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最終話 オンリーワンなわが家

 ある日の仕事帰り、駅の待ち合い室にチラシが設置されていた。


 スキー旅行家族パック。ウェアと板レンタル込み! と書かれている。




 これは、家族揃って行ったら絶対楽しい。


 早速チラシを持ち帰り、次の休みはみんなでスキーに行こうと提案した。


「スキーねぇ。何年もやってないから滑れるかしら」


 妻はチラシを読みながら唸る。


「行ってらっしゃい」


 息子はゲームから目を逸らさず、言外に行きたくないと言う。


「お前は行きたいよな」


「いいんじゃない?」


 娘からは普段通りの冷めた声が返ってきた。年のわりに冷静すぎて心配になる。


「よし決まりだ! みんな、来週は家族でスキーだぞ!」


 息子は嫌と言いつつ最後にはついてくるのだ。




 来るスキー当日、結局みんなは好き勝手に動く。


 なんのために一緒にきたのか。


 まあ、これがわが家なのかもしれない。




 End

ほのぼの家族の物語はこれにて完結。

ありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても読んでいてほっこりするお話でした。 それぞれが自由でまとまってないようで、それでもきっとどこにでもいそうな感じの家族のかたち。 きっと、この日本のどこかで今日もお父さんが家族に新しい…
2024/05/27 19:04 退会済み
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