表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢物語:再睡  作者: 現帝 夢見隊


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/37

レオ・アルラード

今回1200文字で結構短い(これ以上何を描けばいいか分からん)。あと今更だけど、アニメくらいのスピードで読むといいかも。ほら、アニメって登場人物が喋る時結構ゆっくりで分かりやすいから。


それでは、本編どうぞ。



─3時間後─



「………うっ…」


やっとのことで家へ帰る。家の中に入り、倒れ込んだ。床は木であるため、凄く痛かった。だが、そんなのどうでもよかった。レオは弱々しく、ぬいぐるみを抱き寄せる。今できる精一杯の力で抱き締め、ふわふわなぬいぐるみの体に顔を埋める。


「ッ‼︎───‼︎」


突然さっきのことを思い出してしまい、それにつられて()1()()()()()を思い出してしまう。この1年間ずっとレオを蝕んできて、ケイソレイがレオになるきっかけにもなったもの…トラウマだ。やろうと思えば描く者(メサイアレジスター)で消し去ることができる。だが、1度もそれをしなかった。手放したくなかった。それを手放すのは、()()()()()()を手放すのと同じだったからだ。それはどうしても、嫌だった。ずっと心に残しておきたい。今でも。この先も。

レオはより抱き締めるのを強くした。離れないように。離さないように。たった1つの、心の拠り所だから。


「…大好き……大好き……大好き……大好き………」


突然大好きと間を開けて連呼する。レオ自身でも分からない。何故かとても言いたくなってしまった。もしかしたら、伝えたかったのかもしれない。今はこういう言葉を立場上送れなくなってしまった皆に、大好きだと。ちゃんと、大好きだと、伝えたかったのかもしれない。だが、今のレオにできるのは、ぬいぐるみに連呼するだけだった。強大な力はあっても、無力だった。


「…ッ……ッ………」


泣こうとする。だが、全く泣けない。夢眸(むぼう)MR(マラ)を発動できるほど気力も残っていない。ただ苦しいだけだった。壊れてしまいそうだった。もういっそのこと、壊れてしまった方が楽なのかもしれない。世界から魔王として嫌われ殺されそうになってきた。そう思うのは仕方なかった。

何せレオは、既にあの日から



──ただ、死にたかった──



死を目指してるが故に、死について考えたりして価値観が重くなった。死を目指してるが故に、その他の重圧を減らそうと思い込みで頑張った結果《描く者(メサイアレジスター)》というスキルとなった。死を目指してるが故に、現実逃避で妄想によって理想を描き続けた結果《夢眸(むぼう)》というスキルとなった。


死を目指してるが故に…ケイソレイ・ムユジクとして生きた過去を捨て、レオ・アルラードとしてこの道を歩み始めた。全て、1年前のあの日から変わってしまった。


「………ふぅー………」


息を吐き捨て、気持ちを切り替える。前から気持ちを切り替えるのは得意だった。そうせざるお得なかったから。

少しぬいぐるみを離し、目を合わせる。


「…ごめんな?いつもいつも。こんなことしてらんねぇよな」


笑顔で、そっとぬいぐるみを撫でる。


「大丈夫。お前には絶対に怪我させないから」

(………今夜、今度こそケリをつける)


また抱き締める。今度は、優しく。


「ゆっくり、おやすみ」


レオは、眠りについた。

読者にはレオがどういう子供に見えているんでしょうか。俺には分かりません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ