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夢物語:再睡  作者: 現帝 夢見隊


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24/37

逃げて掴む幸せ

今回から過去編へ入ります。良い感じに描ける自信無いんで応援してくれませんかね。別にいいけど。


では、本編どうぞ



─1年前─



「………」

(大丈夫…()()はただあそこへ行くだけ…大丈夫。この国の治安は良いから襲われもしないはず…)


心臓は少し早く鼓動を打ち、呼吸は未だ落ち着こうと深呼吸するも不安定だ。今は冬。外はとても寒い。着込んではいるが、それでも寒い。そして、今は深夜で、自分は子供。ここクルス王国は治安は良いが、それでも深夜に子供1人の外出は危険だ。


(あそこまで……何キロあるんだ?…まぁいいか。その間は音楽で暇潰しすればいいし)


危険だが、行かなければならなかった。


(最悪、誰かの家に行けば……いや、一応やめとこう)

「…行こう」


覚悟を決めた。…だが


「………」

(…落ち着け…大丈夫、大丈夫だから…)


恐怖で、一歩が踏み出せない。足が重すぎる。


(どうせいけるから!ね?大丈夫だって!あの時と変わらないから!お前ならいける!)

「………ッ‼︎」


長い1分を経て、やっと一歩を踏み出す。一歩踏み出せたなら、後はいける。


「ふぅー……さっすが。んじゃ……《孤独への花束(独唱)》」


右手で耳をチョンと触り、スキルで音楽を流し始めた。そして、目的地へ向かって歩き出した。



─1時間半後─



「…だぁ〜れもいないやん。いや当たり前だけど。でも少しくらいはいると思ってたんだけどなぁ〜」


そう1人言を小声で話していると


「にしても…てかそこじゃん我が目的地。別名公園。はぁ〜つっかれたぁ……でぇ〜もぉ〜〜?」


ジャンプして、公園の境界線を飛び越える。


「到っ着…!さてと……よっこいしょういちの助」


ゆっくりと公園のベンチに座る。


「しょういちの助…?誰のその女…‼︎いや男だろ。………ご冗談はともかく……どうしよっかな」


公園に来た理由は、人と待ち合わせしていたからだ。彼が来るまで何をしようかと考えていたその時


「う〜ん…1人じゃんけん?1人しりとり?ふっw……虚しくなるわ友達おるんに。じゃあ…1人言続ける?確かにめっちゃ話題思いつくから2〜3時間は普通に話せそうだけども。ぬぅ……」


ふざけながら考えていると


「ふッ!?」


突然後ろから誰かに目を隠された。体がビクッてなって意味分からん声も出てしまった。だが、すぐ察し、半笑いになる。


「お〜れだ」

「そこはだ〜れだやろ」

「じゃあだ〜〜〜〜〜れだ」

「なっが。まぁう〜ん…デルタ・クルス?」

「王様がここで何してるんだよ」

「自分の国で深夜に公園で座ってる国民に遊び心全開でだ〜れだを仕掛けてる」

「改めて説明されると訳分かんないな……ていうか俺王様じゃないしね」

「死ね?」

「言ってません。それじゃあ正解をどうぞ」

「…英雄、リラード・クロス」


目を隠してた手が離れる。上を向く。


「肩書き付き。う〜ん追加でプラス100点。結果200点!完璧!」


上からこっちの顔を覗く。待ち合わせしていた、大親友だ。


「頑張ったね。お疲れ様。来てくれて、ありがとう。ケイソレイ」

「感謝すべきなんのは俺の方じゃね?俺待ち合わせの時間伝えてなかったよな?いつから来てたん?」

「え?たしか…夕方くらいから…」

「夕方…!?夕方……仕事終わりからじゃねえか!?」

「そうだけど…仕方なかったしね」

「いや、自分で言うのもアレだけど仕方なかったよ?いつ抜け出せるか分からんかったから、いつここ来れるか全く分からんかったけど…だとしてもそんな早く来る?俺が来れるの多分深夜って言ったよね?」

「ま、大親友が助けを求めてるなら、手を差し伸べるのは当然♪」

「おお誰でもお前みたいに他人を助けれると思うなよ?しかもお前がやってんの手を差し伸べるどころか、俺の為に動きすぎて俺の手足みたいになってるから」

「俺が手足になることだ」

「上半身を裸包帯にしてから言え」

「舐めるなよ?親友だぞ?しかもただの親友じゃない。ドが付く程の親友…大親友だぞ?」

「ドはどこいった」


風が吹く。


「sssssさっっむ。冬のド深夜に会話するもんじゃねえわ」

「確かに……それじゃ、行こっか」

「そういえば聞いてないんだけど…どこに?」

「知らんのか。俺の家へ行く」

「俺の歳には分かりにくいネタやめい。あと俺あんま元ネタ知らんねん。それに使い方もちゃうわ」

「3連撃もやられちゃった。小僧派手にやるじゃねぇか!」

「あ、それは分かる」

「よし!…ていうか寒。風邪引く前に、行こっか」

「せやな」


ケイソレイとリラードはふざけながらも楽しく話しながら、リラードの家へ向かった。

………会話パートが多くなりそうで怖い………長い会話シーンはアニメとかならいいんだろうけど………

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