災厄
これを見つけてくれた方、友情戦記から見に来てくれた方、ありがとう。一応俺、友情戦記っていうのも描いてるから、よければそっちもよろしく。
クルス王国。学校や病院など様々なものが栄える国。そこから約6km離れた場所に森があり、そこに1つの家がある。彼は1人でそこに住んでいた。
(……久しぶりに行くな……はぁねむ…だる…)
「…何だよ、こんなこと思って悪いか?…なんてな」
一点を見つめて、微笑みながら言葉を放つ。彼の名はレオ・アルラード。15歳であり、久しぶりに学校へ行く。今日は始業式だ。
「………うわ、時間や。えぇ……はぁ…もうやなんだけど……やなんですけど〜〜!」
独り言を少し叫ぶ。本心だが、ふざけてる感じに言う。ふざけるのが好きで、独りの時でもよくふざけている。今は笑ってくれる人がいないが…
「お前は嫌か?俺がいなくなって嫌か!?ほほう?それってぇ…好きってことですよねー‼︎あっはっはっは‼︎……んなわけねぇだろォ‼︎」
手元にはぬいぐるみ。レオは独りの時、よく話しかけてはふざけて笑っている。もっとも、返事が来るわけではないが。
(はぁ〜……)
「んじゃ、行ってくるよ。大丈夫だって、多分昼過ぎには終わるだろうし。………」
キスをする。
「じゃ、留守番頼んだ」
ぬいぐるみへ微笑み、家を出た。
「さてと…《孤独への花束》」
レオはスキルを発動した。
性格や習慣、ある程度極めた事などのその者を表すようなものがスキルになったのをスキルと言う。スキルは突然でき、その時にそのスキルがどういう能力なのかも分かる(スキル名を付けるかは自由)。ただ、これをスキルにしようなど、任意でスキルにすることはできない(例外として、何かを頑張って得意にしたりすればできる)。レオはレオが持つスキルの内の1つ、孤独への花束の能力で耳から音楽を流し始めた。これは周りからは聞こえない。
「〜♪」
ステップを刻み、飛び、歌って音楽に乗る。幸いここは国の外だ。誰もいない。思う存分大声で歌う。そのままレオはクルス王国へ向かった。
─1時間後─
学校へ着いた。流石に歌うわけにはいかないので、音楽は流しつつも黙って新しい教室へ向かっていた。…ただ、黙っているのは他にも理由がある。
(…養豚場に来たみたいだぜ。テンション下がるなぁ〜……なんて、ふざけてる場合じゃないか)
周りの生徒や先生がレオを嫌な目で見たり、コソコソと噂話をしている。レオはこの国の…いや、世界の全てから嫌われている。別に何かやったわけじゃない。ただ1つ、単純でしょうもない理由だ。
「ねぇあれさ…」
「うん……」
ボソボソと噂話をする生徒を掻き分け、何人かの生徒が後ろからレオに近づき
「おら‼︎」
一斉にレオへゴミを投げつけた。
「ッ…」
(いった…)
孤独への花束を止める。
「あれ〜?ゴミが動いてる‼︎」
「気持ち悪〜w」
「あはははははww‼︎」
その言動につられて、周りの奴らもクスクスと笑い始めた。
レオは、伝承で災厄を引き起こす存在として語られている存在だ。だから世界から嫌われている。伝承では魔王と呼んでいるが、それぞれゴミだの畜生だの自由に呼ばれている。どうやって俺が魔王だと判断したのかなどは聞こうと思えば聞けたが聞いてない。その時には既にそんな気力も失せていた。
レオはため息を吐き、ゆっくりと後ろを振り返った。
(…話しても無駄だな…なら一方的に…)
「そうか、俺はお前らにとってはゴミだと。だからゴミにゴミを投げつけてもいいって考えだな?」
「あ?」
少し困惑を見せる生徒らを無視し、左目を瞑り、スキルを発動する。すると黒い渦が出現し、そこから多種多様な武器が生徒ら向きで出てくる。しかし、どれもボロボロだ。
「見ろよこれ、すっげぇボロボロ。もう使えないゴミで、処分に困ってたんだよ。そしたら、ゴミが自分から寄ってきて丁度よかったー」
「……おい、待」
「いやーほんと………」
右手を上げ
「よかったわ」
生徒らへ向けた。
「…は…?」
多種多様な武器は生徒らへ飛んでいく。生徒らは恐怖で動けない。
「え?待って、嘘だ、待って、やめろやめろやめろ‼︎」
「うわあああああああああ‼︎」
生徒らは怯え戸惑い、嫌でも死を覚悟した。だがその時、武器は生徒らの寸前で止まった。
「はぁ………ゴミはゴミ箱だろ。ゴミだからってゴミに投げつけねぇよ」
レオは武器を黒い渦へ仕舞い、再度孤独への花束を発動して教室へ向かった。生徒らは、耐えきれず失神し、保健室へ運ばれていった。
─数分後─
教室に着いた。
(……さて、どうなるか……)
扉を開け、教室へ入った。するとそこには
「…ん?お、レオー‼︎」
「ガリヤード…!?」
大親友がいた。
こんな感じで描いていく。早ければ2日に1話。遅いと5日に1話の投稿になりそうだけど、もしよければよろしくです。




