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夢物語:再睡  作者: 現帝 夢見隊


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18/37

それでも、信じてしまう

前回ぬいぐるみ回収し忘れた。これ投稿後に修正する。ごめんて。



─翌日─



「………」


森の中。木を背もたれにして座っている。昨日の襲撃で、家は爆発で無くなった。レオは…ぬいぐるみを抱きしめながら、感傷に浸っていた。


「…なぁ、みんな。俺が次にやることを本当にやったら……怒るか?」


落ち着いた声で放つ。何故か、悲しみは少しも混ざっていなかった。ただ…心臓が少し、締め付けられていた。


「……ま、怒るよな。そもそもお前らは天国で俺は地獄だろうから会うことはもう無いだろうけど」


皮肉を込めて言う。


「さてと………」


立ち上がる。


「あの四天王…確かシャードと取引してるような感じのこと言ってたな……てかあの国と壊滅したハレトス以外銃持ってないし」


シャード共和国。機械類が進歩しており、戦闘では様々な銃を使う。昨日、四天王が銃をシャードから取り寄せたと言っていた。色々あったが、聞き逃さなかった。


「…ごめんな、いつもいつも。ここは危ないから、一緒にいて。ね?」


ぬいぐるみに話しかける。


「それじゃ……行くよ」


夢眸(むぼう)》を発動し、シャードへ飛んで向かった。



─3時間後─



「〜でね、俺もう食えねぇって言ってるのにまだ食べさせてきて〜」


飛んでる間、手元のぬいぐるみと話していた。

その時


「だろ?だから俺………なんだあれ」


飛行する巨大な何かを見つける。


「………船?船が飛んでる?は?」


船が飛んでいた。


「………あ」


レオは前、聞いたことがあった。クルス王国にはいざという時用の空飛ぶ船があると。


「え、あれマジだったの?どうせ誰かのスキルだろうけど……てかよく無事だったな。いや、いくつかに分解しておいての組み立て式?あの国原始的なことに関してはスゲェからな…速攻で組み立てれたんか…だとしても襲撃翌日の昼にもう飛び立ってるってなんやねん。早すぎだろ。知らんけど。……とりあえず……」


レオは船へ近付いた。そこには


「……ッ!?ケイソレイ!?」

「……ああね、そういうことか」


ガリヤード含む少数の護衛がいた。レオは船に乗る。


「何でお前がここに…」

「こっちの方角に用がある。お前らはどう」

「ま、魔王だ‼︎魔王が襲来したー‼︎」


レオの声を遮って他の護衛が知らせる。


「うっせぇな黙ってろ‼︎全員ここで殺すぞ‼︎」

「ひっ!?」


怒りのまま警告する。その声で周りの護衛は動きを止め、静かになった。


「チッ…自分すら貫けぬ腰抜け共が………話し続けるぞ」

「…ああ」

「んで、お前らはどうせシャード共和国行き来の護衛だろ?これに王乗ってんだろうし」

「そうだが…」

「はぁ……そ。了解」

(めんどくさ……)


レオのシャードでの用事にガリヤードがいると、色々としづらかった。


「護衛についてやる」

「…は?」

「だから、護衛についてやるっつってんだよ」

「だ、だが…お前は今…」

「俺がいなきゃお前ら死ぬぞ」

「な、何故…」


ガリヤードにしか聞こえないように、近付く。


「魔族の1番の目的は俺の死。英雄だからな。どうせもうここ辺りに四天王の1人や2人来てるだろうよ。ここで俺1人どっか行っても、お前らが捕まって脅しの材料になる。迎え討つしかないってわけ。分かった?」


何を思っているのか分からない。いつもならケイソレイの顔を見て、多少はケイソレイの気持ちが分かる。だが、今は仮面を付けていて、何を考えているのか……何も分からなかった。


「………分かった。俺から他の奴らに伝え」


その時


「グア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"‼︎」

「ッ……来た」


何百体もの龍が現れる。龍はこの空飛ぶ船の周りを囲った。


「四天王は……いない?全員殺せばいいだけだろ」


ぬいぐるみを左手で抱きしめ、刀を抜く。


「《夢眸(むぼう)》………動けッ‼︎」


レオは両目から3つずつ炎を出し、空中で戦い始めた。だが、誰でも飛べるわけじゃない。


「クソッ…あんなの、どう護れば良いんだよ…‼︎」


ガリヤードは船内から斬撃を放って、空中を飛ぶ龍の群れを倒していた。これはまだいい。


「こ、こんなの……どうしろって…クソッ‼︎」


遠距離攻撃を持たない者は、群れの中突然来る龍を防御。良ければ反撃できる程度の状況だった。幸い、レオが大半を担っていたおかげで一瞬で全滅するような事態にはならなかった。…だが


「──ッ‼︎───ッ‼︎ゲホッゲホッ…くっ…‼︎」


もはや声が出ないほど限界だった。この状況が精神的にキツかった。護るべきものが多い上に、敵が多すぎる。空中なせいで、1人で360°対処しなければならなかった。何回も仲間の死がチラつき、精神はすり減っていった。


(キツいけど……)

「このまま…いければ……‼︎」


その時



──ケイソレイ──



「え?」


見覚えのある声がした。振り向く。そこには


「………リラード………?」


大親友がいた。

今日の分間に合ってよかった。4時間くらいかかったし。

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