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~プロローグ~ 僕の名はボラコ・イストレジア、王国は狙われている






とある山奥を何台かのバスが連なって走っている。


「ギャハハハハ!」

「もー流星ちょーウケるー」


バスの中からは高校生のバカ騒ぎの声が聞こえていた。


「まったく、少しは静かにできんのか」

「会長、仕方ないですよ。修学旅行ですもの」


そう、この一団は修学旅行中の高校生が乗って居るバスで、目的地の山奥のホテルへと向かっているのだ。


「勇吾くん、ホテルに着いたら部屋に遊びに行っても良い?」

「お、やるねぇ侑希!流石ユウユウコンビはアツいですなぁ」


高校生らしい浮わついた会話が流れる中、バスはのんびり進んでゆく。


「このバスはシートが悪いね、ウチの自家用バスならもっと乗り心地良いのに」

「まァそう言うなって御曹司。その分向こうで楽しめば良いじゃねェか」


この後、このバスがある大きな事に巻き込まれるとも知らずに………


「あーっ!翔お前スキル撃つの早い!」

「何を言う、頑丈さばかり追及しおって!貴様のパーティーに足りない物を教えてやろうそれは!情ねt……」「ハイハイ分かった分かった」


最初に違和感を感じたのはバスの運転手だった。

彼はこの道を仕事で何度も送迎しており良く知っているはずなのだが、何かいつもと違う様な違和感を確かに感じていた。


「先生、生徒達を静かに出来ませんかい?ワタシはこの道を走り慣れてるんですがね?さっきからまったく対向車が来ない。事故か何かあった様ですよ。」


「いやぁ、虎葉さん。そんな事言ったら面白がって見に行こうとしそうな生徒も居るんですよ……」


「ハァ、先生も大変ですねぇ。天上院さん万が一事故現場あったらそこの先生と一緒に生徒を落ち着かせて下さいね?」


「ハイ!私は産まれついての添乗員ですから」


添乗員の天上院さんがそう言うやバスはカーブに差し掛かる。ここから少し道が険しくなるからと気合いを入れ直した際に虎葉は何かが光ったのを感じたが、そのままカーブを曲がろうとハンドルを切る、が何故かハンドルが効かずに崖の方の小さな光に吸い寄せられる様にバスが移動していく!

虎葉は咄嗟に叫んだ!


(ヤバイヤバイヤバイヤバイ)

「ガキども!シートベルト閉めて、目の前のシートにしっかり掴まれァ!」


そう叫んだ瞬間、バスはガードレールを突き破り崖から墜ちる……かに見えたが、崖のすぐ下から光るモヤのようなモノに突っ込むと大きな音を立てながらすぐに着地した。


ドギャーン!


「うわっ!」「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」「助けて助けて助けて」「死にたくない死にたくない」「アハハハハ!」「やだやだやだやだ」「死ぬ程痛いぞ?」


生徒達は思い思いに叫ぶが、そこで気付く。

崖から墜ちたにしては滞空時間が一瞬だったと、今バスの窓から見えている景色がそれまでの山奥の風景ではなく、石造りの大きな建物の中だと気付き、騒然とする。


「何だ?何が起こったんだ?」「運転手テメェ死にてぇのか!」「落ち着いてください!皆さん!」「ここは……?」「知っているのか雷電!」


運転手に詰め寄る者、周囲を落ち着かせようとする者、パニックになる者などでバスの中が騒然とした時、窓の向こうから落ち着いた、包み込むようなイケボで超イケメンの男が語り掛けてきた。


「皆様、初めまして。私は、イストレジア王国の第一王子、ボラコ・イストレジアと申します。どうかその鉄の馬車から降りて私の話を聞いて下さい。」


そう言ってイケメンは降車を促す。しかし、明らかな異常事態にまずは先生が話を付けると、「真辺 教四郎」はボラコと名乗ったきらびやかな男の前に立つ。


「私は真辺 教四郎と言う者だ。このバスの生徒の引率をしている。あなた方は一体何者で此処は何処なんですか?」


「ここはイストレジア王国の大神殿、あなた方の中に聖騎士はいらっしゃいませんか?私達は時空を越え聖騎士の素質を持つ物を探しています。」

初めまして!ウォルラックスと言います。

実は小説投稿は“ほぼ”初めてですが、しっかり続けて書ける様に頑張りたいなぁと思ってますのでひとつよろしくお願いします。


決して作者の作品欄を見ることの無きよう

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