第4話 リナの禁断スタンプ講座!「自分強化」は危険すぎる!?
「佐藤、自分にスタンプは超危険だぞ」
リナが空中に赤文字の警告を出現させる。
自己強化スタンプ:暴走率80%
「例えば……『最強』」
試しに佐藤が――
『最強』
【スタンプ!】
――ズドン!
佐藤の体が10メートル級の筋肉巨人に変貌!
地面がガクガク揺れる!
「うおおお! 最強だあああ!」
でも、5秒後――
「うわ、重い!」
ドサッ!
筋肉が勝手に膨張し、動けなくなる!
リナがため息。
「『最強』 は定義曖昧。
世界が勝手に解釈して暴走する」
「じゃあ、安全な自己強化は?」
リナが青いスタンプを出現させる。
『攻撃力+10』
【スタンプ!】
――キラッ!
佐藤の剣に青いオーラが宿る。
ちょうどいい強化!
「数値指定がコツ。
『死』 も危険。自分に跳ね返る」
試しに敵のスライムに――
『死』
【スタンプ!】
――ポン!
スライム、即死。
でも、佐藤のHPが-1!
「うわ! 自分にも微ダメージ!?」
リナがニヤリ。
「『勝つ』 は運命改竄だから安全。
でもMP50消費」
佐藤、最後のMPで――
『勝つ』
【スタンプ!】
――キラーン!
スライム軍団、一瞬で消滅!
「チュートリアルクリア!」
リナが新しいスキルを解放。
【新スキル解放】
・色付きスタンプ(赤=攻撃/青=補助)
・音声入力モード(叫ぶと発動)
「次は実戦だ。
ダンジョン最深部に、禁断のスタンプ台帳がある」
佐藤、興奮MAX!
「『宝箱』!」
【スタンプ!】
――ガチャン!
出てきたのは空の宝箱。
リナが爆笑。
「『中身入り』 って書けって!」
【第5話へ続く】
次回:『音声入力で大暴走!「炎の竜ーーー!!」』
【ゲーム化希望!】インディー開発者さん、RPG化しませんか? X→ https://x.com/nekorovin2045
第5話 音声入力で大暴走!
「炎の竜ーーー!!」→ 街ごと燃える!?
リナの緊急スタンプで大ピンチ!




