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夢物語:再睡  作者: 現帝 夢見隊


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13/37

家族と想い

見にくいかも。すまん。


本編どうぞ

さっき見えたのは、家族写真。父…母…そして、間に子供。仲が良さそうに、3人とも笑顔だった。


(あの…家族写真………あそこが………ヤマタノオロチ(あの子)の…家………だから……さっき…だから…ずっとここに………)


点と点が、ゆっくりと繋がっていく。見たくない故に考えないようにしてしまうが、それでも、嫌でも、繋がっていく。最悪の答えへ近付く。


「うっ…!?」


突然、頭痛がレオを襲う。だが、それと同時に、誰かの声と目線が頭に流れてきた。



───



『ねえお父さん!これカッコいい‼︎』

『ん?おお、ヤマタノオロチか。カッコいいのを見つけたなぁ』

『うん!あのねあのね、ハルトね、これになりたい!空を飛んで、口からいっぱい火吹いて、みんなやっつける!』


上に大きく手を広げてみせた。


『おお!カッコいい!でもなぁハルト、ヤマタノオロチって、羽が無くて、空を飛べないんだ。それに、火も吹けないんだよ?そうだなぁ…あ、ヒュドラの方が近いかも』

『嫌だ!それ言いにくいしダサいもん。…あ!じゃあハルトね、羽があって空を飛べて、火もいっぱい吹けるヤマタノオロチになる!』

『はは!賢くなったな〜!』


父親らしき人物は、わしゃわしゃと頭を撫でる。


『あら、それじゃあお母さんは食べられちゃうの?』

「ううん。お母さんは守る!でも、お父さんは食べる!」

『ええ!?』

『ふふ、何で?お父さんも助けてあげないと』

『だって、お父さんのご飯美味しくないもん!』

『それは許してよぉ〜』

『あはははは!』


みんな、笑っていた。



───



「……」

(…だから…この姿に……)

「うっ…また…‼︎」



───



『お父さん‼︎』

『ハルト!?』


戦火の中、それでも近寄る。


『くっ…逃げ遅れてたか……』

『お父さん…怖いよ…』

『いいか?ハルト。ここは危険だ。今すぐお城へ行ってくれ』

『じゃあお父さんとお母さんも一緒に行こ!?』

『……分かった。お父さんもお城まで一緒に行こう』


少し迷い、返事をした。だが


『嫌だ‼︎お母さんは!?お母さんも一緒に行く‼︎』

『ッ‼︎お、お母さんは……』


父親は返事ができなかった。


『ねえお母さんは!?ねえ‼︎』

『そ…それは………』


その時


『ッ‼︎危ない‼︎』

『うわっ!?』


父親が覆い被さる。


『……お父さん?』


魔族が近付く。


『ハハハハハハハハ!!パパァ…ちゃんと子供を守ってやれ…よッ!?』

『ぐはっ‼︎……あがっ』


父親は思いっきり蹴飛ばされ、踏まれて動けなくなった。


『おいガキ‼︎ちゃ〜んと見てろよ?お前の大事な大事なパパが、目の前で死ぬのをよ‼︎』

『くっ……ハルト…‼︎逃げろ……‼︎』

『あ……ぁあ………』


必死に呼びかけるが、動けない。


『あ〜おもしろ。ま、もういいや』


魔族は剣を上げ


『じゃあな‼︎』


振りかぶった。

その時


『う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!』



───



プツンと、そこで途切れた。最後の一瞬、目線が高くなって、口元に火が見えた。

これで、色んなことが分かってしまった。魔族の襲撃で母親は既に殺され、父親が死んでしまうという時に、スキルが発現。だが、とても強い護るという意志と、大好きなヤマタノオロチの姿が混ざった結果…自分の家を死んでも護り続ける異形のヤマタノオロチになってしまうスキルになってしまった。そして……最後は、理性が消えた自分自身の手で、父親を殺してしまった。


「────」


もう、唖然としかできなかった。元々はただ大好きな皆の為に倒しに来ただけなのに、蓋を開ければ、戦争の被害者を殺す事だった。

ふと、我に帰る。


(…何で……これが、頭に流れて………ッ‼︎)


1つの答えに辿り着く。想いを使う夢眸(むぼう)を使っていたせいで、このヤマタノオロチ(子供)の想いも吸ってしまったのかもと。逆に、それ以外考えれなかった。

…しかしその答えは、また、別の事も分かった。


「………意識が……あるのか……?この…1年間……ずっと………?」



想いを吸えたということは、今もこのヤマタノオロチ(子供)に意識があるということだ。

ヤマタノオロチ(子供)は、ただ、見つめる。


「………ッ………‼︎」


想いを汲み、震える手で刀を握りしめ、構える。

できることは、たった1つだけだった。


「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」


叫びながら近付き

ヤマタノオロチ(子供)の首を斬った。


「────ッ‼︎」


そのまま地面へ転がり落ちる。スキルも解除した。

ゆっくりと起き上がり、四つん這いになる。


「そうか…ずっと……助けて…欲しかったんだな…ずっと…助けて……助け………」


左目を左手で抑え、うずくまり


「う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"‼︎‼︎……あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"‼︎‼︎」


泣き叫んだ。左目から流れる大粒の涙を必死に抑えつつ、色んな想いを込めて、泣き叫ぶ。

何分も、何十分も…泣き叫んだ。

毎日投稿を目指してる故に、昨日、今日の分を投稿して焦って今回描いたが……完成度とかは大丈夫だろうか……とりあえず、これが今日の分だ。

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