敵
すまん。今回場面がポンポン切り替わる。しかもまた短い(長い時は2000文字で、短い時はいつも1000文字くらいで統一してる)。あと、アザレア死後にぬいぐるみの修正し忘れてた。ごめん。
それでは、本編どうぞ
「スゥー……ふぅー……スゥー……ふぅー……」
ゆっくりと呼吸する。体を大の字にして、空を見る。何を考えているのだろうか。いや、何も考えていない。今だけは全てどうでもいい。清々しい気分だ。体の中が全て空っぽになったみたいだ。さっきまでの体の重さが嘘のように思えてくる。涼しい風が通る。風を吸い、空っぽの体中を巡る。そして、吐く。より、心地良くなっていく。風が不純物を吸ってくれたのかもしれない。きっと、そうだろう。静かだ。
「…なぁ、感じるか?いつもと違って、静かだな。風が気持ちい。お前もわかるだろ?この風が体を通っていく感じ」
その時
「………お前も聞こえるか?ああ、この静けさだ。聞こえるだろう」
ぬいぐるみを左手で抱き抱え、ゆっくりと起き上がる。
「流石に…そろそろ、動くか」
ぬいぐるみにキスをして、頭にズラしていた仮面を顔へ戻す。
「…いつもごめんね。………行くよ」
レオは《夢眸》を発動し、歩き始めた。
─約2分後─
進軍する何万もの魔族。それを引き連れ歩く先頭の2体の四天王。向かうはシャード共和国。目の前の山を越えればシャードへすぐ着く。
だが
「…?………ッ‼︎止まれ‼︎」
「あいつは………‼︎」
山から1人の子供が出てくる。ただの子供ならそのまま進んでいた。……だが、止まらざるおえなかった。その子供は
「お前ら‼︎構え」
「遅い」
「ッ‼︎」
英雄ケイソレイ・ムユジク。人類側の最高戦力だ。
────
「ッ!?爆発音ッ!?」
遠くの山を見る。
「あっちはケイソレイがッ‼︎……無事でいてくれ……‼︎」
ガリヤードは再度走り始めた。
────
「落ち着け‼︎狙って撃てー‼︎」
「あんなの…当たるわけ……‼︎」
魔族は何万もの攻撃を放つ。だが
「…」
レオは《孤独への花束》で音楽を流し、ステップを踏んで余裕そうに避けていた。
今のレオは、えも言えぬ感覚に浸っていた。山に落とされ孤独や痛みが限界に達して黒い柱が立った時、レオが背負っていたほぼ全てを放出した。それにより、一定時間だが解放感や身軽さが体を満たしていた。…それでも、仮面は外さなかった。
「……流石に、そろそろ…やるか」
切断されていた右手を一瞬で生やし、心淵から剣を取り出す。気持ちを《描く者》で切り替える。
「ッ‼︎お前ら武器を持て‼︎」
魔族は剣や槍などの近接武器へ持ち変える。
「う"お"お"お"お"お"お"お"お"‼︎」
「かかれー‼︎」
互いに接近して斬りかかる。
その時
「「────は?」」
目の前が光った。
年越しまでに終わらせてぇなぁ〜




