垂れている。


「ッ‼︎」


リラードはすぐにケイソレイを抱きしめる。強く、強く抱きしめる。ケイソレイのおかげでみんな助かった。ありがとうと、伝えるように。

ケイソレイは抱きしめ返す。強く……でも、あえて弱く、抱きしめる。今の自分の弱さや脆さを教えたいから。


「ケイソレイ。俺が抱きかかえて…抱っこする。何も見なくていい。聞かなくていい。ただ抱きしめてれば大丈夫。いい?」

「ッ」


ケイソレイの頷きを確認して、すぐ抱き抱える。


「英雄隊‼︎このまま降りて山を出て、そのままシャードへ向かう‼︎続け‼︎死んでも護れ‼︎」

「「了解‼︎」」


いつもの戦う目になる。そのまま、限界まで急いで向かった。

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