第1章第2話 神様の証拠
連載の2話目です
初めて連載するので次話投稿のやり方を学びました
「あの、これって一体どういう」
「ここは人目が多すぎます……場所を変えましょう」
そういうと少女はすぐそこのカフェを指さした。
カフェのできるだけ人がいない場所をみはからって座り、俺はさっきしかけた質問をした。
「この職業欄の『神』というのは……?」
「えっと……実は神なんです、私……」
「ちょっと何言ってるか分からないっすね」思わず有名芸能人のまねをしてしまった。
「あなたが神っていう証拠はあるんですか?」
俺はだんだん落ち着きを取り戻して、この状況を面白がる余裕が出はじめていた。
よくよく考えれば神なんているはずないし、きっとこの子は現実を見ずに育ってしまっただけなんだ、つまりあれだ、厨二病ってやつだ、と俺は勝手にこの子を分析した。
「証拠……ですか。この世界で力を使うと甚大な影響が出てしまうので……代わりに何でも一つ、質問に答えます」
やっぱり厨二病かな?
「ん~そうだなぁ。じゃあさ、未来予知、やってみてよ」
俺は少し冗談めいた口調でそういった。
すると少女は少し考えながらもこう言った。
「えっと……分かりました。今から10分後にあなたの携帯が鳴ります。電話の相手はあなたの上司の竹田さん、電話の内容は『早く帰ってこい、外でご飯を食べる余裕がお前にあるのか』です」
ふっ、そんなことくらい想像でも言える。携帯がならなかったら「世界線がずれた」とでも言うつもりなんだろう。まったく、やはり……まてよこの子今「竹田」って言ったか?
「えぇ、言いましたよ」
んなっ心を読まれた……!?
いや、まさかまさかな。神なんているわけないんだし……
「いるんですよ、ここに」
……夢かな?
夢だな、さっさと起きよう。これが明晰夢ってやつか。
「夢でもないんです……」
ほっぺたをつねってみた。とても痛かった。
最後まで読んでいただきありがとうございました
一話に引き続き一気に書いてしまいました
基本的にちまちま書くのは苦手……というかあまりしないので投稿ペースもぐちゃぐちゃになりそうで怖いです笑
予約掲載とかも使いこなしたい……!!
では、またご縁がありましたら。