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夢物語:再睡  作者: 現帝 夢見隊


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30/37

力 嘘

お待ちかね、2600文字。キツかった。


では、どうぞ



─数日後─



「……お目覚めでぇす。さてと……」


起きて、リビングへ行く。


「…ん?あ、おはよう。丁度、出来上がったよ」

「さっすが♪」


何気ない会話を交わして、椅子に座り、ご飯を食べ始める。


「今日だったよね?」

「うん、そうだよ。緊張してる?」

「心臓バクバクよ」

「はは、まぁそれはそうか」

「相手が相手なんだよなぁ…」

「大丈夫だって。最悪でもアザができるくらいだから」

「う〜ん十分痛いね」

「嘘嘘。そんなことにはさせないから大丈夫。信じて」

「はいはい、頼んだよ」


ご飯を食べ終わる。


「ご馳走様っと…」

「それじゃ、行こっか」

「あいよ」


食器を片付け、家を出た。



─数十分後─



「さてと…着いたよ」

「緊張してきた…」


クルス王国にある訓練場。戦う者や、将来戦場に身を置く者なる人らの為の場所。誰かと対戦や、別の人を観戦など色々できる。

2人は、中へ入った。


「…あ、ここで武器を選べるね」

「すっげ…木製でめっちゃある…」

「好きなの取ってね」

「え、好きなの?得意じゃなくて?」

「好きなのの方が、伸ばしたくならない?」

「あぁ……たしかに」


ケイソレイは自分の好きな刀を取った。リラードは双剣を取った。


(刀…木製で鞘まであるのか……あ、切れないようにちょっと丸くなってる)

「お、刀か。いいね。カッコいいじゃん」

「やっぱ刀が1番カッケェわ」


そして、訓練場の動く場所へ入った。

ケイソレイは、実力を測るためにここへ来た。これから強くなるため、現状を知っておくのが大事だとリラードに言われたからだ。前まではよく相手してもらっていたが、最近はそれどころではなく、


「…準備はいい?」


腰に装備した刀の鞘を掴み、腰を落とす。


「……いつでも」

「よし……じゃあ、実力を調べるよ」

「…」

「どこからでも本気で………来い‼︎」

「ッ‼︎」


戦闘が始まった。ケイソレイは走って近付き、斬りかかる。


「あっ!?」


リラードに防御され、その衝撃に耐えれず片手で握ってた刀が手から外れる。


(いきなり事故。さぁ、どうする?)

「バカッ‼︎」


ケイソレイは持ち前の身体能力を活かして、すぐにドロップキックを仕掛けた。


(え、ここで攻撃!?)

「やばっ‼︎」


リラードは今スキルを使って相手の心を読むことの応用で、相手の行動を予測するということをやっていない。完全に素のまま戦っている。故に、予測も自力でやっている。しかも手加減していて、若干力を抜いている。

ここで大胆な攻撃に出るとは思わず、焦って防御した。


「ッシャア‼︎」


ケイソレイは蹴って、後ろへ飛んだ。それで1度着地失敗して転んだものの、すぐ体勢を立て直して立ち上がる。これで、離れることができた。


(なるほど…一旦離れるためか。よく思いついたな…)


思いつきの良さに驚いていると


(…ん?熱くなった?あれ、違う…なんだ?)


ケイソレイが上着を脱ぎ、右手に軽く巻いていた。


「いやー…できるかなぁ〜………ッ‼︎」


そう呟き、再度走って近付く。


(来た‼︎今度はこっちからやってみよっかなッ‼︎)


リラードは踏み込んで、剣を振りかぶる。その時


「ラッキー‼︎」

「え?…うわっ!?」


リラードの踏み込んだ足が引っ張られた。よく見ると、その足がケイソレイが脱いだ上着に引っかかっていて、ケイソレイが引っ張っていた。そのままリラードは転んだ。


「いってて………あ」


起きあがろうとした時、既にケイソレイが首に刀を置いていた。


「はぁ…はぁ…り…リラード、めっちゃ手加減してたけど……なんか勝った…‼︎」

「ははは……ああ、負けちゃった」


リラードはゆっくり起き上がった。


「いや〜、騙すの得意だね」

「…え?……あぁ……そっか……」


リラードの褒め言葉に、ケイソレイは目を逸らして答えた。


「…ケイソレイ。もう1回、やろう」

「え?何で?まぁ、いいけど」


互いに離れ、また構えた。


「いくよ‼︎」

「ッ‼︎」


身構えたその時


「あ!?」

「え?」


リラードが違うところを見て言う。それにつられてケイソレイもそこを見る。その時


「隙あり‼︎」

「は?いったぁ!?」


隙を狙って小さい石を投げ、ケイソレイの頭に当たる。油断していたせいで、そのまま後ろに倒れた。


「勝った‼︎」

「ひっでぇ!?」

「はっはっはっはっは‼︎」


笑いながら、ケイソレイに近寄った。


「ふぅ…ねぇ、ケイソレイ。嘘つくの、嫌い?」


雰囲気が変わる。


「え?あぁ…そうだな」

「何でか、言える?」

「……これまで嘘つくのって、あいつ騙す為だったし…」


ケイソレイはこれまで、あいつ(父親)に虐待を受けていた。それで家出をしたのだ。そして、それまでは嘘をついて大半の事を凌いできた。故に、嘘をつく事が嫌いになっていた。


「…ケイソレイ。仕方なかったことは、仕方なかったことだよ。気にすることない」

「いや、でもな…」

「俺は今、騙し討ちしたけど?」

「ッあ…」

「それに、境地に達して得た自分の力って思えばカッコいいじゃん♪」

「……」


考え方が変わる。


「ふふ、たしかに。じゃあ俺強いのかな?」

「もっちろん!この英雄様を倒したんだからね」

「そっか、なら良いね」


その時


「ッ‼︎」

「ん?どうした?」


ケイソレイの中に、1つの何かができた感覚がした。


「……リラード、あと1回やらん?」

「え?ま、いいよ」


互いに離れ、構える。


「よし…斬りかかって来い‼︎リラード‼︎」

「よし、いくよ‼︎」


リラードは走り、ケイソレイを斬った。しかし…


「あれ?」


そこにいたケイソレイは霧となって消えた。その時


「ペシィ‼︎」

「いて!?」


後頭部を思いっきり叩かれた。振り返る。


「え、ケイソレイ!?え!?え!?」


ケイソレイが自慢げな顔で立っていた。


「リラード、さっきスキル手に入れた」

「え?」

「騙すスキルでね。リラードにそこに俺がいるように見せて、俺は後ろからペシったって感じ」

「ッ‼︎それって…‼︎」

「うん。これは、俺の力だね」


嘘をつく事を受け入れたことにより、スキルとなった。


「はは、それでいい」

「うん!」


お互いに、グッドサインをした。

毎日投稿できなかったらその次の日は休む。それまではやるつもり。

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